親子間モラルハラスメントの連鎖

2015年4月13日

親子間モラルハラスメントの連鎖

FROM:親子関係カウンセラー 川島崇照

 

 

自分が子どもの頃に、親からされて嫌だったことなのに、、、

 

  • 頭や顔を叩かれる
  • 怒鳴りつけられる
  • お姉ちゃん(お兄ちゃん)なんだから「我慢しなさい」と言われる

 

子どもにとって毒になる親たちは、それを「教育」だと思ってやってきたと思います。

 

  • 失敗しない大人になってほしい。
  • 人に迷惑をかけない人になってほしい。
  • 兄弟の面倒を見る、思いやりのある人になってほしい。

 

そんな思いで「厳しく育てる」という行動に出ていたのかもしれません。

 

子どもは、親の言葉よりも行動を見て学ぶ

しかし、そうやって育てられた子ども達が大人になり、家庭を持ち、子育てをする時になるといろいろな問題が浮かび上がってきます。

それは、親にされて嫌だったことを、自分の子どもに繰り返してしまうということです。

確かに親からされてきたことは「教育」でした。

でも少し違ったのは、親の価値観に合う子どもにするための「教育」だったということです。

そして、子ども達がその教育から学び取ったのは、「叱り方」や「操作方法」、「曲がった価値観」などです。

 

  • 叱るときは叩く
  • コントロールしようとして怒鳴る
  • 「兄、姉は我慢するべき」ととっさに考える

 

いつも目の前に怒っている親がいたら、、、

怒りを感じる場面、怒りの表現方法など、似てくるのもしようがないことなのかもしれません。

こうして、大人になった子ども達は、また自分たちの子どもに同じことを繰り返してしまいます。

さらに、ふと振り返っては、同じ叱り方をしている自分を感じ、過去の体験がフラッシュバックしてきて、すっかり落ち込んでしまうということを繰り返してしまいます。

 

叱るときは『冷静』と『論理的』を大切に

叱るときは、子ども達に叱られる理由を話し、しっかりと納得してもらわなければなりません。

怒鳴る、叩く、一方的に言いつけるは、怒りの感情から出てくることが多いのです。

「叱る」と「怒る」はまったく別物です。

子どもは怒る親の顔を見た途端、恐怖を感じるでしょう。

恐怖を感じると脳は外からの情報を遮断しようとします。

 

そんなときの子どもは「怒られたくない」と思います。

「怒られたくない」から親の言うことに従います。

しかし、それは納得している状態とは違います。

子どもがなんど言っても同じ過ちを繰り返すのは、親が「恐怖」で従わせているからかもしれません。

大切なことは『冷静』と『論理的』に親の言葉を伝えていくことです。

 

『冷静』に『論理的』に伝え、悪習慣を子どもに渡さないようにする方法

「叱る」が「怒る」にならないようにする大切な3つのポイントです。

 

  • 目を見て冷静に話をする
  • なぜ叱られているのかを具体的に伝える
  • 子どもの言い分もちゃんと聴く

 

子どもが納得していれば行動も素早く変わっていくでしょう。

そして、このかかわり方ができていれば子ども自身も自分で考え、決断し、行動していけるようになっていきます。

子どもの自信を育み、自立を促すためのかかわり方です。


Posted by おとなの親子関係相談所 at 11:24 / コラム

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