親が暴力を振るってきたときに、忘れてはいけない3つの自分の守り方

2015年9月7日

親が暴力を振るってきたときに、忘れてはいけない3つの自分の守り方
FROM:親子関係カウンセラー川島崇照(かわしまたかあき)

 

 

意外と知らない暴力の真実

「暴力」と聞くと、まず殴る、蹴るといった行為が思いつくでしょう。

しかし、これは多くの暴力行為の中のわかりやすい部分だけです。

暴力には相手に恐怖心を与える行為も含まれています。

 

わかりやすい例(直接的暴力)

殴る / 蹴る / 頭を叩く、げんこつ打ちする(軽くても) / 竹刀、ものさし等の棒のようなもので体を叩く / つねる / 突き飛ばす / 髪をひっぱる...

 

わかりにくい例(間接的暴力)

大声を出す / テーブルをひっくり返す / 物を投げつける / 物を壊す / 暴力を見せつける / 壁をドンドンと叩く / 廊下を歩くときわざとドスドスと音を立てる / ドアをバタン!とおもいきり閉める...

 
いつも竹刀で叩かれていたあなたは、親が竹刀を手に取っただけで震え上がってしまうでしょう。

親が拳を握った姿を見ただけでも体は硬直し、声も発せないほどに反応してしまう方もいらっしゃいます。

「殴られたことがないから暴力を受けたことがない」と思い込んでいる方も多く、
実は自分が暴力被害者だったということを知ってびっくりする方も少なくありません。

 

暴力は体に触れる直接的なことばかりではありません。

むしろ、間接的暴力の被害者のほうが多いのではないでしょうか。

 

暴力を振るう親への3つの対処方法

 

1.「暴力はやめて!」とはっきり言う(相手の批判ではなく、自分の気持ちを言う)

暴力を受けたときは、はっきりと「NO」「STOP」と意思表示しましょう。

暴力を振るっている最中、人は自分がどんなにヒドイことをしているか認識していないものです。
極度の興奮状態にありますから、相手のことなど考えられない状態です。

そんなときは、はっきりと「暴力はやめて!」と言いましょう。

暴力癖を改善していくためには、
まず本人が暴力を振るっていることを認識しなければなりません。

あなたの「暴力は受け入れない」という意思表示が大切です。

 

2.怒鳴られたり、暴力を振るわれそうなときははその場を離れて身の安全を確保する

身の危険を感じたらすぐに逃げましょう。

暴力はあなたの心に「恐怖心」を植え付けます。

小さい頃から暴力を受けていた人ほど恐怖心の度合いは強いでしょう。

怒った顔を見ると、過去にされた行為を思い出してしまい、
身がすくんでしまうかもしれません。

緊張で体が硬直してしまい、「やめて!」と言えないときもあるでしょう。
また言えたとしても、意に介さず暴力を振るってくる親もいるでしょう。

そんなときは、逃げて身を守るのことが最優先です。
誰かに助けを求めてもいいです。

もし、親から逃げるこを否定されたり、さらにひどいことを言われても取り合う必要はありません。

暴力はどんな理由があろうとも許されるものではありません。
暴力は犯罪なのです。警察に通報してもいいのです。

 

3.暴力を受けていることを誰かに相談する

ひとりで解決しようとせず、誰かに相談してみましょう。

親は暴力を振るいながらも自分の正当性を言ってくるかもしれません。
「お前が悪いからだ」「お前のためを思ってやっているんだ」なんて言葉を聞けば迷いが生じてしまいます。
頭では嫌だと思っていても、体が反応しないこともあります。

ですから、カウンセラーや弁護士などの専門家に相談したり、
あるいは、話をわかってくれそうな知人に打ち明けてみてください。

つらい気持ちを分かち合える理解者を増やしていきましょう。
そうすることで、あなたは自分の考えに納得しながら行動できるようになるはずです。

 

暴力を振るう親は感情がコントロールができない

暴力を振るう親は「感情をコントロールできない親」です。

怒らない人間などはこの世に存在しませんが、
怒りの感情をコントロールできない人間は存在します。

そして、その怒りの感情が「暴力」に結びついてしまっている状態です。

 

親も最初から暴力を振るっていたのではないと思います。

ある日何かのキッカケで手が出てしまったのかもしれません。
それがだんだんとエスカレートしていったのかもしれません。

 

人は怒る頻度が多いほど平静な自分を保てなくなっていきます。

慣れ過ぎてしまって、小さなキッカケでさえ怒りにつながり、
そして暴力に発展していきます。

 

暴力を受け入れてはいけません。
怖くて受け入れてしまうというパターンを変えていくことが大切です。

「やめて!」「逃げる」「相談する」
この3つのポイントを忘れなずに自分の体と心を守りましょう。

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 20:22 / コラム

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