『親が重いのに罪悪感で離れられない』まず最初に疑うべきこととは?

2015年9月20日

「親が重いのに罪悪感でつらい」と感じたとき、まず最初に疑うべきこととは?
FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

あなたは親と一緒にいる時間がつらいのに、逆に近づこうとしていませんか?

気持ちとは裏腹の行動をして、心に問題を抱えている親との関係をより深くしていませんか?

 

●本当は嫌だけどいつも親の言うことに従っている

●自由に行動しようとすると親を裏切っているようで後ろめたい気持ちになる

●不機嫌になってしまうので母の愚痴を我慢して聞いている

 

このように、本当はしたくないことなに、
気持ちと裏腹の行動をとっている状態は《共依存》の可能性が高いでしょう。

 

《共依存とは?》
共依存の人は、自分の感覚や気持ちを大切にしたり、自分が抱えている問題に向き合うよりも、配偶者、親族、恋人、友人などの問題にばかりに気を向けてその問題の後始末にのめり込んでしまいます。
相手の成功や失敗が自分事のように感じられ、その人の責任を肩代わりしてしまったりすることもあります。
また、大きな期待をして、いつも相手を変えようと躍起になっていることもあるでしょう。
結果、自分も相手も現在の困った状況を解決していく事ができなくなっていきます。
困った状況はいつまでも続きますし、さらに深みに嵌っていくようになります。

 

共依存のしくみ

親は子どもに依存します。
そして、子どもは依存されていることに依存します。

●私が離れると親はさみしいから…

●私がしてあげないと親は何もできないから…

●私が家の事をしないと誰もする人がいないから…

これは、、、

親の依存を許し、親の身代わりになって、親の責任を肩代わりしている状態です。
自分の気持ちよりも親の気持ちを優先していると、心に不健全さを持っている親は、あなたにどんどん依存してくるようになります。

 

●こちらの予定はおかまいなしで押しかけてくるようになる
●ストレス発散のために誰かの愚痴嫌味をいつも聞かせるようになる
●仕事で忙しいのに買い物に連れて行けと駄々をこねるようになる
●お金がないから仕送りをしろと言うようになる(生活はそんなに苦しくないのに)

 

子どもがそれを拒否すれば、「親を見捨てるのか…」「親が困っているのに…」という言葉で否定するかもしれません。

否定の言葉が日々繰り返されていくと、子どもは罪悪感でいっぱいになって身動きできなくなってしまいます。

これは自分を正当化するために相手を否定する依存的な親の常套句です。

 

親と心の距離を取り、もたれ合いの関係から脱出する方法

 

親と心の距離を取り、共依存の関係から脱出する方法を紹介します。

それは、 「勇気を持って見捨てる」です。

親は依存する相手がいることで自立ができないのです。
心が自立できていないので、自分以外の誰かに頼ろうとするのです。

では、「見捨てる」というのは具体的に何をすればいいのか?

それは、、、「何もしない」ということです。

 

親が自分の都合を押し付けてきた時ははっきりと断る
お金や食事など、世話を要求されても受け入れない
傷つくことを言われても、怒りだしても、それでも毅然と断る
罪悪感を感じるかもしれませんが、それは親があなたの罪悪感のツボを知っているからです。

そんな不健全なことには一切反応しないでください。

あなたが断り続ければ、親は依存する相手を失います。
もし、依存できる相手がいなくなったらどうなるでしょう?

●親はストレスの処理を自分でしなければなりません。
●親は生きていくためには必要なことは自分でやるしかありません。

「勇気を持って見捨てる」とは、
あなたが〈親が依存できる相手〉をやめるということです。

 

見捨てるは、助ける

見捨てることに罪悪感を感じたときは、こう考えてください。

「見捨てるのは、助ける」、だと。

 

親が依存するのは依存できる相手がいるからです。

親が自立した人になったら素晴らしくないですか?

自分で家のことをするようになるかもしれません。
働きに出て自分で生活を維持していけるようになるかもしれません。

 

あなたが毅然とした態度を取り、親との間に境界線を引いて「見捨てる」ことは、親本人が自立するということです。

もし親が自立した人になることができれば、そこから親の人生がはじまるでしょう。そして同時にあなたの人生もはじまります。

これは、あなたが本来あるべき親子関係の姿を取り戻すということです。

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 16:51 / コラム

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