親から逃げたいときに感じる3つのブレーキ

2015年11月20日

親から逃げたいときに感じる3つのブレーキ
From:親子関係カウンセラー川島崇照(かわしまたかあき)

 

 

親から離れられなくなっている人が持つ「心のブレーキ」

あなたが親と逃げたいと思うとき、周囲の批判を恐れて心にブレーキがかかることはありませんか?

今回は親と距離を取っていきたいと思っている方が感じてしまう「3つの心のブレーキ」について解説します。

これまでにあった実際のご相談から多くあったパターンを紹介します。

 

1.兄弟姉妹からの非難を気にしてブレーキがかかる

多くの方は親から離れようとするときに「周囲から非難されるかもしれない」と不安を抱きます。

そして、非難してきそうな相手でいちばん最初に思い浮かべるのは「あなたの兄弟姉妹」ではないでしょうか。

心に不健全さのある親は、子どもたち兄弟姉妹のなかで冷遇する子と優遇する子に分けて差別していたり、あるいは、誰かひとりをターゲットにして日頃のストレスを解消していたなんてことはよくあるケースです。

そんなとき、あなたが持つ親の印象と他の兄弟姉妹が持つ親の印象はまったく違うものになることも多く、親に良い印象を持っている兄弟姉妹が離れようとするあなたを一斉に批判してくることもあります。

 

2.親戚からの非難を気にしてブレーキがかかる

次に予測されるのが親戚の非難です。

特に地方部に住んでいる方ほどこの傾向は強いでしょう。

親戚一同が狭い地域に暮らしていることも普通にあります。

 

親戚が一斉に攻撃してくることもあるでしょう。

ですから「親と離れたら自分はこの土地で生きていけない」と感じてしまい二の足を踏んでしまいます。

 

3.近所や知り合いからの非難を気にしてブレーキがかかる

これも地方部にお住みの方に多いでしょう。

地方部はコミュティの規模は小さいですが近所のつながりがとても強い場合があります。

「親を捨てたと言われるのではないか?」と不安を感じることもあるでしょう。

出かけるときに「知り合いはいないか?」といつもキョロキョロしてしまって疲れるという方もいらっしゃいました。

 

兄弟姉妹、親戚、近所の知り合いの非難から自分を守る

 

周囲の非難を恐れて自分の気持ちを我慢していてもあなたの人生は前進していきません。

『相手の考えは相手のもの/私の考えは私のもの』というふうに、考えや感じ方、価値観はまったく別なんだということを意識していくことがあなたの新しい人生をスタートさせるために重要になってきます。

 

そんなときにあなたが持てる考え方は下の3つです。

この3つの考え方で相手と自分との間に心の境界線を引いていきましょう。

 

正しい知識を持たない兄弟姉妹、親戚、近所の知り合いに親から傷つけられたことを理解させようとしなくていい

親子関係の悩みは、それを経験していない人には理解されにくいものです。

しかしそれもしょうがないことです。

相手は自分が育ってきた親子関係しか知らないからです。

 

理解してもらおうと事細かに説明しても否定されるばかりかもしれません。

「あなたの勘違いでしょ」などと言われては、また心が傷付いてしまいます。

実際にあったことを真実として告げることは間違いではありません。

しかし、理解させたいと思って伝えても相手に批判の材料を与えているだけかもしれません。

 

親の体裁を整えた部分だけしか知らない兄弟姉妹、親戚、近所の知り合いに何を言われようが気にしなくていい

親類縁者は親から離れたあなたに「良かれ」と思って仲裁やアドバイスを提案してくるかもしれません。

●何でもっと親の気持ちをわかってやれないんだ!

●私が中にはいってあげるからもう一度親とよく話さないか?

●親はあなたのことを愛しているからだよ
こんなふうに言ってあなたの決断を惑わしてくるかもしれません。

しかし、あなたの心の痛みはあなたが一番良く知っています。

あなたは感じる気持ちに正直に行動してもいいのです。

 

兄弟姉妹、親戚、近所の知り合いに何と言われようとも自分が傷つけられたことに間違いはない

健全な親に育てられた人ほど「親のせいにするな」とあなたを非難するかもしれません。

人は自分が育ってきた親子関係を他人にも投影しやすいのものです。

そんなとき、あなたは「もしかしたら自分のほうが間違っているのではないか、、、」と感じて不安になっていないでしょうか。

しかし、だからといってあなたが親から心傷つけられた事実が無かったということにはなりません。

それは間違いなく存在したのです。

 

 

周囲の非難を恐れて本当の気持ちを見過ごしているとどんどんつらくなります。

一緒にいて気が重くなったり、つらい気持ちを感じてしまう相手との関係が自分にとってどれだけマイナスなことかを考えてみましょう。

 

あなたには一緒にいてつらくなる人と離れる権利があります。

あなたには非難する人たちから離れてもいい権利があります。


Posted by おとなの親子関係相談所 at 17:57 / コラム

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