[相談事例]精神的に未熟な親を変えることはできますか?

2015年11月25日

kodomo_miseijuku_1

親子関係カウンセラー川島崇照(かわしまたかあき)

 

きょうはこれまでに実際にあったご相談の事例を紹介いたします。
※これは公開OKなご相談事例です。
※個人が特定されないように内容は多少改変しています。

 

私の母親はダメな母親の典型です。

女性の相談

こんにちは、Rです。

私の母親はダメな母親の典型です。
まずは言葉遣い...完璧に男です。

「お前なんで出来ねーよー↑(子供みたいにあっかんべーをしながら..)
あっ、これうまい!!よいしょ、飯、食ねーのかよ!!食うのか?食わないのか?どっちだよ?..」

まったく女性らしさが見えません。
いくら年をとっている(62歳です)といっても性別は女なので死ぬまで女性らしく、
言葉遣いや行動・態度..女であることを意識してほしいです。

でも、私がそういう言葉を使うと注意をするんです。
いったいどういう基準なんでしょうか?自分はokで私は使っちゃ駄目なんて..
だったら自分が言葉を直したらどうなんでしょうか?

喧嘩をしたときも大声で子供みたいに騒いで、聞いてもくれません(うるさい!!うるさい!!黙れ!!あーそうですかー!!!など言って聞きません)

まるで自分のいってる事が正しいみたいに...
こんな母親と一緒に同居してるせいか言葉が似てきたらしいです。

私はこんな子供っぽくてでバカな人と居たくありません。
早く離れて一緒に同棲したい男性も居るのでそっちに行きたいです。

母親が言うには私は性格が悪いとか・化粧をすればするほどブスだとか言うのですがそれは元々親が性格が悪いからそうなったんだと、思います。

子供は親の背中を見て育つので、
こんな子供の育て方もしらない人が親だったら必ず性格ブスになると思います。

まずは母親が性格や言葉・今までの態度を見直す必要があると思いますが、聞き入れません!!!絶対に!!!
何せ精神的に子供なのでどういっても駄目なんです。

どうしたらいいでしょうか?
世の中にはもう少し女性らしい人たちはたくさん居ます..
おそらく私の母親よりはずっとマシだと思います。

行動も男っぽいです。食べ方・笑い方・服の好み...回りと比べたくはありませんが、周りの女性にくべたら男です。

リビングや各部屋全体汚いです!!おそらく片づけが出来ないのでしょう。
やる気がないとかいって各部屋を綺麗にしません。

綺麗にすれば女らしさもあるし、掃除も楽なのに’’今やろう’’という気は見られません。
確かに年を取れば面倒くさいのは分かります。
でも、もう少し’’自分は死ぬまで女’’ということを意識して部屋を綺麗にしてほしいです。

態度は行動にさらに拍車がかかった感じでひどいです。(特に喧嘩をした後は最悪です..どこのワガママな子供が居るのかなと思うくらいです)

いい加減大人の対応をしてほしいくらいですが、こういう態度を取るということはおそらく小さいときから精神が成長してないんでしょうか?
60歳過ぎて今更態度や言葉遣いを改めて自分の子供に対する接し方を考えさせる方法はあるんでしょうか?

母親はこんな感じです→精神的子供・ワガママ・自分が正しい・心配性・同じことを何度も言う・寝るまでくだらないことを話す・喧嘩したらスリッパを私に向かって投げる・ワンちゃんが居るため余計子供みたいな言葉で話してる・小言が多い・私をバカにしてる・他人を羨んでいる・やたら厳しく叱る・私がマイペースなので余計な手出しをしてくる・プライバシーなし!!!!

親らしく否定ばかりしないで子供のすることを素直に受け入れて、肯定することもいいと思います。
まぁ、それが出来ないのが母親なんですが...どうしたら素直に聞いてくれて肯定してくれるようになりますか?

最悪です...

いろいろ書きましたが、アドバイス宜しくお願いします。

 

精神年齢の低い母親です。

kawashimatakaaki1_4

Rさん

はじめまして
おとなの親子関係相談所
親子関係カウンセラーの川島です。
ご相談ありがとうございます。

62歳の母親の言葉遣いや行動が男っぽく、
さらに、性格はまるでワガママな子どものようだということでしたね。

読ませていただいて、確かに子供っぽいところが伺えました。

「小さいときから精神が成長してないんでしょうか?」とRさんが感じられているとおり、何かの影響で精神が自己中心的な段階で留まってしまい、そのご成長が著しく遅くなるか、止まってしまうというケースがあります。

この「何かの影響」というのは、その人が子ども時代に精神的、身体的虐待を経験しているようなときです。
子どもは親からの愛情を受け取り、「自分は愛されているんだ」という感情を覚えます。
そうすることで「自分は自分であっていい」という自己肯定感を養っていくことができます。

精神を成長させていくためにはこの自己肯定感がとても大切です。
いわゆる自信にもつながりますし、自信があれば、自分と他者との違いを認めることもできます。

もし、この感覚が養われなかったということであれば、
子ども時代の自己中心的な段階から未だ成長できていない可能性もあるでしょう。

母親のそのまた親も同じように未熟な人でワガママだったのかもしれません。
いつも自分のことばかりで子どもの気持ちなど二の次だったのかもしれません。
これだって十分に精神的虐待に入ります。

Rさんも感じていらっしゃるように、
母親は粗野な態度をとったり、相手の気持ちを察することなく傷つくことを言ったり、
ワガママで傍若無人にふるまったりするのは「精神成長がストップした未熟な親」の典型例です。

心配されるかもしれないのでお伝えします。

母親が精神的に未熟だからといってRさんもそうなるとは限りません。
こういった親のもとで育った子どもは逆に大人びてしまうこともあります。
子どもが親代わりになって身の回りを世話しているなんていうケースも多くあります。

 

精神成長が止まった未熟な親の特徴

否定的なことを言ったり、ワガママな態度をとるのは、
「自分は正しい」「間違っていない」と一生懸命に主張している事も考えられます。
また、自分の持っているコンプレックスを隠すために子どもに押し付けていることもあるでしょう。

でも、私がそういう言葉を使うと注意をするんです。
いったいどういう基準なんでしょうか?自分はokで子供は使っちゃ駄目なんてだったら自分が言葉を直したらどうなんでしょうか?

こういった未熟な親にルールや基準はありません。
その時の気分でコロコロと変わりますから。

 

リビングや各部屋全体汚いです!!おそらく片づけが出来ないのでしょう。
やる気がないとかいって各部屋を綺麗にしません。

 

家の中が汚いという特徴があるのが未熟なタイプです。
自分に興味のあるものなどには集中できるのですが、それ以外は気持ちが向かないのですね。

 

彼女が言うには私は性格が悪いとか・化粧をすればするほどブスだとか言うのですがそれは元々親が性格が悪いからそうなったんだと、思います。
子供は親の背中を見て育つので、こんな子供の育て方もしらない人が親だったら必ず性格ブスになると思います。

 

未熟な方は、自己と他者の境界線を引くことが苦手です。
相手に配慮することができず、思ったことをストレートに言ってしまいます。

 

実際にRさんのお顔立ちがどうかということではなく、母のコンプレックスで言っている場合もあるでしょう。
母は自分の顔立ちにコンプレックスを持っていて、その穴埋めとしてRさんをバカにして気持ちを保っているのかもしれませんね。

 

親を変えようとすることはデメリット満載

親が「親」になりきれておらず、
子どもと競ったり、争ったりするのです。

 

親らしく否定ばかりしないで子供のすることを素直に受け入れて、肯定することもいいと思います。
まぁ、それが出来ないのが母親なんですが...どうしたら素直に聞いてくれて肯定してくれるようになりますか?

 

確かに素直に聞き入れて、肯定してくれたら子どもの立場からしても嬉しいですよね。

しかし、そもそも自分のことしか考えられない母親です。
Rさんのお気持ちを察したり、Rさんの価値観を受け入れることができなかった母親です。

もし、基本的に子どもの気持ちを考えられる母親であったならば、
これまでもたくさんのチャンスがあったことでしょう。

Rさんもこれまで悲痛な訴えをしてきたのでしょうし、
それなのに気持ちにじっくりと耳を傾けるということができなかったのではないでしょうか。

言ってわかる親であればもうすでに変わっていると考えます。
しかし、そうできない親だからこそRさんはお辛いのですよね。

 

大切なことは、親を変えようとしないことです。

大切なことは、親を変えようとしないことです。
変わらない親を無理に変えようとしてもRさんが消耗していくだけです。

母親が変わるには、母親自身が気付かなければなりません。
そして自らが変わろうと思わないかぎり変わることはありません。

他人を変えようとすることは、
Rさんの貴重な時間や精神力をつぎ込んで勝つ見込みのないギャンブルをしているようなものです。

メリットはほんのわずかかもしれないのに、デメリットは確実に満載です。
一緒にいてつらくなる母親との生活と、
これから一緒に暮らしたいと思っている方との生活と、
どちらの人生がRさんの人生を輝かせてくれますか?

Rさんの人生はRさんのものであり他の誰のものでもないはずです。
Rさんの幸せはRさんが創らなくてはなりません。

これまで母に捧げていた貴重な時間と精神力を今度は自分のために使ってみてください。
そして、自分が幸せになるために人生を前に進めてみてはいかがでしょうか。

 

親子関係カウンセラー
川島崇照


Posted by おとなの親子関係相談所 at 14:02 / ご相談事例

つらい親子関係・対人関係の問題のお悩み相談