〈共依存のチェックリスト〉あなたが親と離れられない理由

2015年12月11日

 

〈共依存のチェックリスト〉あなたが親と離れられない理由

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照(かわしまたかあき)

 

 

もし、あなたが親と離れたい気持ちがあるのに

そうすることに申し訳ない気落ちでいっぱいになって抵抗を感じているなら、、、

もし、あなたが親と離れたい気持ちがあるのに

いつも親に喜んでもらおうとしたり、親に理解してもらいたいと思って近づいているなら、、、

そんなあなたは、親と共依存の状態 になっているかもしれません。
 

【共依存とは?】

共依存の人は、自分の感覚や気持ちを大切にしたり、自分が抱えている問題に向き合うよりも、配偶者、親族、恋人、友人などの問題にばかりに気を向けてその問題の後始末にのめり込んでしまいます。相手の成功や失敗が自分事のように感じられ、その人の責任を肩代わりしてしまったりすることもあります。また、大きな期待をして、いつも相手を変えようと躍起になっていることもあります。結果、自分も相手も現在の困った状況を解決していく事ができなくなっていきます。困った状況はいつまでも続きますし、さらに深みにはまっていくようになるでしょう。

 

共依存は、相手にのめり込みやすい関係

 

共依存とは病気などではなく、嗜癖(しへき)と言って、「のめり込みやすい傾向がある」というものです。

親子で共依存になっている場合は、関係がつらくても離れることに罪悪感を感じてしまうことがあります。

本当は離れたいのに、気持ちとは裏腹に親の不健全さを受け入れ続けます。

また、親を変えようと躍起になってしまうことがあります。

お互いに自分の正当性を相手にわからせようとして、いつも争っているかもしれません。

 

相手に大きな期待を抱き続けている場合も多いでしょう。

「いつか理解してくれるはず」「いつか変わってくれるはず」と考えしまいます。

ですが、その思いはかなわず、いつも落胆してしまいます。

 

親子間の共依存は、本人もなかなか気づかないでしょう。

これは、「親は親、私は私」というプライバシーラインが引かれていないか、

または、それがとても薄いことからおこる感覚です。

 

あなたの共依存状態をチェック

 

[チェック]じぶんが共依存状態なのか調べてみましょう

●自分の気持ちを犠牲にして相手にあわせたりする。●自分よりも相手の気持ちを優先する。

●いつも誰かの世話をしている。

●相手にどう思われるかで自分の意見や行動をかえる。

●気づくと争いに巻き込まれていたり、仲裁をしていたりする。

●誰かに許可してもらわないと不安になる。

●切り捨てられる、取り残されるという漠然とした不安がある。

●自分に自信が無く、依存心が強い。

●ひとつのことに囚われやすく、広い視野が持てない。

●相手の問題を自分のことのように感じてしまう。

●相手の問題解決に必死になったり責任を肩代わりしていることがある。

●自分と相手の距離感がわからずよく失敗してしまう。

●周囲に問題が起こると「自分が悪いのではないか」と責任を感じる。

●本当はいっぱいいっぱいなのに頼みごとを断れず、引き受けてしまう。

●責任感が強すぎて余裕がもてない。

●抱えきれないほどの仕事があっても周囲に「助けて」と言えない。

●自分は被害者だという意識が強い。

●周囲の気持ちを先読みして翻弄されてしまうことがある。

●視野が狭く、自分と相手の違いが受け入れられない。

 

あなたはいくつのチェックが入りましたか?

5個以上のチェックが入った方は共依存の状態になっている可能性が高いでしょう。

 

共依存から脱出する

 

共依存の状態から脱出するためのポイントを紹介します。

 

1.共依存だと自覚する

まずは自分が親と共依存の状態であることを自覚しましょう。

共依存が自然と解消するということはほとんどありません。
それどころか悪化していくことが多いものです。

チェックリストで5つ以上のチェックが入った方は、
自分が共依存者だと認識してもよいでしょう。

あなたは無意識のうちに親の支配を受け入れているかもしれません。
自覚して苦しい状態を変えていこうとすることが大切です。

 

2.共依存を理解する

共依存が自分に与える影響を理解しましょう。

あなたが依存を受け入れている限り、
親は自立していきません。

依存を受け入れてくれるあなたがいるからこそ
あなたに依存するのです。

親があなたに、、、

×何でもあなたのせいにしている
×怒りちらして感情をぶつけている
×自分を弱々しく見せてあなたに世話をさせようとする

これぜんぶ依存です。

そしてあなたが、、、

×自分が悪いと思って我慢する
×怒らせたくないと謝る
×世話をしないと親を裏切っているような感覚になるので仕方なく世話する
こんなことをしていたら共依存の完成です。
そしてまた親はあなたに依存します。
それはあなたが依存を受け入れてくれるからです。

 

3.依存者と離れる

共依存はあなたひとりだけで成立するものではありません。
心に問題を抱えている親の存在があって成立しているのです。

自分が親と共依存の状態であることがわかって、
その状態を解消したいと考えるなら素直に離れましょう。

物理的な距離として離れる方法もあります。
その際は、会わない、連絡しない、など交流頻度を減らしていくのです。

心の距離として離れる方法もあります。
その際は、親には一人で生きていける力が備わっていると考えて助けないようにしましょう。

そして、これまで親に捧げてきた時間や労力を自分のために使いましょう。
親の人生は親に任せて、自分の人生を良くすることを考えましょう。

 

親の共依存の関係になっていると人生が前に進んでいきません。

前に進むどころか、後退していきます。

 

人生は有限です。

貴重な人生の時間をこのまま親に捧げ続けますか?

それとも、親と離れて自由な人生を歩みますか?

どのように生きるかはあなた自身が決めていいのです。

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 17:58 / コラム

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