毒親の特徴4つとあなたが今でも脱出できない2つの原因

2016年3月23日

毒親の特徴4つと今でも脱出できない2つの原因

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

 

なぜ、親は『毒親』になったのか、、、

あなたはその理由を考えてみたことがありますか?

 

理由は親によってさまざまですが、
多くは親自身がそのまたうえの親から心傷つけられています。

その影響で心の自立を果たせていなかったり、
ストレスを抱え込んでいて感情のコントロールができていないからです。

 

『毒親』になってしまった親は自分たちにとって都合の良い環境をつくろうとします。

あなたとのあいだに主従関係をつくり、いつまでもあなたをコントロールしようとします。

そしてその状態をいつまでも保とうとしてあなたの心を傷つけて力を奪おうとします。

 

それが当たり前の環境で育ったあなたもいつしか親子関係が苦しいと気づくでしょう。

そして、離れようとしたり、逃げようとしたりすれば、またさらに傷つけてきます。

いつまでもあなたを非力な状態にしておき、従順な存在にしておきたいと無意識に感じて行動しています。

 

毒親の4つの特徴

毒親がもつ代表的な4つの特徴を解説します。

この他にもさまざまなものがありますが、多くの毒親に共通する基本的特徴からおさえておきましょう。

[特徴1]低い自立心と高い依存心の持ち主

通常、親ともなれば子どもを保護しようとする責任感を持つものです。

これは心が自立したひとりの立派な大人であれば自然と出てくる感覚です。

 

しかし、不健全さを持つ親は心が自立していません。

『親』としてのカタチはありますが、心が『親』になりきれていないのです。

自分勝手でわがままで、嫌味や悪口が多く、いつも他人のせいにして努力することがありません。

自分よりも弱い立場のメンバーに責任を押し付けたり、自分の役割を肩代わりさせようとしたりと、いつも誰かに依存します。

 

心が自立していない親は実はとても多く、子どもの心を傷つける毒親のほとんどが該当するのではないでしょうか。

 

[特徴2]自分の心の問題に向き合えずに逃げる

あなたは一方の親から心を傷つけられているのに、もう一方の親から助けてもらえなかったという経験はありませんか?

また、一方の親にもう一方の親が加担して両親二人で傷つけられてきたということはありませんでしたか?

例えば、暴力を振るう父親におびえて従順になる母親という構図が多いと思います。逆らうと暴力を振るわれるので父親と一緒になってあなたを傷つけていたかもしれません。

もちろん、その逆で母親が非常にヒステリックな性格で、あなたのことを激しくののしっているのに、それを父親が見て見ぬふりをしていたなんてこともあるかもしれません。

 

本来、『親』とは子どもを守るべき存在です。

しかし、『子どもを守ろうとすれば自分にも危害を加えられるのではないか?』という強者メンバーへの恐怖心であったり、強者メンバーから与えられたストレスを自分よりも弱い立場の家族メンバーで解消しようとしていると、家庭のなかで虐待の連鎖が起こります。

虐待は、水が高いところから低いところへ流れるように、立場の強いメンバーから弱いメンバーへと連鎖していきます。

親は夫婦の関係や自分の心の問題に向き合えず、解決することから逃げているのです。

 

[特徴3]親の親から毒をコピーしている

子どもは教えられたことよりも親がしていることを見て学びます。

親だって同じです。親が子ども時代にそのまた上の親がしていたことを見て学んでしまったのです。

 

怒りの爆発がよくあった家庭では、『怒り方』を学びます。

過干渉があった家庭では『子どもはコントロールするもの』という考え方を学びます。

親の不健全さを見抜けず、自分がされたことをそのままコピーしてしまったのです。

そして今、親になってあなたに同じことを疑いもなくしているのかもしれません。

ある意味、あなたの親は被害者なのかもしれません。

 

しかし、親もそのまた上の親の不健全さに気づけるチャンスはいくらでもあったはずです。

あなたが気づいたように、親にもそのチャンスはありました。

それなのに、親はされて嫌だったことをあなたにしているのです。

 

親は行動を起こさなかったのかもしれません。

そのまた上の親から自立しようとしなかったのかもしれません。

 

[特徴4]愛情が感じられない家庭環境で育った人

間接的に心を傷つけるような家庭で育ったというケースもあります。

例えば、
、、こんな事例が見られます。

 

●親が仕事で多忙でふれあう機会が十分に持てず愛情を感じることができなかった

●親が病気がちで不在でいつもさみしい思いをしていた

●両親の離婚を経験して大きなショックを感じた

●親が借金で転居を繰り返し、安定した家庭環境が得られなかった

●家族間で裁判など、醜い争いごとがあった

●両親がいつも喧嘩していて不仲を見せつけられていた

●親がそのまた上の親と醜い争いをしていた

●母親と姑の喧嘩をいつも目の当たりにして育った

●親が家出や失踪をして不安定な心理状態を経験した

●親が自殺して不安定な心理状態を経験した

 

これらに共通して言えることは、親がいつも家にいなかったり、子どもと関わる時間が著しく少なかったりしたということです。

それにより、安心と安全が得られず、子ども時代に必要な親からの愛情を十分に得られなかったということになります。

 

実際、あなたも何かを直接的に言われたり、されたりしたわけではないので、親のことを『毒親』だと認めることに抵抗があったかもしれません。

しかし、心を傷つけられたことには変わりません。

誰に責任があったのかを明確に認識することは難しいですが、あなたは愛情に包まれた親子関係という、子ども時代に持てて当然だった愛情の源泉がありませんでした。

 

このような不健全な親がいる家庭のなかで育ってきたとすれば、あなたの心は傷だらけになっているかもしれません。愛情不足に落ってしまっても不思議ではありません。

漫然とした不安感があったり、いつも孤立感を感じていたりとさまざまな不具合に悩まされることもあるでしょう。

愛情で満たされなかった時間が長いので、「心にぽっかりと穴が空いているようだ」と表現する方は多いのです。

 

毒親からの脱出をさまたげてる2つの原因

つらい親子関係から脱出できないいちばんの原因は『親とじぶんを知らない』です。

 

1.親を知らない

親を知らないということは、親の支配のパターンを知らないということであり、不健全さを見抜けないということです。

親が責任を押し付けてくるような人だったとしても、その不健全さを見抜けず、ぜんぶ自分の責任であるかのように感じてしまうでしょう。

罪悪感を感じさせるような言葉を言うような親だったとしても、区別できないのでぜんぶ引き受けて「私が悪いんだ」と感じてしまうでしょう。

親を知らないばかりに、恐怖心と罪悪感でいつまでもコントロールされてしまいます。

 

まずは親を観察する冷静な目を持つようにしましょう。

親をじっくり観察するのです。

親はいつも何を言っていますか?

 

2.自分を知らない

自分を知らないということは、どのように支配されているかがわからないということです。

親の支配にもパターンがあるように、自分がどのように支配されているかにもパターンがあります。

 

●我慢してなにも言わない

●いつも親と争っている

●怒られないように従順になっている

すべてこれ、支配を受け入れているときのパターンです。

 

自分のパターンがわかれば、親の言動にまどわされることが少なくなります。

自分のパターンを知らないと自分のほんとうの気持ちにも気づけません。親にぜんぶ飲み込まれてしまいます。

 

支配のパターンを知ろう

親があなたにどのようなきっかけで心を傷つけてくるのか?

あなたはそのときどのように感じて支配を受け入れているのか?

この二つを確かめてみてください。

そして親を冷静に観察する視点を養ってください。

 

もしあなたがいま親との間で起きている問題を客観的に理解することができれば、脱出の可能性はぐんと高まります。

支配のパターンがわかれば、あとはそのパターンを崩せばいいのです。

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 15:35 / コラム

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