親に惑わされないための“心のコントロール方法”

2016年4月16日

親に惑わされないための“心のコントロール方法”

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

 

なぜ親から心を惑わされるのか?

わたしたち人間は“危険”を目の前にした時に恐怖を感じるようにできています。

高いビルから下を見下ろしたときに足がすくんだという経験をしたことはあるでしょうか?
はじめてスカイダイビングをするときは「開かなかったらどうしよう…」と思って心臓がドキドキするかもしれません。

それは『高いところ=落ちたら死ぬ』と感じているからです。

 

親に対してもこういった“恐怖”を感じていることがあります。

●怒らせてしまったらどうしよう
●ダメだと言われたらどうしよう
●否定されたらどうしよう

こんなふうに『親=傷つけられる』と感じているからです。

 

“恐怖”を感じているときというのは、親に心をかき乱されているときです。

過去に傷つけられたときの嫌な感覚が蘇ってきて、「もうあんな思いはしたくない!」と感じていれば、“恐怖”はますます強くなっていきます。

ですから、冷静な判断ができません。

冷静な判断ができないときというのは、
親から離れるために必要な行動がとれないばかりか、
むしろ、親の不健全さを受け入れてしまっていることがほとんどです。

 

親を観察し言動を想定する

もし、あなたが親に対して冷静になれないことがあるなら、
そんなときには “親を観察する目” が必要になってきます。

そして、心を惑わされないために “親が何をするか?何を言うか?” 、言動を想定することが大切です。

そうすることで、あなたは心を傷つけてくる親から心を惑わされないじぶんに変化していくでしょう。

いつでも冷静にいられるので、親が与えてくる恐怖に飲み込まれません。

恐怖によってコントロールされることを防ぐことができます。

 

観察することの効果

親を観察していると見えてくるものがあります。

この人はこんなときに怒り出すんだなあ
この人は平気で嘘をつくんだなあ
自分の都合の悪いことは全部否定するなあ

「観察する」という習慣が身につくと、
これまでの自分がどんなことでコントロールされてきたのかが見えてくるでしょう。

 

親の言動を想定する

親を観察する習慣を身につけるのと同時に、
親の言動を想定することを身につけていきましょう。

想定とは・・・
●きっと親はこんなときこういうふうに言ってくるだろう
●きっと親はこうすれば怒り出すだろう
●きっと親はこんなとき弱々しく振る舞うだろう

こんなふうに、“こうすればこうなる” という予測をあらかじめ立てておくことです。

 

想定をしておくとどんなことが起きるのか?

想定をしておくことはあなたの緊張度を少なくすることになります。
さらに、緊張度が少なくなればあなたは親に冷静に対応できることになります。

親が怒った顔を思い出してみてください。
親があなたのことを否定している姿を思い描いてください。

あなたは急に脈拍は早くなり、胸の上あたりが押し付けられるような感覚に襲われるかもしれません。
手にはジトーっとした汗が滲み、なんとも言えない重い気分になるかもしれません。

そんな親の姿を思い出した時、あなたはとっさに危険を感じるはずです。

そして、危険から回避するために親の不健全さを受け入れてしまうか、
もしくは、必死に親に抵抗しようとするでしょう。

この、冷静に親に対応できなくさせている感情が
ツラい親子関係から脱出することを妨害しています。

 

具体的に想定しよう

想定があっているかどうかは問題ではありません。

それよりも、何度も思いを巡らせて、緊張しない心を作っておくことが重要です。
いくつもいくつも親の言動パターンを考えておけば心の備えになります。

ある日突然、親からヒドいことを言われたとしても、何度も想定されていれば緊張せずに冷静さを保てるようになります。

また、親への怒りで自制心がなくなるほどコントロールを失うことも少なくなるでしょう。

これはあなたがコントロールされない自分になるための効果的なテクニックです。

観察と想定を身につけ、親の不健全な関わりに対応できる自分になりましょう。

 

親子関係カウンセラー
川島崇照
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Posted by おとなの親子関係相談所 at 15:11 / コラム

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