すぐキレる親の隠された過去とは

2016年12月16日

すぐキレる親の心理背景とは

FROM:親子関係カウンセラー 川島崇照

 

 

キレる親がいる家庭は、戦場のようなものです。

いつ弾が飛んでくるかわかりません。

いつまた撃たれるかわからないので、子どもはいつもビクビクしていました。

今日は怒っていないだろうか?

今日は機嫌が良いだろうか?

自分を守るためにはいつも親の顔色を伺って生きなければなりませんでした。

 

キレる親に育てられると、家庭内に安全と安心が感じられません。

そんな家庭であなたは無邪気でいることはできなかったでしょう。

『自由に考える』『思ったとおりに行動してみる』といった自立した人間に成長していくのに必要な感覚が養われなかったかもしれません。

 

キレる親から受ける影響

キレる親がいた家庭で育った子どもたちは成長し、大人になっても悩みを抱えます。

例えば、周囲に不機嫌そうな顔をしている人がいると「私がなにかしたのだろうか?」と子ども時代と同じようにビクビクしてしまいます。

自分の意見が言えない

断ることができない

相手を優先して従ってしまう

他にもさまざまな場面で悩まされることでしょう。

相手の顔色を伺っては自分の自由な考えや行動を制限してしまいます。

 

親はなぜキレる?

なぜ親はキレるようになってしまったのでしょうか?

それは幼少期の家庭環境に理由があるかもしれません。

1.親もそのまた親から「怒り方」を学んでしまった

怒りは誰にでもあります。
他者からの不健全な侵入を防ぐために備わった重要な感情です。

しかし、それが他者を攻撃するために使われることはよくないことです。

あなたが小さい頃に過ごした家庭環境にはいつも争いがあったのかもしれません。
いつも怒鳴り声が飛び交う家庭で育てば、子どもが見て学んでしまうのは仕方のないことです。

2.感情のコントロールを学べなかった

小さいの時に「我慢する」とか「相手の身になる」などの感覚を教えてもらえなかった可能性も高いでしょう。
親のそのまた親も相手の気持ちを察することができず、腹を立ててすぐに怒っていたのかもしれません。

もしかすると親は劣等感のかたまりかもしれません。
何かの折にバカにされたと感じて怒りで自分を防御しているのかもしれません。

怒り続けていると徐々に自制が効かなくなります。
怒ることそのものが癖になっている可能性もあります。

3.幼少期にストレスを溜め込みながら育った

約7歳までの幼少期にストレスを発散できず溜め込んできたかもしれません。

子どもでもストレスを感じます。
そのストレスを安全に発散できる場所は家庭なのですが、親がキレるような人ではそれもできなかったでしょう。

否定されたり、親の考えを押し付けられたり、怒鳴られたり、叩かれたり、でも怖い親なので逆らうこともできずに受け入れていたとしたら、溜め込んだストレスの量は計り知れません。

心がパンパンになるまでストレスが詰め込んだまま大人になっている人は意外に多いものです。

そして、ちょっとしたきっかけで過去のストレスに火が付いて大爆発を引き起こします。

 

あなたのやっていることが逆効果?!

溜まりに溜まったストレスはいつかどこかで外に出ようとします。

それが《怒りの爆発》となってあなたに向かっていたのでしょう。

もしかしたら、そうすることでストレス発散をしていたのかもしれません。

怒りを爆発させると一瞬はスッキリします。

爽快感にも似た感覚を味わうでしょう。

怒りを爆発させることがクセになっている親も少なくありません。

 

さらに、親はキレることで自分の都合のいい状態が作り出せることをを無自覚に知っているかもしれません。

キレて怒鳴ればあなたを含む家族が思い通りにコントロールできることを知っているからです。

そんなとき、怖いからといって親に従順になっていても解決にはなりません。

 

もし、あなたがキレる親の被害にあっていて、「NO」「STOP」と伝えていないなら、それは親を増長させることにつながるでしょう。

親をキレさせないように腫れ物のように扱ったり、、、
怖いからから謝ってしまったり、、、

こうしていれば親はどんどん強くなっていきます。逆効果です。

「やめて」と言わないことは「どうぞもっとやってください」と言っているのと同じです。

 

親に怒鳴ることがストレス発散の方法だと教えてはいけません。

親に怒鳴ることが自分の都合のいい状態を作り出せる方法だと教えてはいけません。

 

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 19:06 / コラム

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