否定的な親の影響からあなたを守る3つのステップ

2016年12月20日

否定的な親の影響からあなたを守る3つのステップ

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

ずっと、わたしの性格が悪いのだと思っていました、、、

「否定」の影響は、心を傷つける親がいる家庭のなかで、
そして、誰も自分を守ってくれることのない環境のなかで、
身につけてしまった〈心のクセ〉です。

多くのご相談者が「親からの影響だとは思ってもみなかった」「ずっと、わたしの性格が悪いのだと思っていました」とおっしゃいます。

皆さんずっと自分が悪いと思い込んでいたのですね。
とてもつらい時間だったと思います。

 

否定する親がいる家庭で育つと子どもには大きな影響が残ります。

自分に自信が持てなくなります。
そして、いつも自分と誰かを比べては劣等感を感じます。

やりたいことがあるのにあきらめてしまうことも多いでしょう。
やり始めたのに途中で挫折してしまう方もいます。
その度に、「またわたしは最後までやり通せなかった、、、」と落胆してしまいます。

親が言っていた否定の言葉は、
いつしか自分のものとなってしまいます。

そして、自分自身で傷口を広げてしまうようになります。

 

否定されて平気な方なんていません。

もう二度と痛みを味わいたくないと感じるのは当然のことです。

そして、自分の身をどうやって守ろうかと悩むでしょう。

 

そこで、子どもたちは否定されない方法を考え出してしまいます。

否定されないために、自分の気持ちを殺して相手に従います
否定されないために、失敗することを前提に考えてしまいます
否定されないために、新しいこと、目立つことを避けようとします

私たちは毎日のように「否定」があった家庭の中で生き抜くために必死でした。

 

「否定」の影響

 

他者からの批判や否定を極度に恐れるようになる

否定され続ければ自己肯定感が低くなります。
いつでも自分のやっていること、考えていることが間違いであったり、失敗してしまうように感じてしまいます。
さらに、そのことが他人に迷惑をかけてしまうと思い込みます。
いつも否定されていたせいで、いつでも批判を恐れてしまいます。
対人恐怖症やあがり症もこれが大きく関わっています。

何をしても否定されていたのでしょう。
「また否定されるんじゃないか」「もう傷つきたくない」と無意識に考えてしまい、他人との関係がうまくつくれません。

他人からバカにされているように感じてしまう

まちで笑っている人を見つけると自分が笑われているかのように感じてしまうこともあります。
→ いつも容姿を否定されていたのかもしれません。「おまえはブスだ」「太っているな」などと言われていると「自分は醜い」「だから嫌われる」と感じてしまい、街を歩くのすら苦痛になります。

いつも自分が悪いかのように感じてしまう

「自分があれをしなかったから…」「自分が気が利かないから…」と罪悪感を感じてしまいます。
→ いつも「おまえのせいで、、、」と否定されていたのかもしれません。不要な責任を押し付けられていると、自分のせいなのか相手のせいなのかの区別がつけられなくなります。

失敗を恐れて行動できない

いつも先々失敗することを予測してしまいます。「うまくいかなかったらどうしよう」「失敗したら非難される」と思ってしまいます。
→ 励まし、許しなど、受け入れてもらった経験が少なかったからです。失敗は誰にでもあることです。なのに、いつも「失敗したおまえはダメ」と言われていたり、そういった態度を取られていれば、失敗を恐れるようになってしまいます。

 

あなたは変われる

否定の影響を手放し、新しい自分に変えることはできます。その方法は、、、
 

1.過去に親からどんな影響を受けたのかをしっかり認識すること

まずはどんな影響が自分にあるかを知ることが大切です。

どんな問題解決でもそうですが、その問題の原因となっていることを探し出さねば有効な解決策は探し出せません。

過去に親から言われた言葉やされたことなど、傷つけられた経験とあなたが今でも苦しめられている不具合を結びつけることから始まります。
 

2.その影響から作り出してしまった「心のクセ(自分をつらくさせる思考パターン)」を見つけること

例えば、、、

●どうせ私の考えは間違っているのだから言わないほうがいい。言えば否定されるに違いない。

●どうせ私は失敗するのだから自分の考えに従って行動してはならない。行動すれば誰かに迷惑をかけるに違いない。

●私のやることには価値が少ないのだからいくら忙しくても他人に頼ってはならない。頼れば相手に嫌われるに違いない。

このように、あなたは他人からの否定や批判を恐れていたり、そうされることを予測して自分の考えや行動を変えてみたりしていませんか?

これこそが長い時間をかけて否定されてきた影響です。
 

3.自分をつらくさせる思考パターンを生きやすくなる新しいパターンに置き換えること

自分に良くない思考パターンが見つかったら、今度は自分を生きやすくさせる新しいパターンに置き換えなければいけません。

ただやめようとするだけでは不十分です。「◯◯を◯◯する」ぐらいに具体的になっていなければ行動はなかなか変えられるものではありません。

●どうせ私の考えは間違っているのだから言わないほうがいい。言えば否定されるに違いない。

→自分の考えと相手の考えが違うのは当たりまえ。だからこそ議論する意味がある。

●どうせ私は失敗するのだから自分の考えに従って行動してはならない。行動すれば誰かに迷惑をかけるに違いない。

→私は失敗するのではない。私が行動して得られるのは『この方法ではうまくいかなかった』という経験だ。さらに、『もっとうまくいくための方法を知った』ということだ。

●私が仕事で生み出せる価値は少ない。だからいくら忙しくても他人に頼ってはならない。頼れば相手に嫌われるに違いない。

→私や私を含むすべて人たちの生み出す価値があるからこそ全体がうまくまわっている。大きな目的に向かって協力することは悪いことではない。助け合うことが大切なのだから頼ることも頼られることも必要だ。

 

新しい思考パターンをつくることができたら、今度はそれにもとづいた行動を起こしてみましょう。

実はここがいちばん難しいところでもあります。

新しいことをするというのは人間にとっては怖い作業だからです。

 

だから、できるだけ小さく、簡単にはじめてみることをおすすめします。

今すぐにでもできそうで、5歳の女の子でも簡単にできそうなことを考えてみましょう。

少しずつでもいいから行動に起こしているのです。

焦る必要はありません。ゆっくりでもいいんです。

 

小さな行動を続けることができたらあなたの1年後はどんなに変わっていることでしょう。

見せる世界も、感じる気持ちもぜんぜん別のものに変わっているかもしれません。

 

あなたは変われます。

あなたが変わりたいと思って行動を起こしたその日から変わっていきます。

 


Posted by おとなの親子関係相談所 at 14:27 / コラム

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