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そもそも、不健全な親とは?

そもそも、不健全な親とは?

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

まず、あなたが育ってきた家族関係のチェックをしてみよう

 

 親からほめてもらった記憶があまりない

 親から人格、個性を否定されてきた

 親がコロコロと言うことを変えていた

 親が言っていることと、やっていることが違う

 他人に言ってはいけない家族の秘密があった

 親からののしられることがたびたびあった

 親がいつも怒りを爆発させていた

 親から暴力を振るわれるなどの身体的虐待があった

 親から暴力を連想されるようなしぐさで脅されていた

 親から身体をさわられたり、ジロジロと見られるなどの性的虐待を受けていた

 親が嫁姑と仲が悪く、いつも争いを見ていた

 立場の強い親が弱い親に暴力を振るっていた

 親から処理しきれないほどの過大な期待を受けていた

 親から「育ててやったのに」と罪悪感を感じるようなことを言われていた

 親が子どもで、子どもが親で、親子の関係が逆転していた

 親が見栄っ張りで、外では体裁をつくろっていた

 親が収入に見合わない買い物ばかりをして、お金がなかった

 

さて、どれだけのチェックがついたでしょうか?

3つ以上のチェックが入ったときは注意が必要です。

 

ここにあげられたのはものは、心に不健全さを持った親が取る行動です。

もし、あなたがこういった親に育てられてきたとしたら、これまで相当につらい人生を生きてきたことでしょう。

 

誰にも助けを求められず、ひとり悩み続けてきたかもしれません。

そして、あなたの人生は親から曲げられてきたということです。

 

不健全な親と過ごした影響

こういった親のもとで育ってきた子どもたちは、子ども時代ばかりではなく、大人になってもその影響は残ります。

  • 自分はバカだから
  • 自分は嫌われているから
  • 自分は性格が悪いから
  • 自分は不細工だ

自尊心は低くなり、自己否定をするようになります。

自分のことを欠点だらけの人間だと思い込み、自罰的になってしまうこともしばしばです。

 

  • もしあなたが「自分は嫌われているから」と思っていたら、あなたは自分の周囲から人を遠ざけているかもしれません。
  • もしあなたが「自分は性格が悪いから」と思っていたら、「本当の自分を知られたら嫌われる」と感じて人間関係をつくることを避けているかもしれません。
  • もしあなたが「自分は不細工だ」と思っていたら、街で視線を感じときに「きっと私はバカにされている」と思うかもしれません。
  • 街で笑い声が聞こえてきたら「きっと私のことを笑っているのだろう」と思うかもしれません。

 

その結果、あなたは周囲から孤立したり、やってみたいことをあきらめたり、自分が思うダメな部分を体現してしまうようになります。

そして、「自分はやっぱりダメなんだ」と確信を深めてしまいます。

 

これが不健全さをもった親のもとで育った負の影響です。

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