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対処法・対策 親が否定する

否定してくる親への対処方法

否定されるつらさ

子どもの自由な感性を否定する親たち

「おまえにできるわけがない」
「どうせうまくいくわけがない」
「おまえは頭がおかしい」
「おまえなんか産まなければよかった」
「そんなのはうちの子じゃない」

こういったタイプの親は、自分の価値観があたかも世界のルールであるかのように振る舞います。
結果ばかりに着目してしまうので、子どもの努力を認めてあげられないのが特徴です。

否定する親から受ける影響

すぐにあきらめてしまう

否定的な親に育てられた子どもたちは、うまくいかないことがあるとすぐにあきらめてしまう傾向にあります。
さらに、物事を一方的な視点で見やすく、短絡的に結果を求めてしまうようになってしまいます。

問題に対処するという経験が不足しているので問題解決能力が育まれていない事が多く、一つ壁に当たるとあきらめてしまいがちです。

また、なにか新しいことをはじめるときに、過度に悪い結果を予測して行動に移せないという傾向があります。

「きっとうまくいくはずがない」
「自分は何をやってもダメだ」

これは、親から言われた否定の言葉がそのまま自己否定の言葉になってしまっている状態です。

自分の気持ちがわからない

また、存在を否定するような言葉を言われた子どもたちは、大人になってからもその言葉に支配され苦しみ続けます。

「自分は不必要な人間だ」
「自分に価値はない」

こうして、否定の言葉は長い年月をかけて子どもを苦しめ続けていくのです。

否定が続いてきた環境では、自分の正直な気持ちにもフタをしてしまうようになります。

これは、否定される辛さから逃れるために相手の言うこと、やることをすべて受け入れてしまうからです。

そういったことから、「自分の気持ちがわからない」というふうになってしまうのです。

なぜ、親はいつも否定するのか?

親は自分がすべて正しいと思い込み、子どもの意見を聞かずに価値観を押し付けてくることがあります。

そして、「自分の価値観に合わない考えは修正しなければ」という心理が否定を生み出すようになります。

また、新しい知識を受け入れることに苦手な面もあります。
自分だけの考えに固執してしまい、時代の移り変わりに価値観をあわせていくことができません。

自分を保つための周囲を否定しているという面もあるでしょう。

否定する親への対処法

否定する親への対処方法を紹介します。

1.自分と親を区別する

否定する親と接するときには、「これは自分の考え」「あれは親の考え」というように、自分と親の考えを区別して考えるようにしましょう。

2.親の言うことを鵜呑みにしない

なんでもかんでも親の言うことを鵜呑みにしてはいけません。
否定的な親は自分の考えが常に正しいと思っていることがあります。
親の言うことを聞いて、もしうまくいかなかったとしても親は責任を取ってくれません。
もしかしたら、「お前が悪いんだ」「人のせいにするな」なんていう言葉で、またあなたの心は傷付けられるかもしれません。

3.自分の気持ちを大切にする

「自分のことは自分で決める」と決断することです。
もしあなたがすでに成人しているのであれば、親の言うことに背いたとしてもそれが自分の責任において決めたことでなにも問題はないはずです。
自分で考えて決めたあなたはひとつ成長したということになります。

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