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親が私に残した心の傷

親が私に残した心の傷

 

あなたは、自分の心の苦しみの原因を探していました。

そして、その苦しみの原因が親子関係にあるのではないかということに気が付きました。

このコラムに書かれたさまざまな記事や親子関係について書かれた書籍を読んでいるうちに、自分が育ってきた親子関係にどんな問題が潜んでいるのをがだんだんとわかってきたことでしょう。

 

しかし、いろいろと知識を学んでいくときに感じる不安もあります。

その不安とは、、、

  • 暴力を振るわれたわけでもないし、食事を与えられなかったわけでもない。親を憎む私はワガママで幼稚な人間なのではないだろうか? 
  • 世の中にはもっと苦労している人たちがいる、それに比べれば自分は恵まれている方なのではないか? 
  • 親にここまで育ててもらったにもかかわらず、自分がやっていることはただの責任の押し付けなのではないか?

つらい状況から抜け出したくて知識を学んでいるはずなのに、あなたは不安に襲われ自分のやっていることが信じられなくなります。

 

誰かに親子関係のことを相談したときにもつらい気持ちになるかもしれません。

  • 子どもを愛していない親なんていないよ
  • これまで育ててもらったんだから
  • あなたの方こそ、親のありがたみをわかっていないわ

きょうだい、友人、親戚、職場の同僚など、理解してくれると思って勇気を出して相談したのに、返ってくる言葉は親を擁護する言葉だったかもしれません。

ついには誰にも相談することができず、自分自身を信じることもできず、不安は増していきます。

そして迷路から抜け出せなくなってしまいます。

 

あなたの自尊心は上がってる?下がっている?

やっぱり自分がおかしいのだろうか…
親を愛せない自分が悪いのだろうか…

あなたは不安になって自分を責めてはいませんか?

親子関係で苦しいのは自分の思い過ごしだと思っていませんか?

 

しかし、それは違います。

あなたが親と関わっているときに自尊心が下がっているような感覚があり、恐怖心や罪悪感、悲しみの感情に襲われたり、怒りで自分をコントロールできなくなっているのであれば、親は確かにあなたの心を傷つけたのです。

あなたが感じる感情は、あなたにとって真実であり、他の誰かが言ったことは、その人のものでしかありません。

誰がなんと言おうとも、あなたのつらい気持ちは本物です。

 

下の質問で確かめてみましょう。

もし、「B」に近いと感じたらあなたは親から心を傷つけられている可能性があります。

 

A.あなたは親と一緒にいて癒される感覚がありますか?
B.それとも息苦しい感覚がありますか?

 

A.あなたは親と会話しているとき正直な気持ちを話していますか?
B.それとも言葉を選んでいますか?

 

A.あなたは親とどこかに行くとき楽しんでいますか?
B.それとも気をつかっていますか?

 

 

学ぶことは自分を守る行為です。

親子関係について正しい知識を身につけることは、親を非難したり、裏切ったりすることではありません。

おなたが親子関係について学ぶことは、これ以上親から心を傷つけられないために必要なことです。

 

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