TOP > 距離を置きたい。でも、何をされるかと思うと怖い

距離を置きたい。
でも、何をされるかと
思うと怖い。

その怖さは、気にしすぎではありません。
あなたには、
そう思うだけの理由があるはずです。

1あなただけではありません

距離を置こうと決めるたびに、頭の中で先のことが再生されます。

  • 何十件も着信が来るのではないか
  • 家まで来るのではないか
  • 親戚に言いふらされるのではないか
  • 泣かれる、怒鳴られる、あなたのせいで
    体調が悪いと言われるのではないか
  • 子どもや配偶者に、
    直接連絡がいくのではないか

そして、動くのをやめます。

周りの人には「気にしすぎ」と言われたかもしれません。
けれど、あなたは実際にそれを見てきたはずです。気にしすぎではありません。実際に起きたことをもとにした予測です。

2なぜ、そこまで
親が怖いのか

距離を置けないのは、あなたが弱いからではありません。恐怖で心が縛られている状態だからです。

過去に、実際に経験しているから

人は、一度起きたことをもとに予測します。それは正常な心の働きです。

子どものころ、逆らったときに何が起きたか。従わなかったときに何を言われたのか。あなたの心はそれを覚えています。
だから、いまも同じことが起こりそうで身構えます。臆病だからではありません。心が過剰に反応しているからです。

親の反応が読めないから

親がいつも同じなら、まだ備えられます。けれど、機嫌の良い日と悪い日で反応が変わる。
同じことを言っても、返ってくるものが違う。

この「読めなさ」が、いちばん人を消耗させます。

いつ来るかわからない攻撃に備え続けることになるので、離れているあいだも心は休まりません。

何をされたら困るのか、はっきりしていないから

親に感じる怖さが漠然としているあいだは、対処のしようがありません。

しかし、「何かされる」ではなく、「何をされたら、自分は本当に困るのか」まで具体的にすると、話が変わります。

  • 電話がかかってくるのが
    困るのか
  • 職場に来られるのが困るのか
  • 配偶者や子どもに
    接触されるのが困るのか
  • お金を要求されるのが困るのか

困る中身によって、打つ手はまったく違います。

そして多くの場合、いちばん怖いと感じているものと、実際にいちばん困るものは、同じではありません。

まだ何も起きていないのに、あきらめてしまうから

距離を置きたいと思った瞬間、頭の中に最悪の場面が浮かびます。

  • また、何十件も着信が来る日々…。
  • 家に来られたらどうしよう…。
  • 他の家族からも否定される
    かもしれない…。
  • また、泣かれたら、怒鳴られたら、私のせいで体調が悪いと言われたら…。
  • パートナーを傷つけられるのではないか、迷惑がかかるのではないか…。
  • そして、心のなかに湧き出てくる
    「親は死んでしまうのではないか」という不安…。

まだ何も起きていないのに、その場面に耐えられる自信がないから、やめておこうと思ってしまいます。

距離を置こうと決める最悪の場面が浮かぶやめておこう

これは、過去に実際に起きたことを心が覚えていて、また同じようなことが起こるのではないかと、強く警戒しているからです。

そして、「私にはやっぱり無理だ」と思って、行動できなかったという挫折経験が積み重なります。だから、次はもっと動きにくくなります。

3なぜ、一般論では
決められないのか

ここまでで、なぜ動けないのかは見えてきたと思います。
残っているのは、「では自分の場合、どうすればいいのか」です。

「親との連絡手段を絞りましょう」「親とのあいだに第三者を入れましょう」。

どれも間違いではありません。 ただし、どれをどの順番で使うかは、相手によって変わります。

強く出ると引く親もいれば、強く出るほど激しくなる親もいます。
順番を間違えれば、かえって事態が悪くなります。

だから、まずあなたの親がどんな心理状態で行動しているのかを確認する必要があります。手を決めるのは、そのあとです。

480分で、あなたの親が
何をしてくるのかを予測し、
まず何から始めればいいのかを
知ることができます

親子関係の個別相談では、これまで何が起きてきたのかをうかがい、
あなたの親がどんな心理状態で行動しているのかを確認したうえで、順番をお伝えします。

  • あなたが何をされたら本当に困るのかを、はっきりさせる
  • その親に、
    やってはいけない対応はどれか
  • まず、どこから
    行動し始めるのが安全か

親を直接見ていなくても、あなたのお話から多くの情報が得られます。
親の言葉や態度にはいくつかの決まった型があり、それをもとに思考し、行動するからです。

たとえば、あなたが親の連絡への返答に遅れると、矢継ぎ早に電話をかけてきたり、「遅い!」と批判するメッセージを送ってくる親がいます。

これは、自分を待たせる子どもが悪いと思い込み、被害者意識で子どもを攻撃する親です。

「自分は正しい、相手が間違っている」と思い込んでいるので、あなたが親を怒らせたくなくて従っていると、ますます高圧的な態度が増えていきます。

何が起きるのかが予測できると、身構え続けなくてよくなります。
そして、怖いから従う、という選択をしなくてよくなります。
備えられるとわかってはじめて、動けるようになります。

いきなり大きく動く必要はありません。 安全な順番があります。

本当に楽な気持ちになりました。

自分を取り戻すってこういうことだったのかと実感しています。

東京都在住・30代男性 Tさん

親子関係カウンセラー 川島崇照書籍『嫌いな親との離れ方』(すばる舎)
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