• 第1章 「親との関係」に悩んでいるのはあなただけじゃない


■大人になってからも親子関係に悩み苦しむ人たち
・恐怖で心を支配され奴隷のように生きる人生
・親から金銭を搾取されながら生きる人生
・親から結婚を否定され続けて生きる人生
・罪悪感にさいなまれ親の介護をしながら生きる人
 
■あなたは親にコントロールされているかもしれない
・コントロールとはいったい何のこと？
・親からのコントロール度をチェックしてみよう
 
■親が植えつけがちな「ねばならない」コントロール
・代表的な３つのコントロール
 
■親の側に問題があることに気づく
・子どもは親が抱える問題に気づきにくい!?
・「心が健全な親」と「心が不健全な親」
・親に悪意はあるの!?
 
■親が言う「都合のいい言葉」を信じていると…
・親のコントロールから抜け出せなくなる！
・「親はたくさんの経験をしてきて正しい考えを持っている」は本当？
・「いい学校に行って、いい会社に入れば幸せな人生が送れる」は本当？
・「親が認めない結婚は不幸」は本当？
・「子どもが親を支えるのは当たり前」は本当？
・「親孝行をするのが、いい子ども」は本当？
 
■コントロールから脱出するための「境界線」という考え方
・隣人が何かにつけて考えを押しつけてきたら…
・あなたの本心はどう感じている？
・大人のあなたが自分を守るための「境界線」
・子どもが支配する親、依存する親をつくっている!?
・２つの分かれ道

 

• 第2章 子どもを支配し続ける親の心理


■「こんなにも嫌いな親を知る必要なんてあるの!?」と思うあなたへ
・親を思い出すときに感じるのは「怒りと後悔」
・親が抱える心の問題を知ることのメリット４つ
 
■心に問題のある親が抱える４つのコンプレックス
・親が持つコンプレックスと、それに伴う問題行動
 
■コンプレックスを抱える親は子どもの領域に侵入してくる
・子どもが理想に近づけば不安はなくなるという思い込み
・親が侵入する３つの領域「価値観」「感情」「責任」
 
■境界線を侵入する親がやりがちなこと
・「価値観」を押しつける親がやりがちな行動
・「感情」を押しつける親がやりがちな行動
・「責任」を押しつける親がやりがちな行動
・まずは何が問題なのかを知ることが大事
・親の言葉や態度に迷わされないために
 
■親は変わるのか？　自分の問題に気づけるのか？
・親が変わらないのは「自分は正しい」と思っているから
・親が問題に気づくまでの６つの段階
・どれくらいの親が反省できるのか？
・わからせようとすると親の問題は悪化していく
 
■親の「反省したふり」に騙されてはいけない
・親は子どもを失いたくなくて「ふり」をする
・行動に本心が表われる
・問題に気づかない親と仲よくしようとすると…
・親を苦しみから解放してあげられるのは「あなた」だけ

 

• 第3章 親子関係に「境界線」が必要な理由


■親の人生ではなく自分が主役の人生を生きるために
・境界線が引けていないと自己否定がやめられない
・境界線を引いて自分の人生を取り戻そう
 
■「価値観」に境界線を引く
・あなたとの価値観と親の価値観を分けて考える
 
■「感情」に境界線を引く
・あなたの感情と親の感情を分けて考える
 
■「責任」に境界線を引く
・あなたの責任と親の責任を分けて考える
 
■「過去の自分」「親の呪縛に縛られた人」に境界線を引く
・「過去の自分」と「現在の自分」とのあいだに境界線が引かれていないと…
・「親の呪縛に縛られた人」とのあいだに境界線が引かれていないと…
・実の親のように我が子を傷つけてしまいそうで怖い…
 
■境界線を引いて自然な親子関係に戻る
・親もあなたも幸せに生きるための境界線３つの原則
・子も親も自立するから幸せになれる
・自立した人生を手に入れたときの心境

 

続きを読む

第4章 大人の親子関係相談いろいろ


■親との間に境界線を引いた人たち
・あなたの親子関係はどの事例に近いですか？
 
■【Case1】親から日々の行動や人間関係を監視されていた七海さん…（仮）28歳　公務員
・何度もかかってくる電話と送られてくるメッセージ
・「絶縁だ」と言っては泣き叫ぶ母親
・親の責任と自分の責任に境界線を引く
・怖いと思っていたのは自分がつくりだした錯覚だった
 
■【Case2】親から期待を押しつけられていた達也さん…（仮）34歳　医師
・「子どものために苦労してきた」が口癖の親
・親の好きなものは知っているけれど自分の好きなものがわからない…
・親の感情と自分の感情に境界線を引く
・自分のために生きるという決断
・父親から拒絶されても安心や楽しさは手に入れられる
 
■【Case3】親から結婚を反対されていた麻衣さん…（仮）32歳　会社員
・家柄の違いを理由に結婚を反対する親
・「そんな人と結婚したらあなたが不幸になる」
・母と娘の心理的癒着
・親の価値観と自分の価値観に境界線を引く
・罪悪感にコントロールされない自由な人生
 
■【Case4】親に経済的依存をされていた亮太さん…（仮）29歳　会社員
・蘇る過去の母親との思い出
・「お腹を痛めて産んでやったんだから恩返ししろ」
・このままでは人生を母親に奪われてしまう…
・信頼できない人と絶縁することは悪いことではない
・母親から届いた最後のメッセージ
 
■【Case5】弱い母親が心配でそばを離れられなかった美月さん…（仮）27歳　会社員
・すべてを支配したがる父親と、言いなりの母親
・母親のことがかわいそう…
・親に感じる罪悪感の原因を取り除く
・母親に覚悟を持たせるための手紙
・母親も自分も自立した人生を生きる

 

第5章 親と距離をとる方法と注意点


■親の期待や執着を終わらせる方法
・目的は親にあきらめてもらうこと
・同じ態度を「４回」見せて学習させる
・２回目の断りで、やりづらさを不安に
・３回目で、思いどおりにならない不安を強化
・４回目の断りで、拒絶からあきらめへ
・無視をするのは逆効果
 
■言葉と態度で意思を伝える
・意思を伝える３つのポイント
・親への恐怖心が強い人には手紙やメールがおすすめ
・手紙を書くときの注意点
 
■押しつけられた発言への返答ＯＫ・ＮＧ例
・親子間の境界線を保ちながらうまく答える方法
 
■自分と大切な人を守るための対応策
・大切な人たちが巻き込まれない環境をつくる
・弁護士に対処してもらう方法も
・親に意思を伝える前に警察や弁護士に依頼すると危険!?
 
■子どもに期待するのを「あきらめた」親との距離感
・親が言う「あきらめた」の本心を見極める
・判断基準は「自分が幸せに感じられるかどうか」
・怒りを感じたら距離を取る
・人とのつながりで大切にしたいこと
 
■苦しい親子関係に逆戻りしない４つの「やめる」
・油断は禁物。親の執着心は復活する
 
■心のなかに存在する２つの親に気をつける
・「理想の親」という幻
・現実の親に見ている「錯覚」に気づく
・現実の親を直視する

 

第6章 自分の人生を前向きに生きていくために


■健全な親子関係をつくろう
・大丈夫、あなたは力を持っているから
・大丈夫、親も力を持っているから
・親の自立はあなたの自立よりも時間がかかる
 
■どんなに否定されても自分が納得していればいい
・兄弟姉妹が否定してくるとき
・親戚が否定してくるとき
・友人や知人が否定してくるとき
・パートナーが否定してくるとき
・理解してくれる人たちはたくさんいる！
 
■自分を解放しよう
・これから目指すのは親を「赦す（ゆるす）」こと
・選ぶ基準は自分の感覚でいい
・「自分には何もない」と感じたら…
・あなたはいつからでも変わることができる
 
■自分に愛情を注ごう
・できていることに目を向けて生きる
・自分の気持ちに集中して生きる
・心が自立した人と一緒に生きる
・心がつながり合う人となら「本当の家族」になれる

※リアル書店とは？
丸善書店、ジュンク堂書店、三省堂書店、TSUTAYA、紀伊國屋書店などの大きな本屋さんはもちろんのこと、あなたの街にある小さな本屋さんも含みます。

 

あなたは親の支配や依存から
解放されているイメージを
持てていますか？
 

もし、イメージできないと思うなら、
どうぞ『嫌いな親との離れ方』を読んでみてください。
 

今までに親から干渉され、
行動を制限され、
自由に生きることを否定されてきた人。
親の言葉に罪悪感を感じながら、
我慢して従って、
自己犠牲をしてきた人。
 

そんな人たちが、
適切な知識を学び、
親とのあいだに境界線を引き、
 

もう二度と
支配や依存も受け入れない人に
変わっていった手順が
この本を読めばわかるはずです。
 

あなたも自由に生きるための
最初の一歩を踏み出してください。
 

新しい人生を生きるための
鍵を手に入れてください。
 

− 自由に出会う、自分を生きるために
− 誰からも支配されない人生を生きるために
 

親子関係カウンセラー　川島崇照（かわしま・たかあき）