COLUMN
コラム 親が結婚や恋愛を反対する
なぜ親は結婚に反対するのか|子どもを手放したくない親の本音と心理を徹底解説

こんにちは、
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
あなたは今、結婚を反対する親に
悩んではいないでしょうか。
好きな人ができて、
この人と結婚したいという気持ちが固まった。
それなのに、親がなかなか賛成してくれない。
何度説明しても、
何度説得しようとしても、
親の反対は変わらないばかりか、
いろいろな理由をつけられたり、
話をそらされたりして
ますます反対は強くなっていく。
そんな状況に疲れ果て、
「もうどうしたらいいんだろう」と
途方に暮れている方は少なくありません。
親の反対に向き合い続けるのは、
心が本当につらくなります。
「なぜわかってくれないんだろう」
「私は何か間違えているのだろうか」
そんな思いが頭の中をぐるぐると
駆け巡ってしまうことがあるでしょう。
親の反対にはさまざまな背景があり、
その背景を理解しないまま
説得を重ねても、
消耗するばかりで前に進めません。
この記事では、
結婚を反対する親の本音と心理を整理しながら、
あなたが自分らしく前に進むための
考え方をお伝えしていきます。
結婚を反対する親には2種類ある
一口に「結婚を反対する親」といっても、
その背景にある心理はまったく異なります。
大きく分けると、
2種類の親が存在します。
この2つの違いを理解することが、
あなたの状況を整理するうえで
とても大切になってきます。
1つ目は「わからないから反対する親」
1つ目は、
子どもの気持ちや今後の計画について
「わからないから反対する親」です。
相手のことをまだよく知らない、
具体的な計画がわからない、
子どもがどういう気持ちや考えを
持っているのかわからない——
そういった不安から反対しているケースです。
この種の親の心理の特徴は、
「知りたい」という気持ちがあることです。
わからないからこそ、
もっと知ろうとします。
結婚相手と直接会う機会を持ったり、
具体的な生活設計を聞いたりすることで、
わかることもたくさんあって
不安が少しずつ和らいでいきます。
子どもが丁寧に説明を重ね、
親の不安に向き合うことで、
最終的には結婚を認めてくれることが多いのが
この親のパターンの特徴です。
反対の理由が明確で、
対話が成り立ちやすいのも
このタイプの親の特徴といえます。
2つ目は「手放したくないから反対する親」
2つ目は、
子どもへの強い執着心から
心の自立を果たせていない、
依存傾向の強い親です。
この種の親の反対は、
理解や情報の不足から来ているわけではありません。
どれだけ丁寧に説明しても、
どれだけ誠実に向き合おうとしても、
次々と別の理由をつけて反対し続けます。
「あの人のここが気になる」と言うから
その点を解消すると、
今度は「でもこっちが心配」と話が変わる。
まるでゴールポストが動き続けているように、
反対の理由が次々と変わっていくのが
このタイプの親の特徴です。
こうした親への対応は、
単純な説得では通用しません。
背景にある心理を理解することが重要です。
子どもを手放したくない親の心理4つのパターン
依存傾向の強い親には、
共通するいくつかの心理パターンがあります。
どのパターンに当てはまるかを理解することで、
親の言動の意味が見えてくるようになります。
自分の状況に照らし合わせながら
読んでみてください。
パターン1.今まで生きがいにしてきた子どもだから手放したくないという心理
このパターンの親は、
自分自身に価値を感じることが苦手です。
自分の人生に誇れるものが見つからず、
子どもを育てることこそが
自分の存在意義だと感じながら生きてきました。
子どもが成長するにつれて、
子どもの成功や評価を
まるで親自身の成功や評価のように感じます。
そういったことをくりかえしているうちに
「この子がいるから私は生きていられる」
という感覚が強くなっていくのです。
そのため、子どもが結婚して
自分のそばから離れようとすると、
「自分の人生が消えてしまう」という
強烈な不安と絶望感に襲われます。
その不安が感情的な怒りとなって爆発し、
ヒステリックに子どもを責め立てることで、
結婚をあきらめさせようとします。
パターン2.心を支えてくれる子どもを手放したくないという心理
このパターンの親は、
自分で判断・決断・行動することを
回避し続けてきた傾向があります。
何か困ったことがあると子どもに相談し、
不安や愚痴を吐き出す相手として
いつも子どもを頼りにしてきました。
子どもはいつしか、
親の「心の支え役」を担うことが
当たり前になっていきます。
子ども自身も、
「自分が支えなければ」という使命感を
無意識のうちに持つようになります。
そんな子どもが結婚するとなると、
親は自分の心の支え役が奪われてしまうと感じ、
強烈な不安に駆られます。
だから親は「かわいそうな私」を前面に出し、
悲劇のヒロインを演じることで
子どもの罪悪感を刺激しようとします。
「あなたがいなくなったら私はどうなるの?」
「親を見捨てるの?」「親を裏切るの?」
という言葉がその典型です。
パターン3.価値の高い子どもを手放したくないという心理
このパターンの親は、
子どもに対して
常に高いステータスを求めてきました。
高い学歴を持たせようとしたり、
誰もが知っている会社に就職させようとしたり、
学歴や職業、収入や見た目など、
「世間からどう見られるか」を
非常に気にする傾向があります。
そのため、子どもの結婚相手に対しても
同じように高い基準を求めます。
相手に少しでも気に入らない点があると、
「この結婚は絶対に不幸になる」と
あたかも論理的に聞こえるような言葉で反対してきます。
表面上は「子どもの幸せを願っている」
ように見えますが、
実際は自分のプライドや
世間体が傷つくことへの恐怖が
根底にあることが多いです。
「親から理詰めで反対される」と感じる方は、
このパターンに該当するかもしれません。
パターン4.生活を世話してくれる子どもを手放したくないという心理
このパターンの親は、
生活の苦しさや病気などを理由にして
子どもに生活の世話を求めてきます。
精神的な未成熟さと怠惰さが背景にあり、
自分の問題に向き合おうとせず、
解決の責任を子どもに押し付けようとする親です。
そんな親は言い訳が多く、
努力や変化を嫌う傾向があります。
結婚の話になると、
「あなたのためにどれほど苦労してきたか」
「どれだけ親が犠牲になってきたか」を語り、
子どもに罪悪感を持たせることで
結婚をあきらめさせようとします。
親の心のなかでは、
苦労せずに生活していくためには
どうするか?という考えがあり、
そのために子どもを手放そうとせず、
いつまでも自分のそばから
離したがりません。
子どもを手放したくない親には何度説明してもわかってもらえない
先ほどの4つのパターンに共通しているのは、
親の反対が「子どもへの純粋な心配」ではなく、
「自分自身の不安や欲求」から
来ているということです。
子どもを手放すことで、
自分の生きがいが失われる、
心の支えがなくなる、
プライドが傷つく、
世話してくれる人がいなくなる——
そういった自分自身への影響を
恐れているわけです。
つまり、親は子どもの幸せではなく、
自分の安心を守ろうとして反対しています。
だからこそ、
どれだけ誠実に説明しても届かないのです。
子どもの話を聞きながら、
表面上は「なるほど」と言いつつも、
次の瞬間にはまた別の理由で反対する——
そんな経験をしてきた方も多いでしょう。
「これだけ説明したのに」
「あんなに誠実に向き合ったのに」
という思いが積み重なって、
心がくたびれていきます。
「こんなにも反対されるなら、
もしかしたら自分のほうが
間違っているのではないか」
という気持ちが出てきて
心が折れてしまうこともあります。
説明や説得を重ねれば重ねるほど、
自分が消耗していく感覚を覚えるのは
当然のことです。
それは説明の仕方が悪いのでも、
あなたの伝え方に問題があるのでもなく、
親の側の心理の問題が根本にあるからです。
このことをまずしっかりと
自分の中に落とし込んでほしいと思います。
大切なことは、問題を抱える親に振り回されないようにすること
では、結婚を反対されているあなたは、
この先どうすればいいのでしょうか。
最も大切な考え方は、
問題を抱える親に
振り回されないようにする
ということです。
たとえば、
「親には説明するけれど、
許可を得ようとしない」ということ。
結婚の報告や説明をすることは大切ですが、
「親に認めてもらえなければ進めない」
という姿勢でいると、
いつまでたっても前に進めません。
子どもを手放したくない親は、
どんな状況になっても
「賛成」とは言わないことが多いです。
許可を得ることを目標にしてしまうと、
永遠にゴールに到達できない状態に
自分を置き続けることになります。
「説明はするけれど、許可は求めない」——
この区別を意識するだけで、
心の消耗がずいぶんと変わってきます。
もう一つ大切なのは、
「親から認めてもらえなくても、
自分の人生は自分で決めて行動する」
という自分の軸を持つことです。
親に反対されるのはつらいことです。
罪悪感が生まれることもあるでしょう。
でも、その罪悪感は
「あなたが悪い」というサインではなく、
親に感情的に揺さぶられている状態を
示しているだけかもしれません。
子どもを支配しようとする親の言葉は、
意図的か無意識かにかかわらず、
子どもの罪悪感や責任感を刺激するように
作られていることが多いです。
その言葉に揺さぶられながらも、
「これは親の問題であって、
自分の問題ではない」と
自分に言い聞かせていくことが大切です。
あなたの人生の主人公は、あなたです。
親の不安や欲求に応えることを優先して、
自分の人生を後回しにし続けることは
誰の幸せにもつながりません。
親の気持ちを無視せず、
誠実に向き合いながらも、
最終的には自分で決断する勇気を
持ってほしいと思います。
結婚を反対する親との関係で
本当に苦しんでいる方は、
ひとりで抱え込まずに
専門家への相談も選択肢の一つです。
長年にわたって親との関係で消耗してきた方ほど、
「自分の感覚がおかしいのかもしれない」
と感じるようになっていることがあります。
でも、そう感じるのは当然のことです。
親に感情的に揺さぶられ続けてきた結果、
自分の軸がぶれてしまっているだけです。
誰かと話すことで、
自分の気持ちや状況が整理されていきます。
あなたが自分らしく幸せな一歩を
踏み出せるよう、応援しています。
結婚は、あなたとパートナーが
一緒に新しい人生を歩み始める決断です。
その大切な決断を、
親の感情に委ねたままにしないでください。
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