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コラム 幸せな人生を生きるために

毒親からの影響で悩む大人たちへ|3つの回復プロセスを紹介

毒親からの影響で悩む大人たちへ|3つの回復プロセスを紹介

こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
 

今日は、多くの方が抱える
「毒親からの影響」と、
その回復プロセスについてお話しします。

あなたは今、
親との関係に苦しみを感じていますか?

自分の気持ちや感情、
自分自身の性格、
そして、我慢して従ってしまうとか、
やりたいことがやれないといった、
自身の行動パターンに違和感を覚え、

それが親からの影響かもしれないと
感じることはありませんか?
 

毒親とは「子どもの心に悪影響を与える人」のこと

「毒親」という言葉を聞いて、
どのようなイメージを持ちますか?

虐待や暴力をふるう親を想像するかもしれません。

しかし、毒親の本質は
「子どもの心に悪影響を与える人」です。

必ずしも意図的に子どもを傷つけているわけではありません。

むしろ、多くの場合、
親自身も自分の親から受けた影響を
無意識に子どもに伝えています。

愛情を持っていても、
その表現方法や接し方が
子どもの心を傷つけてしまうことがあります。

例えば、過干渉な親、
過度な期待をかける親、
子どもの気持ちを無視する親、
感情のコントロールができない親など、
様々なタイプがあります。
 

大きな影響は「自分を縛る思考」と「対人関係に感じる強い不安」

毒親の影響を受けると、
主に二つの大きな問題が生じます。

一つ目は
「自分を縛る思考」
です。

「自分はダメな人間だ」
「完璧でなければならない」
「人に迷惑をかけてはいけない」
といった思い込みが、
あなたの可能性を狭めてしまいます。
 

二つ目は
「対人関係に感じる強い不安」
です。

他者との関係で過度に緊張したり、
相手の機嫌を伺ったり、
自分の意見を言えなかったりする傾向があります。

これらは、
子ども時代の生存戦略として
身につけたものですが、

大人になった今も
無意識に続いていることが多いです。
 

毒親から残された心の影響

1.他人と関わることに恐怖心を抱き振り回される

「この人は本当に私を受け入れてくれるだろうか」
「何か間違ったことを言って嫌われるのではないか」

という不安が常にあります。

そのため、
相手の表情や言葉に過敏に反応し、
些細な変化に心を乱されてしまいます。

職場の人間関係、
友人関係、パートナーシップなど、
あらゆる関係で相手の反応を過剰に気にしてしまい、
自分らしく振る舞えなくなります。
 

2.他人に対して罪悪感を抱き自己犠牲をする

「NO」と言えず、
自分の気持ちよりも
相手の要求を優先してしまう傾向があります。

「自分が我慢すれば良い」
「相手を悲しませてはいけない」

という考えが強く、
自己犠牲的な行動パターンに陥りがちです。

結果として、
自分の時間やエネルギー、
感情が削られていき、
いつしか疲れ果ててしまいます。
 

3.思考に制限をかけて自由に行動できなくなる

「これをしたら失敗するかもしれない」
「新しいことに挑戦するのは危険だ」

という思考の制限が、
あなたの行動範囲を狭めています。

安全圏から一歩も出られなくなり、
本来持っている可能性を発揮できなくなります。

チャレンジや変化を恐れ、
現状維持に固執する傾向があります。
 

4.自己否定をして自信を喪失する

「自分はダメな人間だ」
「私には価値がない」

という自己否定的な考えが根付いています。

自分の成功や達成を過小評価し、
失敗を過大評価する傾向があります。

他者からの肯定や評価に強く依存し、
それがないと自分の存在価値を
感じられなくなります。
 

5.自分に課した制限、他人に対する恐れや罪悪感によって人生の選択を誤る

進学、就職、結婚、転職など、
人生の重要な岐路で、
本当に自分が望むことではなく、

「安全」や「他者の期待」
に基づいた選択をしてしまいます。

「この選択で親を失望させるのではないか」
「自分には無理だ」

といった思いが、
あなた本来の道を歩むことを妨げています。
 

毒親の影響から回復していくための3つのプロセス

ここからは、
毒親の影響から回復するための
3つの段階をご紹介します。

これを達成することは
簡単なことではありませんが、
一歩ずつ着実に進んでいくことで、
新しい自分を見つけることができます。

プロセス1 問題のある人に振り回されないための知識と方法を学ぶ(応急処置による止血)

まず最初に必要なのは、
現在の苦痛を和らげるための「応急処置」です。

この段階では、
毒親の特徴や行動パターンについて学び、
それが自分にどのような影響を与えてきたかを理解します。

「これは親の問題であり、自分のせいではない」
と認識することが重要です。

また、境界線の設定方法や、
感情のコントロール技術を学びます。
 

例えば、
親からの過度な干渉に対して
「申し訳ないけれど、今はそれについて話したくない」
と断る練習をしたり、

不安になったときの考え方や
自分を前向きな意識にするための気持ちの持ちよう
などの方法を身につけたりします。

この段階は、
まさに「止血」の作業です。

これ以上傷が深くならないように
することが目的です。
 

プロセス2 自分を知って自分を大事にしながら、大切な人を適切に愛し傷つけない自分になる(新しい自分に組み替えるための手術)

次の段階では、
より深い自己理解と自己受容に焦点を当てます。

自分の価値観、
強み、弱み、感情パターンを探求します。

「自分はどんな人間なのか」
「何を大切にしたいのか」
を明確にしていきます。

この過程で、
これまで親から植え付けられた
否定的な自己イメージや思い込みを
書き換えていきます。

「私はダメな人間だ」という思いを
「私には成長する力がある」
に変えていくような作業です。
 

また、健全な人間関係の築き方を学びます。

自分の気持ちを適切に表現する方法、
相手を尊重しながらも
自分も大切にする関わり方を実践していきます。

これは「手術」のような段階です。

古い自分のパターンを解体し、
新しい健全なパターンに組み替えていく作業です。
 

プロセス3 自分の特性や性格傾向を知って、幸福感のある生き方を選べる自分になる(新しい自分に慣れていくリハビリテーション)

最終段階では、
新しい自分の在り方に慣れ、
それを日常生活に定着させていきます。

自分の特性や性格傾向を
活かした生き方を模索します。

性質分析を行い、
どんな環境を好むのか、
どんな人間関係が心地よいのか、
どんな場面で能力を発揮しやすいのかなど、
自分自身の強みを活かせる
環境や働き方などを選ぶことも考えます。
 

また、
自分にとっての「幸せ」
とは何かを探求し、

それに向かって
主体的に人生を選択していく力を養います。

親や社会の期待ではなく、
自分自身の望みに基づいた
決断ができるように目指していきます。

これは「リハビリ」の段階です。

新しい自分のあり方に慣れ、
それが自然にできるようになるまで練習を続けます。
 

心の傷をゼロにはできないけど、新しい自分を目指すことはできる

最後に大切なことをお伝えします。

毒親から受けた影響や
心の傷を完全に消し去ることはできません。

それは私たちの一部となっています。

しかし、その傷を抱えながらも、
新しい自分を創り上げていくことは十分に可能です。

傷があっても、
その傷に支配されない生き方を選ぶことができます。
 

むしろ、その経験があるからこそ、
他者の痛みに共感する優しさや、
困難を乗り越える強さを持つことができるかもしれません。

回復の道のりは決して簡単ではなく、
時には後戻りすることもあります。

それでも、
一歩ずつ前に進むことで、
少しずつ変化は訪れます。
 

あなたは一人ではありません。

同じような経験を持つ多くの人たちがいます。

そして、専門家のサポートを受けることも大切です。

カウンセリングやセラピー、
自助グループなどを活用しながら、
自分のペースで回復の道を歩んでいきましょう。

新しい自分との出会いが、
あなたを待っています。
 

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