TOP > 回復と自己成長 > 幸せな人生を生きるために > 親に人生を邪魔される人の5つの原因と、今日からできる対策

幸せな人生を生きるために 幸せな人生を生きるために

親に人生を邪魔される人の5つの原因と、今日からできる対策

親に人生を邪魔される人の5つの原因と、今日からできる対策

この記事が向いているのは、こんな方です。

  • 何かを決めようとするたびに親の顔色や反応が頭に浮かんで、動けなくなってしまう
  • 親に傷つけられているとわかっていても「次こそはわかってくれるはず」と期待してしまう
  • やりたいことを話したら全否定された、就職・恋愛・結婚に口を出されてきた経験がある
  • 親の要求に応え続けてきたのに、感謝されるどころか、もっと多くを求められてきた
  • 「うまくいかないのは自分がダメだからかもしれない」と思いながら毎日をやり過ごしている

ひとつでも当てはまるなら、この記事はあなたのために書いています。

Contents

親の言動があなたの人生を邪魔してきた、その構造を知ってほしい

こんにちは。
親子関係カウンセラーの川島崇照です。

「毒親」という言葉を
最近よく耳にするようになりました。

これは精神科医スーザン・フォワードが
提唱した概念で、子どもの心身に
害を与える親のことを指します。

日本では特に、
表面上は「愛情」や「心配」を
装いながら
子どもの選択を支配し続ける
「過干渉な親」との関係に苦しむ方が多くいます。

毒親・過干渉な親の
関わり方の特徴としては、
以下のようなものがあります。

  1. 子どもの進路・交際・友人関係にすべて口を出す
  2. 「あなたのために」という言葉で選択を否定する
  3. 思い通りにならないと激しく感情をぶつける
  4. 子どもが自立しようとすると、強く引き留める

このような関わり方は、
たとえ親であっても異常であり、
子どもに深い傷を残します。

まず、そのことを
知っておいてほしいのです。

そして、そんな毒親状態の
人のもとで育った人は、
あらゆる人生の場面で
邪魔をされてきました。

就職先を親に勝手に決められた。

交際相手を反対され続け、
別れるしかなかった。

「あなたのためを思って」という言葉で、
やりたいことを次々と潰されてきた。

そんな経験を抱えながら、
それでも「自分が悪いのかもしれない」と
思い続けている方が、
カウンセリングの現場には
たくさんいらっしゃいます。

もし、あなたもそんな経験を
してきたのであれば、
少し、立ち止まって
考えてみてください。

あなたは自分の友人が転職を考えていたとき、
「そんな仕事、やめておきなさい」と
頭ごなしに否定をしますか?

あなたの大切な友人が恋人を連れてきたとき、
「その人はダメだ。わかれなさい」と
一方的に引き離そうとしますか?

おそらく、しないはずです。
もしくは、もっとじっくりと
相手の気持ちを聞こうとするはずです。

なぜなら、それがその人自身の人生だと、
あなたにはわかっているから。

ところが、親はあなたにそれをしていたかもしれません。

子どもの就職、恋愛、結婚、
住む場所、友人関係など。

そのすべてに口を出し、
思い通りにならないと激しく感情をぶつけてくる。

これは、親子の間であっても
明らかに異常な関わり方です。

本来、親の役割とは
子どもが自分の力で生きていけるよう
サポートすることです。

それが、いつまでも子どもの選択を否定し、
決断や行動を邪魔しようとしてくるのは、
子どものためではなく
親自身の不安や欲求を
満たすための行動です。

あなたの人生が思うように進まないのは、
あなたが弱いからではありません。

あなたの選択が間違っているからでも、
努力が足りないからでもありません。

ただ、あなたの人生に
深く踏み込んでくる親がいた。

それが、原因です。

ただ、一つだけ知っておいてほしいことがあります。

親を変えることは、できません。

でも、あなた自身の行動や
考え方を変えることは、できます。

その方法を、
この記事でお伝えしていきます。

あなたが親に振り回されてきた5つの理由と、自分を守るための対策

原因① やさしさとまじめさが、理不尽な親の要求を受け入れさせてしまう

「まあ、そういう考え方もあるか」と受け入れてしまうのはなぜか

相手が悲しそうだと、
自分のことは後回しにして
気遣ってしまう。

「こんな要求はおかしい」と
頭ではわかっているのに、
「まあ、そういう考え方もあるか」と
受け入れてしまう。

問題のある人を見ても、
「きっと理由があるんだ」と
相手に寄り添おうとする。

やさしくてまじめな人は、
相手の立場に立って考える力があります。
これは本来、素晴らしい資質です。

ただ、この資質が親との関係で働くと、
親の理不尽な要求まで
「理解しよう」としてしまいます。

その結果、明らかにおかしいことでも
断れず、気づけばどんどん
要求がエスカレートしていきます。

対策:「なんか嫌だ」という感覚を、打ち消すのをやめてみよう

やさしい人は、
自分の感情を後回しにしがちです。

でも、「好き・嫌い」という感覚は、
あなたの心が発するサインです。

「なんか嫌だな」と感じたとき、
その感覚を打ち消すのを
やめてみてください。

「自分がこう感じているのは事実だ」と、
まず認めること。

理由を分析する必要はありません。

ただ、「これは嫌だ」という感覚を、
自分に対して正直に持つことが
最初の一歩です。

原因② 自分で決める習慣がないと、親の言葉に抵抗できなくなる

「自分がどうしたいのか」わからなくなったことはありませんか?

何かを決めようとするたびに、
「間違えたらどうしよう」
「失敗したら嫌だ」と怖くなって、
誰かに決めてもらおうとしてしまう。

自分ではなく、
親や周りの人の意見をもとに
動いてきた。

気づいたら、
自分が本当はどうしたいのか
わからなくなっていた。

自分で決断しない習慣が身についていると、
他人の意見に簡単に振り回されます。

親から「こうしなさい」と言われたとき、
自分の軸がないと抵抗できません。

しかも、この状態は
「利用されやすい」という問題も生みます。

対策:小さな決断を積み重ねることから始めよう

いきなり大きな決断を
自分でしようとしなくていいです。

今日の昼ごはんを自分で決める。

次の休日をどう過ごすか、
自分で決める。

そういう小さなことから始めて、
「自分で決めた」という経験を
積み重ねていくことが大切です。

失敗してもいいです。
失敗から学ぶことで、
判断力は育ちます。

自分で決めた経験が増えるほど、
親の言葉に揺さぶられにくく
なっていきます。

原因③ 罪悪感の強さが、親の要求を断れない状況をつくっている

「断ったら傷つけてしまう」——そんな罪悪感に縛られてきませんでしたか?

「断ったら、相手を傷つけてしまう」
「嫌だと言ったら、冷たい人間だと思われる」
という思いが頭から離れない。

親のお世話や要求に応えながら、
「これが当然だ」
「これが優しさだ」と
自分に言い聞かせてきた。

でも心のどこかで、
ずっと消耗していることに気づいている。

罪悪感が強い人は、
自己犠牲をしていることに
気づきにくいのが特徴です。

「人を傷つけてはいけない」という
気持ちから行動しているつもりが、
気づけば自分自身が
深く傷ついています。

対策:親の不安や不満は、親自身が向き合うべきこと|境界線を引こう

あなたが親の問題を
全部引き受ける必要はありません。

親の不満、親の不安、親の寂しさ——
それは親自身が向き合うべきことです。

あなたには、あなた自身の人生があります。

親のお世話をすることに
全力を注ぐ前に、
「自分は今、何を感じているか」
「自分は今、何をしたいか」に
意識を向けてみてください。

他人の問題に首を突っ込まないことは、
冷たいことではありません。

それは、相手を一人の自立した人間として
尊重することでもあります。

原因④ 親への恐怖心が、理不尽な要求への「諦め」を生んでいる

「どうせ自分には無理だ」と思いながら、親の言う通りにしてきませんでしたか?

「自分には、どうせ無理だ」という
気持ちがいつもどこかにある。

親の顔色を見ながら、
「怒らせてしまったらどうしよう」と
おびえながら過ごしてきた。

嫌だと思っていても、
波風を立てるのが怖くて、
結局いつも親の言う通りに
してしまう。

「自分には力がない」と
思い込んでいると、
理不尽な要求に対しても
「仕方ない」と諦めてしまいます。

この恐怖心は、
幼少期から積み重なってきたものです。

あなたが弱いのではなく、
そう感じさせてきた環境があったという
のが事実です。

対策:苦手な人と無理に近くにいなくていい−自分の力を思い出す

まず、「好きではない人と
無理に近くにいなくていい」
ということを知ってください。

物理的な距離を取るだけで、
恐怖心はかなり和らぎます。

そして、こんなことを
思い返してみてください。

今まで、あなたが自分で
乗り越えてきたことは何ですか?

解決してきた問題は?
達成してきたことは?

大きなことでなくていいです。

「あの頃のあの状況を、
自分はなんとかしてきた」という事実が、
必ずあるはずです。

あなたには、自分で思っているより
ずっと大きな力があります。

自分が力を持っていることを
確認できると、
他者に感じる恐怖心が
和らいでいきます。

原因⑤ 何度傷ついてもまだ期待してしまう——愛情希求が生む消耗のサイクル

「いつかわかってくれる日が来る」—今もそう信じながら消耗していませんか?

「いつか、わかってくれる日が
来るんじゃないか」

「次こそは、
認めてくれるんじゃないか」

そう思いながら、何度も傷つき、
それでもまだ期待している。

これは、あなたが愚かなのではありません。

愛情を求めることは、
人間として当然のことです。

ただ、この状態は非常に苦しい——
そしてとても消耗します。

過去に何度チャンスがあっても
変わらなかった親が、
これから突然変わることは
ほぼありません。

対策:親への期待を手放したとき、初めて「自分はどうしたいか」を考えられる

これは冷酷な言葉に
聞こえるかもしれません。
でも、これを理解したとき、
多くの人が初めて楽になれます。

親への期待を手放すことで、
あなたはやっと
「では、自分はどうしたいか」を
考え始められます。

自分自身に期待してください。

もしくは、あなたのことを
尊重してくれる人や
あなたの話を聞いてくれる友人、
パートナー、信頼できる誰かに
期待してください。

あなたの人生は、
親に認められるためにあるのでは
ありません。

あなた自身のために、あります。

あなたの苦しさには、ちゃんと理由があった

ここまで5つの原因と対策を読んで、
どう感じましたか。

「自分のことが書いてある」と
思った方も多いはずです。

そして、こう思った方も
いるかもしれません。

「でも、こんな自分だから、
親に邪魔されてしまったんじゃないか」と。

違います。

やさしさも、まじめさも、
人を傷つけたくないという気持ちも、
本来は素晴らしい資質です。

それを利用してきたのは親の側であり、
その責任はあなたにはありません。

ただ、「問題の原因が親にある」と
わかったとしても、親は変わりません。

だからこそ、あなた自身の考え方や
行動を少しずつ変えていくことが、
唯一の出口になります。

一気に変わろうとしなくていいです。

今日から、一つだけでいいので
試してみてください。

まとめ|5つの原因と対策を振り返り、今日から一歩を踏み出そう

この記事でお伝えした
5つの原因と対策をまとめます。

やさしくてまじめすぎる
→ 自分の「好き嫌い」という感覚を大切にする

自分で決断しない
→ 小さなことから、自分で決める練習を始める

罪悪感が強い
→ 自分のことに集中し、他人の問題は他人に委ねる

恐怖心が強い
→ 苦手な人と距離を取り、自分が乗り越えてきた事実を思い出す

何度傷ついても、まだ親に期待してしまう
→ 過去に起こらなかったことはこれからも起こらないと理解し、自分自身や信頼できる人に期待する

親との関係に苦しむ原因は、
あなたの中にあるのではありません。

あなたがそのような環境に
置かれてきたことが、原因です。

それでも、変えられるのは
あなた自身の行動です。

もし、「一人では難しい」と
感じたなら、
まずは親に代わる「信頼できる人」を
つくっていくという方法もあるでしょう。

しかし、それも難しそうに感じる場合は、
カウンセラーといっしょに問題を整理し、
親との適切な距離感を考えていくという
選択肢もあります。

カウンセリングでは、
次のようなことを
一緒に整理していきます。

  1. 親との関係で傷ついてきた気持ちを安心して話せる場所をつくる
  2. 自分がなぜ断れないのか、なぜ期待してしまうのかのパターンを理解する
  3. 親との適切な距離の取り方を、具体的に一緒に考える

「親を変えようとするのではなく、
自分の見方や行動を少しずつ変えていく」

これが、カウンセリングで目指すことです。

変わるのに時間がかかっても、それでいい。
ゆっくりでいいのです。

あなたが自分らしく生きられるよう、
私はいつも応援しています。

よくある質問|親に人生を邪魔されてきた方へ

Q. 親に人生を邪魔されやすい人には、どんな共通点がありますか?
▶ 親に人生を邪魔されやすい人には、主に5つの共通点があります。①やさしくてまじめすぎるため理不尽な要求でも受け入れてしまう、②自分で決断する習慣がなく他人に振り回されやすい、③罪悪感が強くて嫌なことでも断れない、④恐怖心が強く我慢して従ってしまう、⑤何度傷ついても親に期待し続けてしまう——この5つです。これらはすべて、あなたの弱さではなく、これまでの環境がつくり上げてきたパターンです。

Q. 親を変えることはできますか?
▶ 残念ながら、親を直接変えることはほぼできません。過去に何度チャンスがあっても変わらなかった親が、これから突然変わることはほぼないとお考えください。ただし、あなた自身の考え方や行動、親との距離感を変えることはできます。「親を変えよう」とするのではなく、「自分がどう関わるかを変える」という視点への転換が、多くの方にとって楽になる第一歩になっています。

Q. 罪悪感が強くて親の要求を断れません。どうすればいいですか?
▶ 罪悪感が強い方は、まず「親の不満・不安・寂しさは、親自身が向き合うべきことだ」という考え方を少しずつ取り入れてみてください。あなたがすべてを引き受ける必要はありません。他人の問題に関わらないことは冷たいことではなく、相手を一人の自立した人間として尊重することでもあります。まずは「自分は今、何を感じているか」に意識を向けることから始めてみてください。

Q. 親への期待をなかなか手放せません。どうしたらいいですか?
▶ 親への期待を手放せないのは、あなたが愚かなのではありません。愛情を求めることは、人間として自然なことです。ただ、「過去に何度も変わるチャンスがあったのに変わらなかった親は、これからも変わらない可能性が高い」という現実を静かに受け入れることが、多くの方にとって「楽になるきっかけ」になっています。親への期待を手放した先で初めて、「自分はどうしたいのか」を考え始められます。

Q. 一人でなかなか変わるのが難しいと感じています。どうすればいいですか?
▶ 一人で変わるのが難しいと感じるのは、当然のことです。長年にわたって積み重なってきたパターンを変えるのは、誰にとっても簡単ではありません。まずは、あなたのことを尊重してくれる信頼できる人——友人、パートナー、カウンセラーなど——に話してみることをおすすめします。カウンセリングでは、親との関係のパターンを整理し、自分らしく生きるための距離の取り方を一緒に考えていくことができます。

おとなの親子関係相談所

お問い合わせ

48時間以内に、返答させていただきます。