COLUMN
コラム 幸せな人生を生きるために
[毒親育ちの影響を克服する]自分に自信が無く、いつも不安で、失敗してしまうあなたへ
From:親子関係カウンセラー川島崇照
心に不健全さを持つ親である〈毒親〉に育てられた方たちは、自分の考えを持ち、それを外側に表現することが苦手です。
それはあまりにも家庭が殺伐としていたり、否定や暴力にさらされていたことで、子どもがいつも緊張していなければいけなかったからです。
自分の身を守ることで精一杯な子どもは将来のことよりも、「今日は怒られないだろうか」とそのときのことで必死でした。
自分の考えを持ったとしても否定され、自由に表現することも許されなかったことで、「自分の考えは間違っているに違いない」「自分の考えを持つべきではない」「自分の気持ちを表現するべきではない」と自分に制限を課している方はとても多いのです。
親があなたを否定する理由
親はなぜこんなことをするのか?
それは、心に不健全さを持つ親にとっては、従う子が<良い子>であり、
従わない子(※自分の考えを持つ子どもも同様)は、<悪い子>だと判断するからです。
また、子どもが目標を持つことを無意識的に嫌います。
自分の意志を持って、主体的に行動することを「ワガママ」「自分勝手」と言って否定します。
子どもを否定するのは、いつまでも親に対して反抗心を抱かないようにさせておくためであり、コントロールを受け入れる従順な存在にしておきたいからです。
こうやって子どもは自分の考えを自信を持つ機会を奪われ、自信喪失、自己喪失となってしまうのです。
自分の考えを引き出すセルフトレーニング
自分の考えが無いと、周囲に流されやすく、他人の意見に翻弄されやすくなります。
相手の言っていることが理不尽でも断ることができずに受け入れてしまうことも多いでしょう。
いつも不安に駆られている方も多く、だけど何をしたらいいかがわからず、結果、問題を取り返しの付かないレベルにまで放置してしまうこともしばしばです。
こうなってしまったのも、本来、親から受けられるはずだった〈自分の気持ちを感じるというトレーニング〉を子ども時代に受けられなかったことが原因のひとつです。
あなたはこんな言葉を言われたことはあるでしょうか?
- その時どんな気持ちだったの?
- あなたはどうしたいと思っているの?
- それをするためには何ができそう?
- じゃあ何から始めてみようか?
この言葉は子どもの考える力を伸ばす言葉がけです。
子どもの個性を受け入れ、個人として尊重できている親はこんな言葉で子どもの力を引き出してくれるのです。
しかし、だからといっていまさら親にこの関わりをしてもらうわけにもいきません。
そんなときは、自分で自分の考えを引き出す〈セルフトレーニング〉が効果的です。
自分で自分をカウンセリングして目の前の問題、不安な気持ちを解決していくということです。
自己解決力が高まれば咄嗟のときにも対処しやすくなります。
「考える力」=「問題を把握し、解決していける力」を高めていくことで、不安になる場面は劇的に少なくすることができます。
より素早く自分が考えたとおりに行動に移しやすくなるでしょう。
*
下に「セルフカウンセリングシート」をダウンロードできるボタンを設置しました。
自分が抱えている問題、不安要素などでやってみてください。
一緒にシートの使用例もダウンロードできるようにしておきましたので参考にどうぞ。
セルフカウンセリングシートがダウンロードできます
[使用方法]
問題→目標→現状→解決点→資源と方法→将来の順番に書き込んでください。
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