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機能不全家族から受ける悪影響

機能不全家族から受ける悪影響
FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

 

機能しない家族

 

「自分に自信がない」
「いつも不安な気持ちだ」
「人との関係構築がうまくできない」

 

、、、と長い間悩んできた方たちの多くに共通して言えることがあります。

それは、家族が“家族”として機能していなかったということです。

 

家族として機能していないということはどういうことなのか?

例えば下のような家庭を言います。

  • 愛情が欠如している家庭であった
  • 人格や尊厳が否定されるような家庭であった
  • 傷つく言葉を言われる家庭であった
  • 怒りの爆発がよくある家庭であった
  • ルールがあいまいで、親がたびたび意見を変えていた
  • 自分の存在が否定される家庭であった
  • 身体的・心理的・性的虐待があった
  • 両親、嫁姑など、家族の仲が悪かった
  • 母親が父親から暴力を受けている
  • 親から過大な期待を受けていた
  • 家庭内に秘密があった
  • 秘密を外部に漏らさないように強制されていた
  • 罪の意識を植え付ける家庭だった
  • 親がいつも不在だった
  • 親子の立場が逆転していた
  • 仲の良い家族を演じる家庭であった

このような機能しない家庭を『機能不全家庭』と呼びます。

 

機能不全家族で育った悪影響

家庭とはありのままの姿でいれる安心できる場所のはずです。

しかし、機能しない家族のもとで育ったこども達は、いつも緊張にさらされています。

 

  • あなたは親の顔色をうかがっていつもビクビクしていたかもしれません。
  • いつも家族の維持のために自分が我慢しなければならなかったかもしれません。
  • いつも“自分”を持ってはいけなかったかもしれません。

 

あるがままの自分を制限され続けたこども達は、自分の感情を出す事に罪悪感を伴い、大人になってからもたくさんの心の悩みを抱えることになります。

 

あなたがもし、自分に自信がなくて、いつも不安を気持ちを感じていて、人間関係をつくることが苦手だったら、、、

  • 自分の判断に自信が持てず、他人に頼ってしまう
  • 自分にはどうにもできないことに過剰に反応してみずから不安を作り出している
  • 傷つきやすく引きこもりがちになり、孤独になってしまう

上のようなつらい状態をみずからつくりだしてしまいます。

 

悪影響を受けた状態から回復するには

回復には、心の悩みが自分のせいでおきているのではないと認識し、長い間抱えていた荷物をひとつひとつおろしていくことです。

そして、安心してあるがままの自分を表現できる場所を見つけ、家族から学ぶことができなかった自己愛を育み、傷ついたままになっている“こどものときの自分”を癒していくことが必要です。

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