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コラム

[毒親の影響を克服する]なぜ、親の不健全さを見抜けないのか?

[毒親の影響を克服する]なぜ、親の不健全さを見抜けないのか?
FROM:親子関係カウンセラー川島崇照

 

 

自罰的感情と親のことばを結びつける

あなたがもしこう思っていたら、その言葉は誰のものであったかを考えみてください。

  1. わたしはバカだ
  2. 私は何をやってもダメだ
  3. 私は嫌われている
  4. 私の意見は間違っている
  5. 私は性格が悪い

 

それでは次に、あなたの親は、あなたに対してこんなふうに言っていませんでしたか?

  1. おまえはバカだ!
  2. おまえは何でこんなこともできないんだ!
  3. おまえを好きになる奴なんかいない!
  4. おまえなんかにわかるはずがない
  5. おまえは自分勝手だ、自分のことしか考えていない!

 

これまでのメールをお読みいただいている方であれば、もううすうす気づかれているのではないでしょうか。

上のリストと下のリストで、同じ番号を結びつけてみてください。

 

どうでしょう? 思い当たることはあったでしょうか。

 

『親は正しい』という信じ込み

子ども時代のあなたは、親の言うこと、やることはすべて正しいと信じてきたかもしれません。

それは、あなただけではありません。どの家庭でも同じです。

その理由は、、、

ほかに手本となる大人がいなければ、必然的に身近にいた親から学び取ったものが正義となるからです。

 

純真無垢であった子どもの心が近くにいた親の色に染まっていくのは当然のことです。

もしかしたら、あなたは親の不健全さに気づいていたかもしれません。

友達のお母さんはあんなに優しいのに…なのに、私のお母さんはいつも怒鳴っている…

「なにか違う、おかしい」と感じているのに、恐怖に縛られて何も言えない子どもたちはたくさんいます。

 

子どもだったあなたに責任はない

少しでも正しいことを言おうものなら、不健全さを持っている親は元の道へ引き戻そうとするでしょう。

・・・悲しいことですね。

ただ、子どもであったあなたに責任はありませんでした。

なぜならそれは、悪意があったにせよ無かったにせよ、親があなたに〈正義〉と言って植えつけたことだったからです。

 

まだ自己が確立されていなかった子ども時代のあなたには、それが本当に〈正義〉であったのかの判断はできなかったでしょう。

したがって、あなたに責任はありません。

 

すなわち、あなたがこれまで感じてきた息苦しさや、「自分はダメだ」と考えるようになったのには、あなた以外の“何か”に原因があったということです。

そして、それは“親”であった可能性が高いということです。

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