親から否定されてツラいときに知っておいてもらいたい５つの真実

こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。

あなたは親から
「そんなことできるわけない」
「あなたには無理」
「どうせ失敗する」
と言われ続けてきませんでしたか？

これまで数多くの
「親に否定され続けてきた」
という方々の相談に乗ってきました。

親からの否定の言葉は、
私たちの心に深く刻まれます。

そして、その言葉に縛られ、
自分の可能性を狭めてしまうことがあります。

でも、ちょっと待ってください。

親の否定には、
実はさまざまな理由が隠されています。

そして、その理由を知ることで、
あなたは自分を責めることなく、
自分の道を歩んでいくことができるのです。

今日は、
親に否定されたときに
知っておいてほしい
５つの真実についてお話しします。

否定の裏側に隠れている５つの真実

親があなたを否定するとき、
そこには様々な理由が隠れています。

それらを理解することで、
あなたは「自分が悪いのではない」
と気づくことができるでしょう。

１．否定されるときは、親の「信じる力」が乏しいとき

「そんな仕事、大丈夫なの？」
「その人と結婚して幸せになれるの？」
「そんな選択して後悔しないの？」

こういった言葉の裏には、
親自身の不安があります。

特に、
自分で考え決断した経験が乏しい親は、
結果が見えないことに強い不安を感じます。

親たちは、
あなたの選択の結果を不安視するあまり、
可能性を否定してしまいます。

これは、親たちが
あなたに力があることを信じようとせず、
勝手に否定的な予測をしているからです。

でも、
人生には「正解」はありません。

大切なのは、自分で選び、
責任を持って進むことです。

否定を繰り返す親は、
親自身が自分の決断で行動してこなかったせいで
自分を信じる力も乏しいばかりか、

その自信のなさが
子どもにも投影され、
子どもを信じる力も育ちません。

２．否定されるときは、親があなたに過去の後悔を押しつけているとき

「私が若いときに同じ失敗をしたから、あなたには経験させたくない」
「私と同じような苦しみをあなたには味あわせたくない」

親は自分の経験から得た教訓を
子どもにも伝えたいと思うものです。

そういった行動は
多くの親たちもすることで、
それ自体は愛情からくるものかもしれません。

しかし、親の人生とあなたの人生は違います。

時代も違えば、
環境も違います。

そして何より、
あなたは親とは
別の人間なのです。

親の後悔や失敗体験が
あなたに当てはまるとは限りません。

むしろ、
親が経験できなかったことに
チャレンジすることで、
新たな可能性が開けるかもしれないのです。

親が何度も否定を繰り返すなら、
それは愛情ではなくて
「不安の押しつけ」かもしれません。

あなたがどんなに
真剣に気持ちや考えを伝えても
親が耳を傾けてくれないのであれば、

親が自身の不安の解消をしたくて
あなたに理想の人生を生きさせようと
している可能性があります。

３．否定されるときは、親があなたに脅威を感じているとき

「親を馬鹿にするな！」
「おまえはそんなにも偉いのか？」
「そんなことくらいで威張るな！」

親があなたの成長や成功に
脅威を感じることがあります。

特に、自分自身の人生に満足していない親は、
子どもが自分を追い越していくことに
恐怖や嫉妬を感じることがあります。

学歴、地位、名声など、
子どもがもてはやされている姿を見たり、
成功する場面を見たりすると、
イライラして不機嫌になったり、
すねて閉じこもったりすることもあります。

そんな親は、
あなたの生き方を見て、
まるで親の選択の間違いを
突きつけられているように
感じているのかもしれません。

だからこそ、
あなたの可能性を否定することで、
自分の選択を正当化しようとします。

これは非常に不健全な心理状態ですが、
残念ながら珍しくはありません。

親も一人の人間として、
弱さや未熟さを持っていることを
理解しましょう。

そして、親の言葉に惑わされず
自分の選択と行動に
自信を持ちましょう。

４．否定されるときは、親があなたに依存しようとしているとき

「一人暮らしなんてあなたには無理」
「親の気持ちも考えなさい」
「親のそばを離れないでほしい」

このようなことを言いながら
あなたの自立を否定しているなら、
親はあなたに過度の依存心を
抱いているときかもしれません。

依存心の強い親にとっては、
子どもが独自の人生を歩み始めることで
「見捨てられる恐怖」が強くなることがあります。

そして、恐怖感を安心に変えたくて
子どもが自分のそばから離れていくことを
否定します。

特に、他に頼れる人間関係や
生きがいを持たない親は、
子どもに依存して
行動を制限しがちです。

これらの現象は
あなたの責任ではありません。

健康的な心理状態の親は
子どもの自立を誇らしく思い、
むしろ自立を促そうとします。

そんな親たちは、
自分の感情や人生は、
自分自身が責任を持つべきだと考えています。

子どもが親元から
離れていこうとするときに、
多少の不安はあれど
子どもの自立を否定することはありません。

５．否定されるときは、親があなたを支配しようとしているとき

「私の言うとおりにしろ！」
「親の期待に応えるのが子どもの務めだ」
「そんなことをするなんて恥ずかしい」

親があなたを自分の所有物のように扱い、
支配しようとすることがあります。

「有名大学に入れたい」
「一流企業に就職させたい」
といった親の願望は、
実はあなたのためではなく、
親の自己満足や見栄のためかもしれません。

支配的な親は、
子どもの成功を
自分の手柄にしたいと思っていることがあり、

だからこそ、
子どもの決断を聞いて、
親が自分の価値観に合っていないと判断すると、
否定を繰り返して
子どもの考えや行動を変えさせようとします。

でも、
あなたの人生の主人公は
あなた自身です。

親の願望を叶えるために
生まれてきたのではありません。

あなたの人生はあなたのものです。

人生は、自分が幸せを感じるための
長い旅です。

親の願望を叶えるために
生きる必要はありません。

今までは否定されないように生きてきたかもしれない

親からの否定を恐れるあまり、
自分の本当の気持ちや願望を
抑え込んできた方も多いでしょう。

「反対されるから言わない」
「どうせ理解してもらえない」
「波風立てたくない」

そうやって自分の本音を隠し、
親の期待に応えることで
「良い子」でいようとしてきたのかもしれません。

でも、そのような生き方は、
あなた自身を徐々に蝕んでいきます。

自分の願望を押し殺し続けると、やがて
「本当の自分が何を望んでいるのか」
さえわからなくなってしまうことがあります。

また、親の否定を恐れるあまり、
新しいことに挑戦する勇気を
失ってしまった方もいるでしょう。

「どうせ失敗する」
と親に言われ続けると、自分でも
「私にはできない」
と思い込んでしまいます。

しかし、それはあなたの本当の姿ではありません。

親の言葉に影響されて作られた
「偽りの自分」です。

否定を恐れないで自分の人生を生きる

ここまで読んでくださったあなたは、
きっと気づいたことでしょう。

親からの否定は、
あなた自身の問題ではなく、
親側の問題であることが多いということを。

だからこそ、
親の否定的な言葉に振り回されず、
自分の人生を生きる勇気を持ってほしいと思っています。

もちろん、
長年刷り込まれた親の言葉から
自由になるのは簡単ではありません。

でも、小さな一歩から始めればいいです。

例えば、
親の否定的な言葉が頭に浮かんだとき、
「これは親の不安であって、私の現実ではない」
と自分に言い聞かせてみてください。

また、自分の気持ちや願望に
正直になる練習をしてみましょう。

最初は小さなことからでいいのです。

「今日は何を食べたいか」
「休日は何をしたいか」
など、日常の小さな選択から始めてみてください。

そして、自分の選択に自信を持つことです。

たとえ失敗しても、
それはあなた自身の選択の結果。

その経験から学び、次に活かせばいいです。

親からの否定を受け入れるのではなく、
「これは親の問題であって、私の問題ではない」
と境界線を引くことも大切です。