こんにちは
 
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
 

「私は自分が嫌いです」
 

これは相談者の口からよく聞かれる言葉です。
 

『自分のことが嫌い』と感じてしまうのにはさまざまな理由が考えられます。
 

誰かから嫌われている自分が嫌だから
 

誰かからバカにされている自分が耐えられないから
 

誰かから批判される自分が許せないから
 

よく考えてみてください。
 

そのほとんどに〈誰かから〉という言葉が頭につくことを。
 

もし、あなたが〈自分が嫌い〉だったら、
そう思うに至った原因は必ず過去にあるはずです。
 

過去に私がご相談を受けた方たちが
実際に親から言われていた言葉をみてください。

• 「おまえはいっつもそうだ」
• 「あのときもうまくいかなかっただろ」
• 「ほら、だから言っただろうが」
• 「親の言うことを聞かないからだ」
• 「ざまあみろ！だから失敗すると言っただろうが」

「私は自分が嫌いです」

この言葉を言っていた相談者は、
“いつも親から否定されていた”と話してくれます。
 

何かをしてみたいと思っても、それを親に話すといつも否定されてしまう。
 

失敗する理由をいくつもいくつも並べて否定する。
 

そして、過去の出来事を引き合いに出して否定する。
 

「親から背中を押された経験がありません。」
 
「親にほめられた経験がありません。」
 
そう話す相談者の顔は涙でクシャクシャになっていました。
 

心に問題を持つ親は〈否定形〉をつかう

心に問題を持つ親は、話し言葉の多くが否定形になっています。

• あれはダメ、コレはダメ
• うまくいかない
• 成功するはずがない

・・・その反対に
 
子どもと健全な関係をつくることができる親は未来に向かって語りかけてくれます。
 

• そういうときもあるよ
• 今度はできるよ
• あなたならできるよ

こうやって肯定されながら育った子どもは、
結果は失敗に終わったとしても
うまくいったところを見つけて
自分をほめられるようになるでしょう。
 

人生に〈失敗〉はありません。
 
思いどおりにならなかったとしても、
それはうまくいかない方法を見つけただけなんです。
 

あなたの親は『否定形の言葉』を言ってませんでしたか？