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対処法・対策 過干渉で困る

過干渉な親への対処方法

干渉がつらい

繰り返される親からの過干渉

行動を否定・制限されたり、四六時中、電話で行動をチェックされたりして、事あるごとに親からの過剰な干渉を受けていると精神的に追い詰められていきます。

特に母親が過干渉をするケースが大半で、日々くりかえされるように「管理」が続くのが特徴です。

どこ行ってたの?
電話で誰と話してたの?
〇〇と付き合ったらダメ
そんなこと絶対に許さないからね

「過干渉を受けた辛い思い出が今でも自分を苦しめている」大人になってからも母に苦しめられていると語る方はとても多いのです。

心理学的には虐待と等しく、結果、「家にいても自分の居場所がない」「家にいるのが辛い・逃げたい」と感じている方がたくさんいます。

過干渉な親が与える負の影響

マイナスの影響

過干渉を受け続けると、判断力の低下、離人感、慢性的な不安など、多くの悩みを抱えることになります。

どこ行ってたの?
相手に判断を委ねてしまう/自分で決めることができない
自分が自分でないような感覚がある
自分の気持ちがわからない

また、過干渉から逃れたいと反抗する子どもに対しては、非常に攻撃的になる面を持っており、批判的な言葉を浴びせるようになることもあります。

子どもは、常に親から愛されたいという感情を持っています。したがって、親を悲しませたくない、怒られたくない、嫌われたくないという罪悪感から過干渉を受け入れてしまう傾向にあります。

これが、過干渉から逃れられることを難しくしている最大の要因でしょう。

なぜ、親は過干渉をしてくるのか?

過干渉な母親

過干渉をおこなうタイプの母親は、子どもをまるで自分の体の一部かのように扱います。子どもの気持ちになることができず、心の垣根を越えて侵入してきます。

過干渉を行う母親の心理は、大きく分けて3つです。

ストレスのはけ口が子どもへ向かっている場合

例えば、「父親が家を空けることが多かった家庭」など、育児をすべて一人でしなければならなかった環境は非常にストレスも溜まりやすく、その感情のはけ口が子どもにすべて向かっている状態です。

父親との不仲が原因の場合

父親と母親の仲が悪かった場合も子どもに感情が向かいやすいです。「認められていない」という感情が子どもに対しての過干渉として形を変えて噴き出してしている状態です。過剰に干渉することで「自分の存在価値」を確かめていると言えるでしょう。

母親も同じように過干渉を受けて育った場合

過干渉を行う母親は、やはり過干渉の環境で育ったというケースがとても多くあります。子どもは親の行動を見て学びます。

ほめられて育った人が同じように子どもをほめ、叱られて育った人が同じように子どもを叱って育てるように、過剰な干渉で育てられた親は、子どもに対しても過剰に干渉していきます。

他の方法を知らずに育ってしまったのですから仕方のないことかもしれません。ある意味、母親も被害者だと言えるかもしれません。

しかし、だからと言って、過去に受けた行為を許す必要はありません。不健全に関わることは子どもの性格や価値観までをもねじ曲げてしまいます。

あなたへの影響は人生をも左右するものだということです。

過干渉な親への対処方法

対応の仕方

過干渉な親への対処方法を紹介します。

1.はっきりと断る

親は過干渉をしていることに気づけていません。
過干渉をすることであなたの心を傷つけているとも思っていません。
あなたが罪悪感や恐怖心をを感じて断れていないならば、親は自分のやっていることは正しいことだと思い込んでいます。
思い込みで過干渉してくる親にははっきりと断ることが大切です。
もし「あなたのためにやっているんだ」という言葉で反論してきても罪悪感を感じる必要はありません。
過干渉な親は子どもの成長を願っているようで、全く逆のことをしていることがよくあります。

2.反発しないで受け流す

干渉されれば誰でも腹が立つものです。腹が立てば反対に攻撃したくなる気持ちも通常のものです。
しかし、過干渉な親にこの方法は通用しません。そもそもあなたを支配したくてやっていることです。
反発すれば、それを材料にまた支配を強めてくるでしょう。
こんなときは、冷静さを忘れてはいけません。
受け流して思ったとおりに行動しましょう。

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