COLUMN
コラム 親が否定する
毒親 あるある10選|あなたの自由を奪う心が傷つく親の言動とは
こんにちは、
親子関係カウンセラーの川島崇照です。
親との関係に悩み、
苦しんでいませんか?
毎日、親の顔色を伺いながら
生活している方。
自分の気持ちよりも、親の期待に
応えることを優先してしまう方。
「もしかして、私の親は
少し変なのかもしれない」
そんな疑問を抱いている方も
いらっしゃるでしょう。
あなたが感じているその違和感は、
間違いではないかもしれません。
親からの言葉や態度によって、
心が傷つき疲れ果ててしまうことは
珍しいことではありません。
今日は、
そんなあなたの気持ちに寄り添いながら、
心が傷つく親の言動について
一緒に考えていきたいと思います。
自分を後回しにして生きてきた理由
あなたは、これまでずっと
親の期待に応えようと
頑張ってきませんでしたか?
「良い子でいなければ」
「親を失望させてはいけない」
これは親に負い目を感じていて
強い罪悪感を抱えている方たちが
抱えがちな気持ちです。
もしかしたら、
今までそんな気持ちを抱え込んで
自分の本当の気持ちを押し殺して
きたかもしれません。
やりたいことがわからない。
自分が何を求めているのか
見えなくなってしまった。
長い間、親の顔色ばかりを
気にして生きると
自分の生きる目標を失ってしまいます。
やりたいことがあるのに
あきらめてしまう日々。
本心を隠しながら生きることが
当たり前になってしまった結果、
自分の欲求を無視して
親を優先するようになって
しまったのかもしれません。
こんな親の言動に心がすり減る
自分を後回しにして生きてきた理由は、
あなたが今まで見てきた
「親の言葉や態度」に
あったのかもしれません。
親からの何気ない一言が、
子どもの意識や思考に
大きな影響を落とすということは
よくあることです。
「親は子どもを愛しているから」
「あなたのことを思っているから」
そう言われても、なぜか
心がモヤモヤしてしまう。
そんな経験はありませんか?
それは、あなたが
無意識的に違和感を
感じているからです。
「愛情と言いながらも
なんだか支配されているみたい…」
「あなたのことを思っていると言いながらも
なんだか否定されてるみたい…」
こんなふうに感じるのは、
親の言葉と態度が一致していないから
なのかもしれません。
親だからといって、
何を言ってもいいわけでは
ありません。
何をしていいわけでもありません。
あなたが感じている
違和感を大切にしてください。
あなたが「自分の人生を生きている」
と感じられるようになるためには、
自分の感覚に素直になる必要があります。
毒親が言う心が傷つく言動あるある10選
ここから、
多くの方たちが経験している
傷つけられて心が疲れる親の言動を
具体的に見ていきましょう。
もし、
「あ、これ言われたことある」
と思う項目があったら、
そのとき、あなたは心を
深く傷つけられていた可能性があります。
もし、
「やっぱり親がおかしかったんだ」
と感じる項目があったら、
あなたが抱いていた違和感は
正しかったということです。
1.「あなたのためを思って言っている」
この言葉を聞くたびに、
あなたは自分の本音を
封じ込めてきたのかもしれません。
「親が私のために言っているなら従わなければ」
そう思って、自分の気持ちを
無視してしまう。
でも実際は、親の都合や
価値観を押し付けられている
だけかもしれません。
この言葉によって、あなたは
自分を責めるクセが
ついてしまったのかもしれません。
2.「何でこんなこともできないの?」
この言葉を言われるたびに、
あなたの中に無力感と
自己否定が積み重なって
いたのかもしれません。
「やっぱり私はダメな人間だ」
そんな風に思ってしまう。
でも、できないことがあるのは
当たり前です。
人にはそれぞれ得意不得意が
あります。
あなたの価値は、
できることの多さで
決まるわけではありません。
3.「みんなできてるのに、あなただけ」
このように比較される度に、
あなたは自信を失っていたのかもしれません。
「他の人はできるのに、私はできない」
そんな思いが心に刻み込まれてしまう。
でも、人はみんな違います。
比較されることで、
あなたらしさが失われて
しまうことのほうが
大きな問題です。
あなたにはあなたの得意なことがあり、
あなたが心地よく感じるペースがあります。
人がみんな一緒であるはずがありません。
4.「親の言うことを聞きなさい」
この言葉によって、
あなたのなかで支配と服従の関係が
当たり前になってしまったかもしれません。
自分の意見を言うことが
悪いことだと思ってしまう。
健全な親子関係では、
子どもの意見も尊重されます。
一方的に従うことを求められる関係は、
健全な親子関係ではありません。
あなたにも人として
独自の意見を持つ権利があります。
今までそれを許されていなかったのであれば、
親はあなたを人として認めていなかった
ということになります。
5.「本当にダメな子ね」
この言葉を言われるたびに、
あなたは存在を否定されたように
感じていたかもしれません。
「私という人間は価値がないんだ」
そんな思いが心の奥に根付いてしまう。
でも、あなたの存在には
価値があります。
一つの失敗で、あなたの
すべてが否定されるわけでは
ありません。
親が自分の望むことをやらせたくて
押し付けていたかもしれません。
過大な期待を押し付けて、
できないと否定するというのは、
依存的傾向の強い親が良くすることです。
あなたはダメな人間では
ありません。
6.「産んでやったのに恩知らず」
この言葉を聞いたとき、
罪悪感で逆らえなくなって
しまったかもしれません。
「お金をかけたのに」
「苦労して育ててきたのに」
「これまで愛情を注いできたのに」
こんな言葉も同じです。
親が子どもを産むと決めたのだから、
育てることは親の責任です。
あなたが勝手に産まれてきた
わけではありませんね。
だから、産んでもらったこと
育ててもらったことに
無理して感謝する必要はありません。
感謝の気持ちは自然に
湧き出てくるものです。
そうならないなら、あなたが親の言葉に
違和感を覚えているときかもしれません。
7.「そんなことより家のことを優先しなさい」
あなたはこの言葉で
自分の感情や人生という時間を
犠牲にしてきたかもしれません。
自分のやりたいことよりも、
いつも家族のことが優先。
でも、あなたにも
自分の時間を持つ権利があります。
自分の人生を生きる権利があります。
自分のことを大切にすることは
“わがまま”ではありません。
それは誰もが持っている当然の権利です。
8.「どうせあんたには無理でしょ」
このような親の言葉によって、
あなたは挑戦する前から
あきらめる癖がついてしまったかもしれません。
“やってみたい”と思っても、
「どうせ無理だろう」と
思ってしまう。
でも、やってみなければ
わからないことが
たくさんあります。
あなたの可能性を
決めるのは、親ではなく
あなた自身です。
9.「きょうだいを見習いなさい」
比較され続けることで、
自己否定が深まって
しまったかもしれません。
「きょうだいのほうが優れている」
「私は劣っている」
そんな思いが心に根付いてしまう。
でも、人にはそれぞれ
違った良さがあります。
比較されることであなたの良さが
見えなくなってしまうことのほうが
問題です。
きょうだい間での比較や差別は
自己愛性や劣等感が強い親が良くすることです。
あなたの問題ではなく
親の問題である可能性があります。
10.「自分勝手は許さないよ」
この言葉によって、
あなたは思ったとおりに行動すること、
思ったとおりに生きることが
怖くなってしまったかもしれません。
これを言われ続けていると
自立することに
罪悪感を感じてしまうようになります。
でも、
自分の気持ちを大切にすること、
生きたいように生きることは
自分勝手ではありません。
それは、人として
当たり前のことです。
子どもの生き方を制限し、
親が安心する生き方を押し付けるのは
執着心と依存心が強い親が良くすることです。
自分の力で生きていこうとすることは
自立であり成長の証です。
それでもまだ「親を悪く思ってはいけない」と思っていませんか?
ここまで読んで、
「でも、親を悪く言うのはよくないのではないか」
とあなたは思っているかもしれません。
その気持ち、とてもよくわかります。
親を責めたくない。
親にも事情があったのかもしれない。
そんな風に考えてしまうあなたは
とても優しい人です。
でも、親を責めないことと、
自分を守ることは別の話です。
親を悪く思わないまま、
自分を大切にすることはできます。
親に何らかの事情があったとしても、
あなたが傷ついていたなら、
何かがおかしいと思ってください。
今まで自由を感じられなかったとか、
制限されることが多くて
まるで支配されているようだったとか、
そんなことがあったのであれば、
親との関係に何かの不具合が生じている
可能性が高いでしょう。
事実に目を向けてみることが大切です。
親子関係が対等ではなく、
自由ではないのであれば、
異常な状態になっている可能性があります。
親との関係は変えられる
今のあなたのまま、
苦しみ続ける必要はありません。
親との関係を見直すことで、
あなたは、もっと自由に
生きられるようになります。
関係を変えるというのは、
何も絶縁しろと言っているのでは
ありません。
たしかに絶縁という方法を
採用する人もいるでしょう。
しかし、絶縁することだけが
有効な方法とは限りません。
適切な距離を保ちながら、
健全な関係を築くこともできます。
まずは、あなた自身の
気持ちを大切にすることから
始めてみてください。
親から何か言われたら
自分の気持ちを感じてみましょう。
「これは嫌だ」
「これは受け入れられない」
そんなふうに、
自分の素直な感情を認めることから
スタートしましょう。
あなたには、
幸せになる権利があります。
自分らしく生きる権利があります。
親との関係に縛られずに、
自分の人生を歩む権利があります。
もし自分の権利を
うまく行使できそうにないと感じるなら、
誰かに助けを求めることもできます。
一人で抱え込まずに、
専門家の力を借りることも
選択肢の一つです。
あなたの悩みを解決し、
目指している自由な状態を
手に入れることは可能です。
今日から、少しずつでも
自分を大切にする
新しい生き方を思い描き、
歩み始めてみませんか?
あなたの新しい人生が
始まるかもしれません。
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