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感情的・ヒステリック型の親 感情的・ヒステリック型の親
母親の愚痴を聞かされ続けた娘が陥る「共依存」の3つのサインと抜け出し方

Contents
あなたは母親の愚痴を聞いていますか?
こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
突然ですがあなたは
母親の愚痴を聞いていますか?
親子関係のご相談に来られる女性で、
小さいころから母の愚痴を聞かせられてきた
という方はとても多いんですよ。
割合で言えば、だいたい7〜8割程度の
女性相談者がそんな経験をしていました。
あなたはいかがでしょうか。
愚痴にも良いものもあれば
悪いものもあるんです。
良い愚痴というのは前に進むための愚痴です。
いつまでも同じところに
とどまっていたくないから、
前に進むために愚痴を言ってスッキリして
前向きな自分に切り替えるための愚痴です。
でも悪い愚痴は、
問題から目を背けて
相手の悪いところと
自分の正当性を何度も繰り返し
語るだけの愚痴です。
もしあなたが母親から
悪い愚痴を聞かせられているなら、
気をつけてもらいたいことがあります。
それが『共依存』という心理状態なんです。
共依存状態になっていると、
母もあなたも心がボロボロになって、
自分の生きたい人生を生きられなく
なってしまうかもしれません。
今日はね、
母から延々と愚痴を聞かせられていて、
つらい思いをしているのに断れなくて
悩んでいるあなたのためのコラムです。
これから自由に生きていくための
ヒントにしてもらえたらうれしいです。
母親の愚痴を断れない娘が気づいていない「共依存」という心の罠
共依存とは、依存する親と依存を受け入れる子どもの二者で成立する心理状態です。母娘間では、愚痴を聞かせる母と断れない娘という形で現れることが多く見られます。
たとえば、
目の前に心傷ついている母親が
いたとしますよね。
そんな母は、父の愚痴を言っていて、
自分ばかりがつらい思いを
していると言っているかもしれません。
あなたもそんな母を見て
かわいそうに思えてきて、
愚痴でも聞いてあげれば少しでも
心が軽くなるかと思って良かれと思って
共感したりうなづいたりしているかもしれません。
でもね、これがよくある共依存の風景だったりするんです。
共依存状態をつくっている母親というのは、
じつは結婚する前から依存的な人
であることがほとんどです。
そして自分の力では
問題が解決できないと決めているし、
絶対に自分は悪くないと
決めてもいることがほとんどです。
だから父親が加害者で
自分が被害者であるように決めて、
仲の良い夫婦関係を目指そうとしません。
そんな母親は、自分と同じ女性である娘に
愚痴を聞かせようとします。
なぜなら、同じ女性である娘だったら
気持ちをわかってくれるだろうと
期待するからです。
そしてお父さんが何もしてくれないとか、
お父さんからこんなことを言われて辛いとか、
そんな愚痴を娘に聞かせて
共感させて、安心したいのです。
あなたも最初はかわいそうな母を
助けようと思って愚痴を
聞いていたかもしれません。
しかしそのうち毎回同じことを
聞かされるようになるので
苦しく思ったのではないでしょうか。
でも聞きたくないとは言えませんでしたよね。
だってあの母親にそんなことを言ったら
不機嫌になることはわかっていたからです。
「娘に裏切られた」と言うかもしれません。
「こんなにも頑張って育ててきたのに見捨てるのか?」
なんて言ってあなたを責めるかもしれません。
そんな厄介な状態になるのが母であることは、
あなたも子どものころから
わかっていたのではないでしょうか。
だから、聞きたくもない愚痴を
断れなかったのかもしれないし、
本当は嫌なのに聞かなければならないと
自分に言い聞かせて、母の機嫌を
治そうとしていたのかもしれません。
共依存とは問題を解決せず、
お互いに持たれあっている関係性です。
本当は嫌なのに
愚痴は聞きたくないと言って断れません。
断るどころか、母の機嫌を治そうとして
愚痴を聞き、傷つけられないように
自分を守ろうとしている人もいます。
でもそうすることがまた
母から愚痴を聞かせられる状況を
つくり出していることに気づけません。
かわいそうな母を演じ続けさせているのが自分だと気づいたときの衝撃
愚痴を聞き続けることは、母親が自分の力で問題と向き合う機会を奪います。善意の共感が、結果として母の依存をさらに深めてしまうという構造を理解することが大切です。
あなたが母の依存を受け入れていれば、
母はそのときは機嫌も良くなるでしょう。
それによってあなたも安心して
生活を送ることができるかもしれません。
しかしその安心できる状態はすぐに終わります。
なぜなら、母は自分の力で問題を解決してはいないからです。
あなたが愚痴を聞いていれば、
母だって嫌なことがあればすぐにあなたに
話しを聞かせようとするでしょう。
それをすればいくらかでも
心はスッキリとするからです。
でもそれをしていると、
母はどんどん自分の問題に
向き合えなくなっていきますよ。
母が父と一緒にいて苦しいなら、
父との関係性を変えなければ
いけないのかもしれません。
それでもダメなら、
母自身が父と離れると決めて
距離を取らなければ
いけないのかもしれません。
それなのに、あなたが母の愚痴を
聞いている限り、母はずっと
愚痴を言い続けますよ。
あなたに愚痴を聞かせて、
何度も何度も自分が被害者だと訴えて、
「私は悪くなかったんだ。
娘がわかってくれたんだから
やっぱりお父さんが悪かったんだ」
と思おうとするはずです。
そして相変わらず
夫婦喧嘩を繰り返したり、
冷めた関係で何も解決しないまま
時間ばかりが過ぎていくんです。
そして母も、かわいそうで
苦労している母親を
演じ続けていくんです。
かわいそうな母を演じていれば、
娘がいつでも駆けつけてくれて
話を聞いてくれると思い込みますし、
それによってあなたの自由な時間も
精神力もどんどん奪われていくんです。
あなたが母の愚痴を聞いている限り、
母は自分の意志で行動しようとしません。
自分の力で問題を解決しようとしません。
あなたが愚痴を聞いてくれるから、
母だって変わる必要を感じないのです。
共依存とは、依存する人と
依存を受け入れる人の二者で成立します。
ということは、
あの母親を作っているのは
「あなた」ということになりますね。
共依存の母娘関係が長く続いたときに現れる3つの深刻なサイン
共依存が強まると、罪悪感・自己犠牲・他者への過剰な気遣いが日常化します。母娘関係だけでなく、職場や友人関係にも同じパターンが繰り返されることが多くなります。
1.母親がかわいそうな人に見える
母との共依存が強くなっていくと、
いつでも母親がかわいそうに
見えてきたりします。
寂しそうで悲しそうで
不憫に見えてしまうのです。
そしてかよわい母を見捨てておけず、
自ら母の世話を買ってでています。
しかし心のなかは満たされていきません。
いつでも母親の顔色を気にして
恐怖心と罪悪感でいっぱいになっています。
強い共依存状態の人は
母の求めに応じてあげないと
とても悪いことをしているかのように
感じてしまいます。
だから嫌なことでも断れません。
そこで断ってしまうと
自分自身が母を傷つけているみたいに
感じてしまうからです。
それに母からまた責められるかもしれません。
また不機嫌になって
厄介な状態になるかもしれません。
またかわいそうな母を演じて
寝込んだりするかもしれません。
そんなことをされると
また辛くなってしまうので、
いつでも母の顔色を気にして
自己犠牲を続けてしまいます。
2.母親を重く感じる自分を責めてしまう
しかし母を重く感じることすら
悪いことだと思ってしまいます。
「一生懸命に生んでくれたのに、
苦労して育ててくれたのに、
そんなことを思う私は親子不孝者だ」
と自分自身を責めてしまいます。
そうやって、本当は苦しいのに、
苦しさを感じている気持ちに
見て見ぬ振りをします。
嫌なことがあっても断れません。
苦しくても離れられません。
母の気持ちを優先して、
自分の気持ちにフタをします。
母親以外の人間関係でも
たくさんの不具合が出てきますよ。
共依存度が強いと心の中は罪悪感で
いっぱいになっています。
3.自己犠牲が激しくなっていく
共依存状態では常に自分自身が罪の意識を感じて、
親ににも他人にも自己犠牲をしながら生きてしまいます。
母だけでなく
困っている人がいたら
放っておくことができません。
まだ助けも求められていないのに、
どんなに忙しくても自分のことは後にして
相手のことばかりがんばります。
自分自身では相手を助けているように
思っているかもしれませんが、じつは
罪悪感を償おうとして
自己犠牲をしているに過ぎません。
相手も最初はありがとうと
言ってくれるかもしれませんが、
そのうちあなたがやって当たり前と
思われるようになるでしょう。
そして都合よく扱われて
責任を押し付けられたり
するかもしれません。
こうやって家の外でまた違う
共依存関係を作っていたなんていう
ケースはとても多いのです。
昔から母に人生を捧げていた女性が、
今や母以外の他人にも貴重な時間や
精神力を捧げながら生きていた
なんていう人がたくさんいるのです。
母の依存をやさしく手放して、お互いが自立した関係を取り戻す
母の依存を手放すことは、母を見捨てることではありません。お互いが自分の問題を自分で解決できる「自立した母娘関係」こそが、本当の意味での親子の健全な姿です。
あなたが今まで母親の愚痴を聞き続けてきて、
心苦しく辛い思いをしてきたのなら、
あなたは母から強い依存を受けて
きたのかもしれません。
そして自由を奪われてきたのかもしれません。
このままいけば、母親はあなたに
依存したままどんどん歳を重ね、
気づいた頃には本当に何もできない
人になってしまうかもしれないんです。
そしてますます依存度は高まり、
あなた無しでは生きられなくなって
しまうかもしれないんです。
そうなったら今まで以上に
依存されることは必至ですね。
体力は衰え経済力も持たない高齢の母親を支え続けている娘。
それが娘自身やりたいことなのであれば
何も問題はないけど、そうでない
のであればまさに地獄です。
どんなに嫌だたと思っても
離れることもできず断ることもできない
関係なんて、まさに牢獄で
生きているようなものですからね。
もしあなたが母の愚痴を聞いていて
苦しさを感じているなら、
そしてこのコラムを読んで
母から依存をされていたことに気づいたなら、
今からでも遅くはありません。
母の依存を受け入れないで生きてみませんか。
「愚痴は聞きたくない」と伝えて
きっぱり断ってもいいんですよ。
だって母の問題は母の力で解決することですからね。
「愚痴を聞いているのが辛い」
と伝えてもいいんですよ。
あなたが正直な気持ちを伝えないと
母だってあなた傷つけていることに
気づけませんからね。
共依存状態をやめて、
あなたも母親から自立してもいいんです。
そして母親もあなたから
自立してもいいんです。
お互いに自立して、
自分のことを自分でやれる状態を
目指しましょう。
そして自立した母娘になったら、
また仲良く付き合えばいいですね。
そのときはもう依存のない
健康的な関係になれているはずです。
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