こんにちは、
親子関係カウンセラーの川島崇照です。
 

「親を大切にしなさい」
「親孝行しなさい」

あなたはこのようなことを言われ、
親との関係に苦しさを
感じてきませんでしたか？

まるで強制するかのような言葉に縛られて
自分の気持ちを押し殺して
きたかもしれません。
 

今日は、そんなあなたに
心から伝えたいことがあります。

親との関係に悩む多くの方が
カウンセリングを受けに来てくれますが、
どの人たちにも共通しているのは、
自分の気持ちを無視して
生きてきたという事実です。

あなたの人生は、あなたのもの。
親のためではありません。

この記事を読み終えるころに、
あなた自身が「自分の幸せを取り戻したい」
という気持ちを持っていただけていたら
私もとても嬉しいです。
 

人生で一番つらいのは、自分の気持ちを置き去りにして生きること

「親が喜ぶから」という理由で
進学や就職を決めたことは
ありませんか？

「親に心配をかけたくない」と
自分の悩みを打ち明けられずに
いたことはありませんか？

「親を怒らせたくない」と
自分の意見を言えなかった
ことはありませんか？

これは、あなたの人生から
「自由」が奪われている状態
であるかもしれません。
 

ご相談に来られる方の
多くが、親の期待や要求に
応えることで「認められる」
ことを学んできました。

しかし、その代償として
「自分が本当は何をしたいのか」
「何が好きなのか」という
感覚を失っています。
 

自分を大切にできる人生とは
自分の気持ちに正直に
生きられる人生です。

自分の気持ちに正直に生きることは、
決して、わがままでも自己中心的でも
ありません。

それは、あなたが本来
持っていた権利です。
 

幸せに生きている人が当たり前のようにやっていること

親との関係に悩みがなく
自分らしく生きている人たちは
どんな行動をしているのでしょうか。

実は、そんな人たちは
特別なことをしているわけでは
ありません。

ただ、自分の気持ちを
大切にすることを「当たり前」
だと思っているだけです。

逆に、それは
親の支配から抜け出せない人が
見落としがちな視点でもあります。

それでは、
親の支配から抜け出せない人が
見落としがちな5つの視点を
紹介します。
 

1.自分の考えで選ぶ

「これを選んだら親に
怒られるかもしれない」

「親が望まないことをすると
認めてもらえなくなるかも」

こうした不安から、無意識に
親の意見に従っていないか
振り返ってみてください。
 

自分の意見や考えよりも
親の評価を優先してしまうと
自分の人生を自分で選んだ
という実感が持てなくなります。

まずは小さなことから
自分で決める習慣をつけていくことが
大切です。
 

髪型や服装、休日の過ごし方など
日常の選択から始めてみましょう。

最初は不安を感じるかもしれませんが
自分の決断で行動する経験を
積み重ねることで、次第に
自信がついていきます。

そしてやがて、進路や仕事、
住む場所など、人生の重要な
決断においても自分の考えを
優先できるようになるでしょう。
 

親の反応を気にせず
自分の考えで選ぶことは
自立した大人になるための
第一歩です。
 

2.好き嫌いで物事を決める

「親が嫌うから」ではなく
「自分が好きだから」という
理由で選択していますか？

支配的な親のもとで育つと
「自分が何を好きか」という
感覚が麻痺してしまいます。

「親がどう思うか」ではなく
「自分はどうしたいか」で
動けているでしょうか。
 

好きなものを好きだと感じる
当たり前の感覚を取り戻すには
意識的な練習が必要です。

例えば、「今日、何が楽しかったか」を
毎日日記に書いてみる。

自分の感情に注目して
「これは心地よい」
「これは心地よくない」
と区別してみる。

趣味や娯楽の時間を意識的に作り、
自分の心の動きを観察してみる。

最初は何も思い浮かばないかも
しれませんが、徐々に
「これが好き」「あれは嫌い」
という感覚を取り戻せるでしょう。

自分の好き嫌いを大切にすることは
自己否定から自己肯定への
大切な一歩となります。
 

3.安心できる人と時間を過ごす

親と一緒にいると、なぜか
息苦しさや緊張感を感じませんか？

それは、あなたの心と体が
「ここは安全ではない」と
警告を出しているのかもしれません。
 

健全な関係では、相手と一緒に
いると自然と心がやすらぎ、
リラックスできるものです。

不安や緊張を我慢してまで
一緒にいるのは
とても不自然なことです。

親子関係の中で心に現れる
サインに注意を向けてみましょう。
 

また、体のサインにも
目を向けてみましょう。

頭痛、胃の不快感、肩こり、
首こり、不眠などの身体症状は
心理的ストレスがより顕著に
あらわれる箇所だと言われています。

親と一緒いるときにそうした症状が
出るのか、また誰といるときに
リラックスできるのかを
意識してみてください。

あなたの心と体は正直です。
その声に耳を傾けてみてください。
 

4.信頼できる人と距離を近づける

親の前では、
「話しても良さそうなこと」と
「話してはまずそうなこと」を
区別しているということはありませんか？

健全な人間関係では、失敗や弱みを
さらけ出しても、否定されたり
責められたりすることはありません。

親はあなたにとって
信頼できる人でしょうか？

何を話しても責められない、
心から安らげる人でしょうか？
 

支配的な親との関係では
自分を守るために本音を
隠すことを学んできたかもしれません。

しかし、
大人になったあなたにとって
本音を隠しながら生きることは
とても苦しいことのはずです。

「何を言っても否定されそう…」
「何をしていても批判されそう…」

これは親が支配的な人であるときに
多くの人たちが感じていることです。
 

本来、人は自然と
信頼できる人と一緒に
いたくなるものです。

それは、
傷つけられたくないし、
できればリラックスしたいから。

「私はこれが好き」
「私はこれをやりたい」
「私にはこれが向いている」

このように自分の本心を言葉にして
本音で話せる関係が増えると、
親との関係に縛られていた毎日が
異常であったことに気づけるようになります。
 

5.違いを認め合える人とつながる

「そんなのは非常識」
「こうするのが当たり前」

このような言葉で、あなたの
個性や選択を否定されて
きませんでしたか？

支配的な親は、
親自身が「こう生きさせたい」と思うことを
「これが正しい生き方だ」と言いながら
押し付け、それ以外の選択肢を
認めないことがあります。
 

しかし、「正しい生き方」
なんてものはどこにも存在しません。

あるのは、
「人それぞれの生き方」です。

親の生き方とあなたの生き方が
違うのは当然です。

それなのに、
「これが正しい生き方だ」と言われていると、
それが本当に正しいように見えてきてしまい、
自分らしい生き方を選べなくなってしまう
ということはよく起こります。
 

良好な人間関係とは、
お互いの違いを尊重し合える
関係です。

多様な価値観や生き方を
認め合える人たちとのつながりは
あなたの視野を広げ、
自分の選択に自信を持たせて
くれるでしょう。

お互いの違いを尊重し合える関係は、
否定される不安も、
自分の気持ちや意見を批判され、
考えや価値観を押し付けられる恐れも
ありません。

今までの親子関係が
そのようになっていなかったのであれば、
あなたは相当にストレスを
感じているはずだし、

もしかしたら、
心に深い傷を負っている
のかもしれません。

「普通」や「常識」という言葉で
縛ってくる関係から距離を取ることは
とても自然なことです。

それは、
誰もが持っている権利だし、
あなたも生まれたときから
持っている権利です。
 

自由に生きるのは、わがままではなく自然なこと

「親のことを考えずに
自分だけ幸せになるなんて
わがままではないか」

そんな罪悪感を感じている方も
いるかもしれません。
 

しかし、自分の気持ちに
正直に生きることは、
わがままではありません。

それは、本来あるべき
自然な状態です。
 

木が空に向かって伸びるように、
花が太陽に向かって咲くように、
人は自分らしく生きるために
この世に生まれてきました。

親にどう思われるかより、
自分がどう生きたいかを
大切にする権利が
あなたにはあります。
 

ご相談に来られる方の中には
最初、「親を大切にできない自分は悪い子だ」と
自分を責めている人たちが少なくありません。

しかし、自分の気持ちに
向き合う過程で、多くの方が
「親を愛することと、
親の言いなりになることは違う」と
気づいていきます。
 

親との関係に悩みながらも、
自分らしい生き方を選んだ人たちは
口をそろえてこう言います。

「自由に生きていいんだと知ったとき、
人生が変わりました」
 

親の支配から離れて、自分の幸せを取り戻そう

これまでお伝えしてきた
5つの行動は、すぐに実践するのは
難しいかもしれません。

長年の習慣や思い込みを
変えるには時間がかかります。
 

でも、小さな一歩から
始めてみてください。

例えば今日、
「自分は何が好きだろう」
と考えてみる。

信頼できる人に、
少しだけ本音を話してみる。

そんな小さな行動の積み重ねが
あなたを変えていくでしょう。
 

人生はいつからでも
やり直せます。

自由に生きることは、
誰にでもできます。

あなたの人生の主人公は、
親でも誰でもない、
あなた自身です。
 

今日から、自分の気持ちに
耳を傾け、自分らしい幸せを
取り戻す旅を始めてみませんか？

私は、そんなあなたの
新しい一歩を応援しています。
 

あなたの人生はあなたのもの。

誰からも支配されない人生を
手に入れてください。

自由を生きてください。