TOP > 毒親の種類と特徴 > 感情的・ヒステリック型の親 > 暴力を振るってくる親への対処方法

感情的・ヒステリック型の親 感情的・ヒステリック型の親

暴力を振るってくる親への対処方法

力への恐怖

暴力とは?

親であっても人間です。
カッとなって怒りをぶつけてしまうことぐらい誰にでもあることでしょう。

しかし、そのとき暴力行為が伴う親がいます。

●頭やお尻を叩いたり、殴ったりと体に直接的に暴力を振るう親
●勢いよく扉を閉めて大きな音を立てたり、廊下をドンドンと音を立てて歩いて恐怖心を煽る親
●子どもの大切にしているものを故意に壊す親
●子どもが言うことを聞かないと飼っているペットを虐待する親
などなど

ここにあげた行為は直接的、間接的にかかわらず暴力です。

殴るなどの直接的暴力も物を壊して恐怖心を植え付ける間接的暴力も子どもの心を傷つけることには変わりはありません。

暴力が繰り返されている家庭では、子どもが安全を感じられる場所などはなかったことでしょう。

子どもの心はいつも戦場にいるのと同じです。

気づくと暴力を振るっている

こういったことをする親にお話を伺うと、「実は自分も虐待された経験がある」と言う方がとても多いのです。

●自分の親はいつもイライラしていた
●すぐにカッとなる性格だった
●いつも誰かを殴っていた

こういった家庭で育つと、怒り=暴力という感覚が身につきやすくなります。

それはまさに<不健全な怒り方>を親から学び取ってしまったということです。

不健全な怒り方を学んでしまった子どもが大人になると不具合がそこかしこに出始めます。

自分をコントロールすることを学んでこなかったので、対人関係に問題を抱えてしまう方も少なくありません。

自分が子育てをするとき、「怒るときは頭を叩け」とインプットされているので、いけないとはわかっていても手を上げてしまうことがあります。

暴力を振るってしまったことを悔いても、ある時また我を忘れては暴力を振るってしまいます。子どもを傷つけ、自分をも傷つけるの繰り返しです。

叩く手が止まらない

不健全な怒り方を学んでしまった子どもが大人になると不具合がそこかしこに出始めます。

自分をコントロールすることを学んでこなかったので、親子関係、対人関係に問題を抱える可能性は非常に高いものとなるでしょう。

自分が子育てをするとき、「怒るときは頭を叩け」と学んでいるので、手をあげることにあまり躊躇がないこともあります。

また、一度怒りに火がつくと冷静さを取り戻せなくなります。

自分がどんなに子どもの心を傷つけているのかもわかりません。
怒りの感情に支配され、子どもを叩き続けてしまうという悲惨な結果になります。

暴力は犯罪

暴力は犯罪です。
絶対に許してはいけないことです。

しかし、暴力を振るう親に抵抗することはとてもとても怖いことでしょう。
怒りがさらに爆発し、もっと酷いことをされるかもしれません。

「嫌だけど暴力に抵抗することができない」

そうおっしゃる相談者の方はとても多いのです。

暴力を振るう親への対処法

身の安全を確保する

暴力を振るわれているときは、まず自分の身の安全を確保することから始めましょう。
暴力は犯罪ですので、警察に駆け込むこともできます。
また、地域によってはシェルターが用意されていることもあるでしょう。

もし、親と同居をしているのであれば、家を出て一人暮らしをすることもいいでしょう。毎日親の顔を見ない生活ができることは、それだけでもだいぶ良い環境になるということです。

住所も電話番号も教える必要はありません。
自分の身を守るために必要なことですから罪悪感を感じることはありません。

適切な機関・援助者に相談する

暴力を受けていることを、あなたひとりで抱えないでください。

「どこに相談すればいいのかわからない」

その理由だけで、何年も動けずにいる方は少なくありません。

だから、ここに具体的な窓口を書いておきます。

いま殴られている、危険が迫っている

迷わず110番に電話してください。

親であっても、暴力は犯罪です。
身内だから通報してはいけない、ということはありません。

すぐの危険ではないけれど、どうしたらいいか相談したい

・よりそいホットライン 0120-279-338 24時間・通話無料
・警察相談専用電話 #9110 平日8:30〜17:15(都道府県により異なります)
 ※一部のIP電話からはつながりません
・みんなの人権110番(法務省) 0570-003-110 平日8:30〜17:15
・法テラス 0570-078374 平日9:00〜21:00/土曜9:00〜17:00

夜中や休日にどうしようもなくなったときは、
よりそいホットラインが24時間つながります。

あなたが18歳未満のとき、または18歳未満のきょうだいがいるとき

189(いちはやく)にかけてください。
24時間、通話無料で、お住まいの地域の児童相談所につながります。

ここに書いた番号について

上の番号と受付時間は、2026年9月13日に各機関の公式サイトで確認したものです。

ただ、こうした制度や窓口は変わることがあります。
番号が変わっていたり、受付時間が違っていたりする可能性もあります。

かける前に、各機関のサイトで最新の情報を確かめていただけると確実です。

・よりそいホットライン
・警察相談専用電話 #9110(政府広報オンライン)
・みんなの人権110番(法務省)
・法テラス
・児童相談所虐待対応ダイヤル 189(こども家庭庁)

なお、どの窓口に相談するのが良いかは、状況によって変わります。
ここに書いたものが、あなたの状況に一番合うとは限りません。
迷ったときは、24時間つながるよりそいホットラインに話してみてください。

「こんなことで相談していいのか」とためらう方へ

大げさだと思われないか、心配になるかもしれません。

でも窓口は、そういう迷いも含めて相談できる場所です。

「これは相談していいことなのか」と迷ったまま、
そのまま話してしまって大丈夫です。

相談する前にできること

もし余裕があれば、起きたことを記録しておいてください。

・日付と時間
・何をされたか
・けががあれば、その写真

警察や弁護士に相談するとき、
この記録があるかないかで話の進み方が変わります。

つらい作業なので、無理にとは言いません。
できるときに、メモ程度で構いません。

暴力を振るっているときは別人だと考える

もし、親が弱々しく振舞ってきたとしても用心しておいたほうがいいでしょう。平常時の親と怒っているときの親は別人ですから、また暴力を振るわれる可能性もあるということです。

暴力を振るう、怒りの爆発、我を忘れて怒り狂うなどの行動が自然となくなることはなかなかありません。親も自分と向き合わなければ解消しない問題だということです。

父親から暴力を受けている場合

父親からの暴力には、母親からの場合とは違う難しさがあります。

体格や力の差があって、抵抗そのものが危険になりやすいこと。

そして、もうひとつ。

母親が止めてくれない、あるいは「お父さんを怒らせるあなたが悪い」と
父親の側に立ってしまうことがあります。

そうなると、家の中に味方がひとりもいなくなります。

家にいるのが安全ではないと感じているなら、
逃げる先を先に決めておくことをおすすめします。

親戚や友人の家、あるいは自治体の窓口。

「まだそこまでではない」と感じていても、
決めておくだけで、いざというときに動けます。

なお、暴力を受けたその場で「やめて」と意思表示する方法については、
親が暴力を振るってきたときに、忘れてはいけない3つの自分の守り方にくわしく書いています。

怖くて、逃げることさえ考えられなくなっていませんか。

叩かれる、物を壊される、怒鳴られる。そういう家で育つと、まず自分の安全を確保するという発想そのものが浮かばなくなります。それは、あなたが弱いからではありません。

何から身を守ればいいのか、その順番を確認してみる →

おとなの親子関係相談所

お問い合わせ

48時間以内に、返答させていただきます。