COLUMN
コラム
[川島の過去]なぜ、あの母親を選び生まれたのか?
こんにちは、川島です。
「もう、なんでわかってっくれないの!」
と、親にイライラを感じて腹立たしいとき
あなたはその感情をどう処理していますか?
もしかしたら、
怒って親と喧嘩しているかもしれません。
もしかしたら、
何度もわかってもらおうとして
細かく説明しているかもしれません。
もしかしたら、
我慢してあきらめているかもしれません。
そうやって一生懸命に
親にわかってもらおうとしても、
かえって否定されたり、
親の考えを押し付けられたり、
そして悲しい気持ちになって落ち込んで、、、
毎日ジェットコースターのように
気持ちが上がったり下がったりを繰り返して
疲れていませんか?
もうね、正直なところ
ヘトヘトになっている人は
たくさんいると思うんですよ。
だからこそ、救いを求めて
このコラムを読んでくれているのだと
思います。
いつも読んでくれてありがとう。
私を選んでくれたことに
とても感謝しています。
今日はね、そんなあなたに
川島の体験談をお話したいと思っています。
あなたの悩みが少しでも溶けていくような
きっかけにしてもらえたら嬉しいです。
母vs祖母の冷戦
私は新潟県で生まれました。
すっごい雪が多いところ。
一晩に1mとか余裕で積もっちゃうところ。
家族構成は
父母、わたし、妹ふたり、末っ子の弟、
父方の祖父母、父方の叔母の9人
あ、でも、すぐ下の妹は
5歳のときに不慮の事故で
亡くなっています。
その妹のお話はまたどこかで。
私自身、このエピソードでも
親から結構な影響を受けていましたから。
先に家庭の雰囲気をお伝えすると、
いっつも母がイライラしていて
母vs祖母(たまに叔母も母に対抗して参戦)の冷戦が
長い間続いていたようなところで育ちました。
お互いが遠回しな嫌味を言い合うような関係です。
そして、母は祖母や叔母の愚痴を
子どものいるところでも構わず言っていました。
「あの人たちと仲良くするな」的なことも
言われたことがあるぐらい。
幼少期の記憶は、
母親の金切り声が
いっつも思い出されます。
まあ、家の中で居心地が悪いわけですよ。
母がいっつもイライラしていて、
何かのひょうしに私が怒鳴られるんです。
そう、私は母親のストレスの発散先でした。
誰からも助けてもらえませんでしたね。
というか、誰も何もできなかったんだろうな。
父親は仕事で夜遅くて
母親がヒステリックになっていることなんて
そもそも気づいていなかったのではないかと。
母は父のいるところでは怒らないんです。
祖母も叔母も
助けに入ってくれることはありませんでした。
きっとね、向こうの部屋から
「たかあきー!!!」って、
怒鳴る母の声が聞こえてくるだけで、
祖母も叔母もわかってはいるけど私を助けるなんて
発想もなかったのではないのかな。。
なんせ冷戦状態ですからね。
きっと、火に油を注ぐようなことは
したくなかったんでしょうね。
どうすれば母親から褒めてもらえるか
私はね、それでも母親から
認めてもらおうと必死で考えていました。
「どうすれば母親から褒めてもらえるかな」ってね。
母の日はカーネーションを一輪、
サプラーイズ!みたいな感じで
サッと差し出してみたり、
でも、「こんなものいらない」
って言われましたけどね(ショック!)
役に立とうとして、
小さい妹弟たちの世話をしようとすれば、
「おまえは余計なことするな!」
って言われたりね。
そんなふうに何度も
認められようとしては
否定されていたんです。
「あーもう、ボクは悪い子だから怒られるんだな」
「ボクの考え方がおかしくて、
間違っているから否定されるんだな」
、、、みたいなふうに思っていました。
そして、いつの頃からか
なんにもしなくなりましたね。
何をしても怒られそうで怖くなるんです。
「あのときみたいにまた怒られるんじゃないか」
「また拒否されるんじゃないか」
頭の中に危険を知らせる《サイレン》が鳴り響いて、
とたんに真っ白になって緊張していしまうんですよ。
だから、ずっと自分に自信がなかったです。
ただただ、毎日母に怯えていました。
喧嘩ばかり、、、もうヘトヘト
それがね、私が中学校に入ると
母親に反抗することが増えてきたんですよ。
親の否定や考えの押しつけを
「それは、おかしいでしょ!」って
思い始めたんですよね。
だから、私は自分の正しさを
親にわからせるためにずっと喧嘩していたんです。
事あるごとに口論になっていました。
そして、今度は親と喧嘩になることを
避け始めるようになったんです。
「どうせまた喧嘩になってしまうから、
これは言わないでおこう」みたいに
我慢するようになったんです。
でもほら、子どもだから
基本親に許可をもらわないと
できないことって多いじゃないですか。
そこで、恐る恐る
「あの、、、話があるんだけど。。」
みたいに声をかけると、
「おまえの話はろくなことがない!」って
何にも話していないうちから
一刀両断されちゃうんですよね。
そして、ブチってキレて
やっぱり喧嘩にんなっちゃうんですよ。
しかも、今まで我慢していた分だけ
私も大爆発してしまうんです。
こんなことの繰り返し、、、
もうヘトヘトでしたね。
喧嘩も我慢も、今の自分をつくるためだった
今こうやって、
親子関係の仕事をしていて思うのは、
あのとき、親との関係で
喧嘩したり我慢したりを繰り返していたのは
きっと今の自分をつくるためだったのかな
ということなんです。
心理の勉強をしていたとき、よくね、
『今ある悩みは自分が作り出している』
という話が出てくるんです。
なんなら、
『あらゆる経験は自分が何かを学ぶために引き寄せた』
ということも言われたり。
学んでいた時代は理解できませんでしたね。
「じゃあなに、私は自らの選択で
あんな親を選んで生まれてきたの?!(怒)」
みたいになってね。
世の中で良い親はたくさんいるのに、
わざわざ痛い目を見る必要なんて
ないじゃないですか。
「そんなの絶対ちがうよ!」って思っていました。
でも、毎日のように相談者のサポートをしていると、
自分が子どもの頃にしていた
「どうやったらこの難局を乗り越えられるか」
みたいな思考がとても役に立つんです。
親がこの先何をしてくるのかとか、
その行動の背景にはどんな心理が隠れているのかとか、
だいたい予測がついてしまうわけですよ。
あとは、親子関係で苦しんでいる相談者が
今どのような心境になっていて、
何を伝えたら自信を持って前進できるかなども
手に取るようにわかってしまうんです。
私がこれまで経験してきたことが
多くの方たちに幸せな人生を生きてもらう
キッカケになっているんですよね。
そのことに私自身が気づいたとき、
「なんで私はこの親を選び生まれたのだろう?」
という疑問に答えを出すことができたんです。
余談なんですが、
『天職』っていう言葉が
あるじゃないですか。
英語にすると
『calling』って書くんです。
昔そのことを知ったときに
「もしかして、呼ばれちゃった?!」
って思って。笑
向こうから手招きされちゃったんですね。
ちょっと衝撃でしたよ。
あなたはパーフェクトな状態で生まれてきた
もし、あなたが今親子関係で悩んでいるなら
必ず解決の糸口があると思ってほしいんです。
もし、あなたがすでに親から離れられているけど、
傷つけられた影響で生きづらい思いをしているなら、
必ず幸せな気持ちで生きていけると信じてもらいたいんです。
喧嘩している人も、
あきらめて我慢している人も、
それはあなたの人生の学びにつながっています。
あなたにはかけがえのない価値があって、
すでに愛される資格を持っています。
そう、パーフェクトな状態で
あなたは生まれてきたんです。
ただね、親の感情表現が下手くそだったり、
少し劣等感が強くて「ありがとう」や「ごめんなさい」が
言えなかったりしたんでしょうね。
だけども、あなたはそんな親からでも
愛されるためにたくさん頑張ってきたし、
傷つかないように我慢してきたのでしょうね。
そうするしか、
あの親のもとで
生き抜いてこれなかったんです。
でも、、、
もう十分頑張ってきたし、
たくさん学んできたし、
いいんじゃないですか、
もう完了しても。
そして、学んだことを
自分の人生を幸せにするために使っても。
さらに、大切な人を守るために使っても。
それができたあなたは
親への憎しみも自分への批判も
すべて解放できているはずです。
そして、過去の親子関係に引きずられず、
無駄な力を使わずに幸せに生きる人生に
することができているはずです。
幸せになるための道は用意されている
あなたはいつからでも変われます。
私が経験してきたように
あなたにもその道筋はすでに用意されています。
あとは、その道がどこにあるのかを
探させばいいだけです。
そしてこの先、
私が影響を解放するために実践してきた方法を
お伝えする場もつくっていこうと考えています。
もし道が見つからなかったり、
途中で迷ったら、
いつでも教えてくださいね。
これからは、多くの方たちと一緒に
幸せになっていけたらなと
思っている今日この頃です。
くじけてしまいそうなとき、
またこのコラムを見てください。
あなたが人生を切り開くための
キッカケをここに書き続けていきます。
いつもありがとう
親子関係カウンセラー
川島崇照
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