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違和感に慣れると傷つけられていることに気づけないよ

違和感に慣れると傷つけられていることに気づけないよ
 

こんにちは

親子関係カウンセラーの
川島崇照です
 

心は、外部から圧力を受け
傷つけられているときに
「助けて!」って悲鳴をあげてます
 
それが、
悲しい、さみしい、怖い、
腹が立つ、悔しい、憎い
という感情
 
親から何かを言われたりされたりしたとき
あなたがこの感情を感じていたら
心を傷つけられている可能性があるということです
 
でもね
小さい頃からくりかえし傷つけられていると
その感情を感じても「自分が悪いから」って考えて
見過ごしちゃいがちです
 
“違和感に慣れると
傷つけられていることにも気づけない”
ということです
 
そうすると自分の心が
悲鳴をあげていることにも
気づけません
 
気づけないから
危険な親から離れられません
 
離れられないから
また親の都合で傷つけられて
心がどんどん鈍感になっていきます
 
鈍感になると
親や親に似た危険な人を目の前にすると
感情を感じなくなってしまいますよ
 
なかには自分の感情を信じられなくなって
「この人は嫌いだ、離れたい」っていう
素直な気持ちに対しても否定してしまったり
 
怖いですねコレ
 
そうやって
親からも離れられずに
心を支配されて奴隷のようになっている人は
いっぱいいるんです
 

感情は嘘をつかない

まずあなたが今
親子関係でつらい思いをしていて
そんな親から離れたいのに
 
本当に離れていいのかなって迷っていたり
親を裏切っているみたいで悪いことしているなって
罪悪感を感じているなら
まずはこれを知ってほしいのです
 
『感情は嘘をつかない』
 
感情というのは
簡単に言うと喜怒哀楽です
 
楽しいとか嬉しいとか
悲しいとかさみしいとか
怖いとか腹立たしいとか
悔しいとか憎いとか
 
これぜんぶ
適切にあなたの心の状態を
教えてくれるシグナルです
 
あなたが楽しいなら
ウキウキと軽くなるし
傷ついているなら
ズキズキと痛むし
 
あなたが誰と一緒にいると楽しく嬉しく感じるのか
逆に誰といると悲しく怖く感じるのかを
ちゃんと教えてくれているんですよ
 

怖い、すり込み

でも親からいっぱい傷つけられてきた私たちは
その心のシグナルをうまく受け取れないことがあるんです
 
それが『すり込み』ってやつ
 
かしこまった言い方だと『洗脳』ですね
これどこかで聞いたことのある言葉ですね
 
じつはね
洗脳ってどこか遠い世界の話ではなくて
頻繁に起こっているんです
 
しかも親子関係で!
 
すり込まれている人は
「親は正しくて私は間違っている」
って考えてしまいます
 
昔から
「親の言うことを聞け」とか
「おまえは間違っている」って
親からすり込まれていましたからね
 
時間をかけてすり込まれていたので
親から言われていた言葉が
今自分の言葉になってしまっているんですね
 
これが
すり込みの恐ろしさ
 

よく考えてみてください
 
親だって人間だからたくさん間違うはずなんです
 
実際に親が言っていたことで間違っていたことや
親がやれって言っていた方法でうまくいかなかった
なんてことありませんか?
 
、、、っていうか
 
間違わない完璧な人なんて
この世には存在しませんし
 
間違うから
もっと上手にやろうと思えて
成長していくんです
 
もしあなたの親が
「親は正しい、おまえは間違っている」
って言ってたら危険です
 
そして今までそんな親を信じて
自分の心が悲鳴をあげているのに
 
見て見ぬふりをしてきたのなら
あなたは相当にすり込まれて
洗脳されているかもしれません
 
でも落ち込まないで
 
それに気づけただけでも
すごいことなんですから
 
大切なことは
この先どうするかということです
 
「もう傷つけられたくない」って
思えたらあなたは前に進む準備が整ったということ
 
だから落ち込まないでくださいね
 

罪悪感なんていらない

あと厄介なのは
自分の考えを信じさせなくする
罪悪感の存在です
 
あなたは親に対して
 
「〜育ててもらった恩も感じるし」
「〜とは言っても親が優しくしてくれることもあるし」
 
と思っていたことはありませんか?
 
こう考えてしまうと
罪悪感がムクムクって大きくなって
親から離れられなくなるし
自分の感覚が信じられなくなります
 
そんなあなたは
こう考えてみてください
 
「親が子どもを育てるのはあたりまえ」
「親が子どもに優しくするのはあたりまえ」
 
あなたが今生きているのは
親が産むと決めたからです
 
産まれたばかりのあなたは
力を持っていなくて
なんにもできませんでした
 
だから親の力に頼るしかなかった
 
でもそれを親から育ててもらったとは
思わないでほしいのです
 
もしあなたの親が
「誰のおかげで育ってきたんだ」
って言っていたら
 
「親が子どもを育てるのは
あたりまえのことでしょ!」
って腹立ててもいいんです
 

たまには優しくしてくれることもあったでしょう
 
プレゼントをもらったこともあるし、、、
外食に連れて行ってくれたし、、、
旅行にも連れて行ってくれた、、、
学費も出してくれたよな、、、
 
ちょっと待った!
 
いやいや
もうそれ物とかお金ばっかりだから!
 
それ優しくしてもらったと
違うから!
 

優しくしてもらったとは
あなたが親から心を支えてもらった時の
感覚です
 
あなたがつらいときに
横に座って「話を聞くよ」って
優しく言ってくれましたか?
 
「困ったことがあったら何でも話してね」って
寄り添ってくれたことありましたか?
 
「君の人生は君のものだから
後悔しないように生きなさい」
って背中を押してくれたことがありましたか?
 
「結婚したいと思える人が見つけられてよかったね」
「君なら大丈夫、幸せになれることを信じているよ」
って応援してくれましたか?
 
そうそれが
親の本当の優しさです
 

自分の感覚を信じる

あなたの感情は嘘をつきません
 
だから何度もお伝えしたいことは
自分の感覚を信じてほしいということ
 
あなたが親との関係でつらい思いをしているなら
その感覚を素直に認めて受け入れる
 
あなたが思っていた親の優しさが
心の支えになっていなかったのなら
すり込まれて洗脳されていたことを認めて受け入れる
 
あなたが育ててもらったことに
罪悪感を感じていたのなら
不要な罪悪感を持たせられてたことを認めて受け入れる
 
そして自分の感覚を
とことん信じてほしいのです
 
悲しい、さみしい、怖い、
腹が立つ、悔しい、憎い
 
どれも心を傷つけられている時に
感じる感情ですよ
 

今日このメールを見て
〈めっちゃ思い当たる!〉
と感じたら
 
まずは胸に手を当てて
自分の感情を感じてみてください
 
あなたは
自分の感覚に従って生きていい
 
自由に生きていい
 
『自分の感覚を信じる』
 
それが自由に生きる人生の始まりになりますから

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