結婚を反対する母親の本音

こんにちは、

親子関係カウンセラーの
川島崇照です。

今日もこのコラムを訪問してくれてありがとうございます。

前回のコラムでは、
「恋人の学歴や職業を理由に結婚を反対されてるあなたへ」
というタイトルで、

子どもの結婚を祝福できない母親は
＜子どもに依存をしている＞
ということをお伝えしました。

そして今回は、
もうちょっと踏み込んで、
＜母親のホンネは何のか？＞について
解説したいと思っています。

たぶん、あなたも
結婚を反対する母の本音がわかったら、
罪悪感も減っていくんじゃないかなと思っています。

ぜひ最後まで読んでみてください。

「あんな人と結婚すると、あなたが不幸になる」という理由

まず、結婚を反対されている方が
母親からよく言われる
否定や批判の言葉があるっていうのを
知っていてもらいたいなと思うんです。

これを知っていると、
あなたも咄嗟のときに
「あっあのときの言葉だ！」って
気付けるようになると思うんですよ。

何の準備もなく、
否定や批判の言葉を聞いてしまうと、
ショックで、ドキドキして、ムカムカしてきて…

うまくいかないですよね。

緊張してしまったり、
感情的になってしまったり、
冷静に対応できませんからね。

そして、多くのご相談者さまが、
共通してよく言われた言葉は、

「あんな人と結婚するとあなたが不幸になる」

という言葉でした。

あなたも言われたことありますか？

この言葉って、
母親があなたのことを思って言っているように
聞こえるじゃないですか。

親は自分よりも長く生きていて、
いろんなことを知っていて、
経験も豊富で、

正しいことを言っているように
聞こえてしまうんですよ。

でもね、
実際にあなたが不幸になるかどうかは
やってみなければわからないことなんです。

それに、幸せに感じるかどうかは、
あなたの価値観で決めることです。

なのに、母は自分の価値観で
「不幸になる」って決めているんですね。

だから、あなたが不幸になりそうな理由を
いっぱい探しているはずなんです。

学歴が低い
収入が低い
家柄が悪い
年齢が釣り合わない
見た目が悪い
性格が悪い
とにかく気に入らない！

もうね、「とにかく気に入らない」という理由なんて、説得のしようもありませんね。

これ、けっこう言われている人多いんです。

「不幸になるに決まっている」という母親の本音

この言葉の母親の本音、こうです。

「あんな人と結婚されたら、私が不幸になる」

結婚っていうのは、
あなたが幸せになるためにすることのはず。

誰と一緒に同じ時間を過ごしたいのか、
どんな人と一緒にいると心が安らぐのか、
誰となら、お互いがいたわりあって、支え合って生きていけるのか、

ぜんぶ、あなたの感覚とか
価値観で決めないといけないことなんです。

それなのに、
あなたよりも自分の感覚や価値観を優先して、
勝手に結論を出しているじゃないですか。

それっていうのは、
母の不安があなたの不安であるかのように錯覚をしている状態なんです。

不安になっているのは母なのに、
その不安を与えているのが、
あなたやあなたの結婚相手だと錯覚しているんですね。

だから、
不安を払拭して安心したくて、
あなたの結婚を反対しているんです。

親の気持ちって、
親が生み出したもので、
あなたが与えたものではありません。

でも、あなたが親に従い続けていると、
親も錯覚していることが真実だと思い続けます。

親の気持ちをもとにして
人生を決めていると後悔してしまいます。

あなたが後悔しないためには、
あなたの幸せな結婚をあなたの気持ちで
決めることなんです。

母の本音を知って、自分の本音に気づく

思い出してみてください。

あなたの親は、
あなたに力があることを信じようとしましたか？

あなたの親は、
あなたが決めたことを最後まで見守ろうとしましたか？

あなたの親は、
うまくいかなったことを許してくれましたか？

もし、上の３つのをしてくれていたのなら、
あなたの親は毒親である可能性は低いです。

でも、あなたが過去その反対のことをされていて、
いつも自由に決めさせてもらえなかったとか、
いつも考えを押し付けられていたとか、
いつもほめてもらえずミスばかりを責められていたとか、

そして今、あなたの感覚や価値観で
決めなければならない「幸せな結婚」を
母の感覚や価値観で反対されているなら、

あなたの親は、
子どもの心に寄り添えず、
自分のことばかりを優先している自己中心的な人で
またあなたの心を傷つける『毒親』という状態に
なっているのかもしれないんです。

そして最後にもう一つ質問します。

あなたは親と一緒にいて心がやすらぎますか？

もし、あなたが親と一緒にいて
心が緊張してしまうとか、
恐怖を感じてしまうとか、

そんな感覚があるなら、
もうすでに傷つけられているということになります。

もうそろそろ、あなたも
自分の本音に気づいてもいいころかもしれませんね。