COLUMN
親が結婚や恋愛を反対する 親が結婚や恋愛を反対する
むしろ結婚できなくなる7つの失敗策
こんにちは、親子関係カウンセラーの川島です。
いきなりですが、結婚を反対する親の心理状態は『不安』です。
まああなたも、だいたいそんなところだろうなって思っていたかもしれません。だって親は「あなたのことが心配で…」とか「あなたのことを思って…」とか言っているじゃないですか。
それに、結婚情報誌を見ても、結婚情報サイトを見ても、「親の不安を取り除いてあげよう」って書いてありますからね。
でも、それが大間違い!
じつは、健康的な親の不安と不健康的な親の不安っていう2つには雲泥の差があるんです。あなたの親がどっちのタイプなのかを見誤ってしまえば幸せな結婚はできません。
今日はね、多くの方たちが結婚のときにしてしまっている、むしろ結婚できなくなる7つの失敗を紹介します。
もし、あなたの親が不健康的な人たちで、しかもあなたがこの失敗をしてしまっているなら、高い確率で結婚が先延ばしにされたり、婚約者の心が折れて破断になったりするようになります。
まず、本当に問題があるのは親なのか、それともあなたなのか、しっかりと見極めることです。そして、幸せに結婚するために何をやめていかなければならないのかを知ることです。
心が健康的な親は祝福し、不健康的な親は悲観する
まず、心が健康的な親は、そもそも結婚はそれをする当事者ふたりが幸せになるためにすることであり、親であっても他人であり、そんな他人がとやかく言う資格はないと考えます。
だから、結婚相手の否定や批判などはしませんし、むしろ、「おめでとう、幸せになってね」と思ってくれます。しかしそんな親だって人間なんだから不安になることはありますよ。
でもそれは、結婚相手がどんな人なのかがわからないっていうときに感じる不安です。自分の子どもが結婚する相手がどんな仕事をしているのか?どんな性格をしているのか?データがないから不安になるんです。
まあ、そりゃそうですよね。だって、結婚って当事者にとっても親にとっても人生のうちで大きなイベントですからね。気になるのも当然です。
そして、そんな親には、ただ単純に結婚相手の人柄とか、どんな仕事をしているのかなど、人柄がわかるようなデータを伝えてあげるだけで安心するものです。
あとは、あなたがその相手のどこを好きになったとか、どこにデートや旅行に行ってきたとか、そんな普段の会話からも安心しますね。
親もあなたの態度を見て、「この子もいよいよ結婚するんだなー」って、「そろそろ覚悟しておかなければならないなー」ってしみじみ感じるものです。
そんな感じに心が健康的な親は子離れする心の準備を当然のようにしようとするし、不安は感じるけども、その不安は自分たちが感じているもので、あなたが感じさせているものだとは思いません。
だから、結婚情報誌や結婚情報サイトに書いてある、「親の不安を取り除いてあげよう」というアドバイスは有効に働くんです。
しかし、心が不健康的な親はまったく反対のことをします。あなたがどんなに婚約者の人柄を伝えても、学歴や家柄、職業や収入、親の仕事や見た目で判断しますからね。
しかも、会ったこともないのに性格が悪いって決めつけて、結婚を反対します。「この人はあなたをダマしている」とか、「この人はあなたに依存して楽をしようとしている」とかね。
さらに、あなたのことも批判することがありますね。「こんな人と結婚するなら縁を切る」とか「あなたが家族を壊そうとしている!」とかね。
心が不健康的な親というのは、子どもを所有物として見ていて、あなたを支配したい欲求とか、いつでもあなたに頼ろうという依存心が強い傾向にあります。だから、あなたの結婚が親自身にとって不都合なことなら反対します。
まとめると、心が健康的な親はあなたが結婚して幸せになることを喜びます。心が不健康的な親は、あなたが結婚して離れていくことを悲観します。
1.つきあっていることを親に隠す
「どうせ、親は許してくれないだろうな…」とか、「またいろいろと親から質問攻めにされるんだろうな…」とか、こんなふうに考えていると、恋人とつきあっていることも恋人からプロポーズされたことも言い出せなくなることはありますよね。
もしかすると、これを読んでいるあなたも過去に親から恋人と別れさせられたなんて経験があるかもしれません。そうだとしたら、やっぱり怖くって隠したくなると思うんですよ。
しかし、恋人とつきあっていることを隠していると、いつまでたっても親は覚悟を持てないままです。あなたが過去から現在まで、母や父から過干渉や過保護な関わりをされてきたならなおさらです。
結婚を反対する親というのは総じて依存的です。子どもであるあなたを手放したくなくて、結婚を反対しています。
そんな親に対して、結婚を前提につきあっている相手がいることを隠すのは、「私はいつまでも親から離れませんよ。この先もずっと依存を受け入れますよ」と伝えて安心させているのと同じです。
2.親に繰り返し説明する・説得する
親に繰り返し説明して説得をしているということは、そもそもあなたの権利である結婚を親次第にしてしまっているということになります。
もうすでに親の心は決まっているかもしれません。何を説明しても反論ばかり、どんなに親の出した条件を満たしても、また違う条件が出てくる。こんな場合、親は「結婚は許さない」って、もう答えを出しています。
それなのに説明や説得を繰り返していると、時間だけが無駄に過ぎていくだけです。しかも、あなたが説明を繰り返して婚約者の情報を伝え続けても、その情報は批判の材料にされるばかりです。
「ほら、やっぱりそんなヤツなんだ。お父さんは最初からわかっていた」や「お母さんの思ったとおり、そういう人とは幸せになれるはずがない」なんて、逆手に取られるばかりです。
何を説明しても否定や批判を繰り返す親は、もうすでに答えを出しています。あなたの結婚を認めたくない親に何を説明しても返って批判されるばかりです。
3.親の不安を解消して許可を得ようとする
不安な親というのは人一倍安心したい人でもあります。
母親なら、あなたが結婚後にどこに住むかとか、どんなふうに生活していくかを不安に思うかもしれません。父親なら、婚約者の職業や収入など、経済的なステータスや世間体を気にするかもしれません。そういう親は安心したくていろいろと質問攻めにしてくるものです。
・結婚したらどこに住むのか?離れていったらさみしい…
・結婚したら私たちのことを忘れるのではないか?裏切られたような気持ちだ…
・あなたは相手からダマサれているのではないか?利用されているに違いない…
・彼の収入では良い生活なんてできるはずがない。この先どうするんだ?
・彼の言っていることはまったく将来像が見えない。この先の計画は?
こういった、答えのない質問にひとつひとつ返答していっても、親の不安は一向に解消されていきません。そればかりか、あなたが答えてくれるので、また質問をしたくなります。
結局、将来のことなんてすべて見通すことは無理なので、答えも曖昧になりがちです。そうすると、親は「考えが甘い」とか「今すぐ結婚しなくていもいいから、よく考えなさい」って言って、いつまでも許可をしてくれません。
4.婚約者を変えようとする
親があなたの婚約者を批判しているとき、あなたも親に許してもらいたくて婚約者の悪いところを一生懸命に変えようとしているかもしれません。
でもそれもうまくいきません。なぜなら、婚約者も傷ついて心が折れるからです。最初は婚約者も許してもらうためにはしょうがないと思って頑張るかもしれませんが、親からも否定され、あなたからも否定されているようで、いつしかつらく感じるようになるでしょう。
もう耐えられなくなったときにポキっと心は折れてしまいます。心って一度折れるとなかなか回復しません。それよりも、相手は自己防衛本能が働いて「結婚したらずっとこれが続くのか…」って感じて悩んでしまいます。
そしてだんだんと結婚しない理由ばかりを考えるようになって、「ちょっと考えさせてほしい」という言葉を最後に結婚は破談に向かっていくんです。私はこういう人たちをたくさん見てきました。ご相談に来られても、婚約者の心が折れていては、私にもどうすることもできません。
5.親が出してきた条件を受け入れて結婚にこぎつけようとする
心が不健康的な親が結婚を反対しているとき、条件を次々と出してくることがあります。そして、じつはその条件のほとんどが本来なら到底受け入れられないような内容なんです。
例えば、結婚後に親と同居するとか、親の介護を約束させられるとかです。もしあなたが親のことが好きで一緒にいたいならかまいませんが、そうでないのなら人生まるごと親に捧げるようなものですからね。
学歴や職業を気にする親だったら、4年制大学に入って卒業することとか、転職することとか、もはや人生を変えろとまで言ってくることもあります。
こういう条件を受け入れようとしても残念ながら結婚が許可されることは少ないです。親だって、どうせできないだろうと思って出している条件だからです。
ということは、あなたが我慢して一生懸命に努力して、親が出していた条件を果たしたとしても、また次の条件が出てくると思ってください。条件を1つ受け入れたら、2つ目3つ目が次々と出てきますよ。
それをしているとまたあなたの結婚は遠のきます。
6.親から結婚式に参加してもらいたくて我慢する
どうしても親から結婚式に出てもらいたいと思っている女性は多いものです。そして結婚式に出てもらいたいから、親から言われる無理難題を我慢して受け入れてしまうんです。
いままで説明も繰り返しても否定ばかり、いろんな条件も受け入れてもいっこうに許可を出してくれない親。そんな親に対して、もうわかってもらえなくても結婚するって心は決まっているのに、結婚式に対する未練があって最後の踏ん切りがつけられません。
昔から夢見てきた結婚式です。親から祝福されて送り出してもらいたくて、いつまでも親を説得しようとしてしまうし、親の出してきた無理難題を我慢して受け入れ続けてしまい、いつまでも結婚の話が前に進んでいかないのです。
いっこうに話が前に進まないでいると、婚約者も不安になってきますよ。そして婚約者からも責められたりして、あなたの不安はどんどん大きくなっていきます。そのうち信頼関係が持てなくなって、ふたりの関係もギクシャクし始めて壊れていきます。
これも結婚が破断してしまうときのよくある理由です。
7.婚約者に結婚を反対されていることを言わない
最後は、親から結婚を反対されれていることを婚約者に伝えていないことです。本当のことを伝えたら婚約者から嫌われるのではないかと思って言えない人ってとっても多いですよ。特に女性ですね。
彼氏さんにどうしても言えなくて、いよいよ結婚の挨拶をしようというときに大きなトラブルが起きますよ。結婚の挨拶に来た彼氏さんが心の準備もないままに親からひどい言葉で人格否定をされて心が折れるんです。
実際に目の前にした親の態度があなたから聞いていた話と全然違っていたりしていれば信頼関係にもひびが入ってしまいます。
一度強い恐怖心を感じた人がそれでも気丈に振る舞って心が不健康的な親と渡り合っていくというケースはほぼ皆無です。それよりも、彼氏さんはあなたの親のことを恐れますし、あなたのことも信じられなくなります。
これも結婚が破談になる、よくある理由です。
理解してもらおうと思うと事態は悪化していく
あなたが結婚相手を理解してもらいたいとか、結婚を許可してもらいたいとか、親に主導権を与えていると事態はどんどん悪化していくので注意が必要です。
健康的な親なら、そもそも結婚はあなたの権利だとわかっているし、「どんな人でもあなたが選んだ人なら大丈夫だね」って思ってくれますね。でも不健康的な親が結婚を反対するときは、もうすでに決断しているときです。
「娘をあいつとは結婚させない」とか「息子をあんな女にはやらない」って決めているんです。それなのに、いつまでも理解してもらおうと説得を繰り返していれば、主導権は親が握り続けることになり、あなたか婚約者の心が折れるまで反対されるはずです。
そして婚約者と別れた途端に親は優しくなるものです。「次はいい人が現れるよ」なんてね。こういったことを何年も繰り返している人は実際に少なくありません。
あなたが決めた人との結婚を反対されているとき、そのほとんどの問題は心が不健康的な親にあります。このことを知っておかないと幸せな結婚はできません。
自分にとっての本当の幸せを考える
あなたにとっての本当の幸せってなんでしょうか。
親と近い距離に住むとか、同じ敷地に家を建てるとか、同居するとか、それは本当にあなたのしたかった生き方ですか?世間体やステータスばかりを気にする親を安心させるためにやりたいことをあきらめて、やりたくないことを無理してやる人生ですか?
そうではないですよね。
あなたの幸せとは、好きな人と好きな場所で自分に合った生き方で生きていくことではないでしょうか。もしかしたら、それはあなたが今までできなかった生き方かもしれません。
でも、心が健康的な親のもとに育った方たちは、それが当たり前のように考えて、実際にそうやって生きています。それに健康的な親は、子どもがどのように生きようとも、それが子どもの権利だとわかっているから否定も批判もしません。
大切なことは、あなたが自分の幸せのために生きることです。そして親のため自分の貴重な人生を捧げないことです。親がいくら不安だからと言っても、それは親が生み出した感情であって、あなたが解消することではないんです。
あなたには自由に生きる権利があります。自由に結婚していい権利があります。あとはあなたがその権利を行使していくと決めることが大切!
もう親の顔色をうかがって、自分の人生を不幸にすることをやめましょう。
そして自分の権利をちゃんと行使して幸せに生きることを目指してみてください。あなたが今まで親に捧げていた時間や精神力など、あなたの人生をあなたのために使うと決められたら絶対に幸せになれるはずです。
私はあなたが幸せに結婚するための手助けをすることもできます。あなたがこの問題をだれにも相談できずにひとりで苦しんでいるなら教えてくださいね。私が持っている知識や経験でサポートします。
自分のために幸せになりましょう。大切な人と幸せな結婚を成功させてください。
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