「親から認めてもらえない結婚は幸せになれない！」は本当か？

こんにちは

親子関係カウンセラーの
川島崇照です。

今日もこのコラムを
見ていただき
ありがとうございます。

感謝です。

日本という国では、
結婚は家と家が一つになることなんて
言われたりもしますよね。

そして
「親から認めてもらえない結婚は幸せになれない！」
なんてことも言われたりします。

でも、これって本当でしょうか？

親から結婚を反対されていて、
なんども説明しているのに
わかってくれなくて、
認めてくれない。

さらに、
勝手に結婚するなら親子の縁を切るとか、
親の気持ちを考えていないとか、
さまざまなことを言われて批判される。

こんな経験をしている
人というのはじつは
とても多いものです。

今日はね、
あなたが親から結婚を否定されていて、
そんなときにどんな考えを持てば
幸せに結婚できるのかについて解説していきますよ。

結婚はあなたの権利

結婚とはあなたの権利です。

あなたが誰と、どこで、
どのような生活をしながら生きていくのか、
ぜんぶあなたが決めていいことです。

なぜなら、
あなたが幸せに生きるためには、
あなたの正直な気持ちに従って感じ、
考えて決めることが大切だからです。

結婚って、
あなたが幸せになるために
することじゃないですか。

自分にとって
何が幸せな人生につながるのだろうと
一生懸命に考えるから
自分に必要なことがわかるようになります。

逆にそうやって考えていると、
自分にとって不幸になる生き方も
わかるようになりますね。

結婚を反対する親って、よく
「あなたのためを考えて言っている」と言います。

でもいくら親があなたの
幸せを考えていると言っていても、
あなたが本当に幸せになれるかどうかはわからないんですよ。

将来のことは誰もわからないんです。

わからないんだったら、
やっぱり自分で考えて
決めなければいけません。

自分で考えて決めないと、
うまくいかなかったときに
強い後悔を感じて苦しくなりますよ。

何であのときもっと
自分の意見を言わなかったんだろう、

何で否定されても、
あの人と結婚しなかったんだろうって
自分を責めてしまいますね。

逆に自分で決めても
うまくいかないときもあるでしょう。

でもそんなときだって
自分で考えて決めた人は
一旦は落ち込んだ気持ちになっても回復が早いですね。

「しょうがない自分で決めたことなんだから」
って思えるから気持ちを切り替えて
前を向いて再び歩き出すこともできるようになります。

しかし親から否定され考えを押し付けられ、
自分で考えて決めさせてもらえず
結婚をあきらめさせられた人は
長い人生をずっと後悔しながら
生きている人も少なくありません。

親に従ったけどうまくいかなかったこと
を親に伝えても、
「もう終わったことでしょ」
なんて言われて気に留めてもらえないかもしれません。

仮に親が謝ってくれたとしても、
もうすでにあなたの大切な人は
目の前にはいないのです。

そしてやっぱり後悔の念があなたを責め続けます。

あなたが幸せに生きるには、
親に指図されて従うのではなく、
あなた自身が自分の気持ちに
正直になって好きことをやり嫌いなことを減らし、

自分にとって必要なものは
何なのかと考え、
自分の人生が幸せに向かって
いくように決断することなんです。

だから、結婚とはあなたが
決めることであり、あなたの権利なんですね。

心が健康な親と不健康な親

心が健康な親というのは、
そもそもあなたの人生はあなたものだと考えます。

だから、あなたが
誰を結婚相手として選んだのか、
どこでどんな生活をしながら
生きていくのかなど、否定することはありません。

そりゃあ親だって人間だから、
心配はするでしょう。

でも心が健康な親は、
あなたには幸せになれる力があって、
ちゃんと自分のために選択して
決断できるって信じようとします。

だから、不安でもあなたが決めた
結婚を否定することはないし、
不安でも温かく見守ろうと努力をしますよ。

しかし心が不健康な親はいろんな理由をつけては否定しますよね。たとえばこんなふうにです。

結婚相手の学歴が悪い
結婚相手の家柄が悪い
結婚相手の容姿が悪い

こんなことを理由にあなたの結婚を否定している親はとっても不安な心理状態になっています。

娘があんな人と結婚してしまったら私が恥ずかしい
苦労して育ててきた息子があんな相手と一緒になるかと思うと今までの苦労が報われない
きっと娘は騙されているはずだ、相手から洗脳されていに違いない
あんな相手と結婚したら娘が不幸になってしまう
きっとうちの子は金目当てにされているに違いない

心が不健康な親の心の中とは、
じつはあなたを心配しているようで
自分の不安で心がいっぱいになっているんです。

子どもの決断を尊重できず、
結婚を否定している親に
共通して見られるのは、
強いコンプレックスを抱えているということです。

例えば、強い劣等感、強い被害者意識、強い依存心、強い執着心などです。

これらがあると、
子どもを所有物のように感じてしまい、
子どもの人生は子どものもので、
親のものでではないと考えることができません。

子どもの人生は親が作っていて、
親の考えは子どもにとっても
すべて正しいと錯覚している
親もたくさんいますね。

さらに、子どもには親が必要で、
親は子どもを外敵から
守っているんだくらいに
強く思い込んでいるものです。

だから、自信満々に
自分たちは正しいことをしている
と思い込んで子どもが決めた
結婚を否定し続けるんです。

わからせようとするから結婚できない

あなたは親に結婚を
認めてもらおうと
何度も説明をしてきましたか？

親から結婚相手を否定されたら、
結婚相手の良いところを伝えて
わかってもらおうと努力してきましたか？

じつはそれをしていると、
このさきあなたの結婚はどんどん遠のいていくかもしれません。

そもそも結婚はあなたの権利です。

あなたの権利ということは
親にわかってもらう必要も、
許可をもらう必要もないんです。

今までわかってくれなかった親に
わかってもらおうとすると、
時間も精神力もどんどん
吸い取られるばかりです。

しかもわかってもらいたくて
一生懸命に説明しても、
逆にそれを否定の材料にされてしまってうまくいきません。

「やっぱりお母さんの思ったとおり、
そんな人との結婚は認めません」
なんて言われて一刀両断されてしまうばかりです。

あなたもこんな経験はありませんか？

大切なことは、やっぱり自分で決めることです。

今まで親から否定されても
幸せに結婚できた人は、
結婚することを自分の決断として伝えて行動した人です。

わかってもらおうとせず、
許可をもらおうとせず、
ただ「私はこの人と結婚します」と伝えて、そのとおりに結婚をした人です。

わかってくれない人に
主導権を与えていると、
あなたはいつまでたっても結婚はできません。

だからあなたが決めたことを伝えるだけで十分なんです。

あなたが幸せに生きるためには、
どんな人と、どこで、
どんな生活をするのか、
ちゃんと自分で気持ちに従って決めることが大事ですよね。

そしてあなたのタイミングで
結婚して、幸せになった姿を親に見せて、
「ほら、お母さんの言っていたようにはならなかったでしょ」って、
結果を見せて安心させてあげることが重要です。

結果を見た親は
もう思い込みも錯覚もできません。

事実を突きつけられて受け入れるしかありません。

だから、親にわかってもらってから
結婚することから、
結婚してからわかってもらう順番に変えていってもいいんです。

自分の権利を行使しよう

結婚はそもそもあなたの権利です。

権利は行使することが大切です。

そして、あなたが
権利を持っていることを
ちゃんと行動として示しましょう。

そうしないと、
親はいつまでも
あなたが幸せになれる力がない
と思い込んだままかもしれません。

いつまでも力のないあなたを
守ろうとして、あなたの
結婚や結婚相手を否定し続けるかもしれません。

そんな親の発言や行動を
放置していると、あなたの心は
どんどん傷つけられて、
親子の信頼関係は破綻する可能性もあります。

そうなると、結婚できても
絶縁状態になるケースはとても多いんです。

あなたが結婚で幸せになっても、
今度は大事な親子関係が壊れてしまうんです。

親から結婚を反対されたら、
できるだけ早く行動を起こすことです。