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親が結婚や恋愛を反対する 親が結婚や恋愛を反対する

結婚を反対する親から悩まされる息子たち

結婚を反対する親から悩まされる息子たち

こんにちは

親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
 

当相談所に相談に来てくれる方の大半は女性です。
全体の8割〜9割くらいを占めています。
 

その反面、男性からのご相談は少ないですね。

男性はもともと論理的に考えて
すぐに答えを見つけようとする生き物ですから、
そもそもカウンセリングを受けるという
発想が無い方も多いですからね。

それに人に心の悩みを打ち明ける
ということも得意ではないですからね。

自分だけで悩みを抱え込んでしまい
出口が見えなくて苦しんでいるという
男性は少なくありません。
 

そして親子関係の問題のなかでも
男性が感じる特有のお悩みというものがあります。

そしてお悩みの多くが、
親から結婚を反対されるという現象で現れます。
 

今日はね、多くの男性が
親子関係で感じているお悩みのなかでも特に多い
『男性だからこそ結婚を反対される現象』
について解説していきますよ。
 

男だからこそツライ!

息子の結婚を反対する親というのは
必ずと言っていいほど心に
問題を抱えている人たちです。

これは息子の結婚に限らず
娘の結婚でも同じですし、
反対しているのが父親でも母親でも
心に問題を抱えている状態は変わりません。

そして、そのほとんどの親が
子どもに執着をしています。
 

そんな親たちは
子どもに依存をしていて
子離れできなかったり、

親のコンプレックスを
子どもに代理で解消させようとしていたりと、
抱える問題はさまざまです。
 

結婚を反対されていて悩んでいる
男の人というのは総じて責任感が強いです。

責任感が強いということが
問題ではないんですが、

それが悪い方に出てしまうと
親と結婚相手の間で
板挟みになってしまうことが多いんです。

責任感が悪い方に出ると自己犠牲的になります。

優しいけど優柔不断です。

控えめな性格をしていて
自己主張は強くないのですが、
言い換えれば自分の考えが持てていません。

そしてそんな男性は
何も間違っていることなんてしていないのに、
親から反対されてしまうと
自分が間違ったことをしているのでは
ないかと考えてしまいます。
 

そんなとき男性が親から言われると
ツラくなってしまう決り文句みたいなものが
あるんですよ。

それが「長男だろ」とか
「後継ぎなんだから」なんて言葉です。
 

それではここで、
心に問題を抱えている親が
どのようなことをして
息子の結婚を反対しているのか、

そして
息子がどのように悩まされるのか、
心理背景も解説しながら
代表的なケースを紹介していきます。
 

「同居しなければ結婚を認めない」と言う親の心理

同居しなければ結婚を認めないという親の心理は
依存心が強くなっている状態です。

これを言うのは特に母親が多いですね。

息子を手放したくなくて、
なんとしてでも息子と離れたくない
と考えている母親です。
 

生き甲斐は息子を育てることだったかもしれません。
教育熱心で息子に高いステータスを持たせよう
としていたなんてこともあるでしょう。

過保護溺愛が強く、
不安症でいつでも口を出し手を出して
いたかもしれません。

だから息子が決めたことでも
母親にとって危険だと思ったら
何でも否定していたはずです。

友人関係も制限され、
異性との恋愛も制限されていたかもしれません。
 

もしかしたら結婚も大反対されていたかもしれません。

そしてあなたがやっとの思いで
親を説得していよいよ結婚できそうだと
思ったとき、依存的な母親は
同居という新しい条件を出してきます。

その理由は息子を自分以外の女性に
取られたくないからです。
 

依存母は夫婦関係が破綻していることが多く、
夫婦げんかが多かったり、
冷え切っていたりする状態がよく見られます。

そんな依存母は息子に
理想的な男性像を求めます。

自分の夫に受け入れてもらえなかった恋愛感情を
息子を理想の男性に育て上げることで
解消しようとするのです。
 

もうおわかりですよね。

結婚をしたらこの依存母と
あなたの奥さんになった人が
対立関係になるはずです。

依存母にとっては、あなたの奥さんは
彼氏を奪っていった憎き女性ですから、
同居をしたら相当に辛辣な態度を取る可能性が
高いのは想像のとおりですね。
 

「彼女はうちの嫁にふさわしくない!」と言う親の心理

これを言う親は
恥をかくことを恐れている心理状態です。

強く世間体を気にしていて、
他者から悪く思われる可能性を
なるべく排除しようとしています。
 

世間体を気にする親というのは劣等感が強く、
自分に価値を感じていない人が多いです。

そのなかには自信がない親もいれば、
自信満々の親もいます。

両極端なんです。
 

劣等感が強くて自分に自信が持てない人は
『自己批判型劣等感』の持ち主です。

同じく劣等感は強いけど
自分の強さを誇張する人は
『他者批判型劣等感』です。

劣等感と聞くと「自信のない人」を
思い浮かべてしまうかもしれませんが、
プライドが高くて横柄な態度を取り、
他人を馬鹿にしたり見下したりする人も
劣等感が強いんですよ。
 

そして
「彼女はうちの嫁にふさわしくない!」
と言っている親の多くが
この他者批判型劣等感の持ち主なんです。

恥ずかしくて親戚に紹介できないとか、
知られたら恥だとか、
家柄が合わない人とは親戚づきあいできない、

結婚は家と家が一緒になるんだから
好きだけでは決められないとか、
いろんなことを言って結婚を反対します。
 

すべては自分に自信がなくて
劣等感の強い親が、
周囲から悪く思われたくないという意識で
言っていることです。

あなたのためを思って
結婚を反対しているわけではありません。
 

「結婚して好きに生きるなんて長男なのに自分勝手だ!」と言う親の心理

「長男なのに自分勝手だ!」
と言う親の心理は過去への後悔です。

これを言う親はだいたいが父親ですね。

そしてその父親も今までずっと
「息子なんだから」「長男なんだから」
と言われ続けてきた人かもしれません。
 

日本では昔から長男が
家を継ぐという考えがありました。

一番最初に生まれただけなのに、
そうすることが宿命であるかのように
思われてきた時代もありました。

今でもそんな考え方の父親は多いですよ。

地方部だったり、
親が代々家業を営んでいたりすると
まだまだこの考え方が根強いですね。
 

でも家を継ぎたくない人だっていただろうし、
好きなことをしながら生きていきたいと
思っていた人もいたでしょう。

しかし、
心を支配されていて言われたことに従い、
生きたいように生きられなかった
人もいるはずです。
 

もしそれがあなたの父親なのであれば、
ずっと心のどこかに後悔を抱えながら
生きていたかもしれません。

そして
今でも長男の宿命を抱え続けていて、
あなたにも長男の宿命を押し付けて
いるのかもしれません。
 

ずっと我慢して従ってきた親でも、
自分が我慢している事に
気づけていない親も多いです。

「俺は長男だなんだから家を継いだの当然のことだ」
なんて自分に言い聞かせながら、
今までの不自由な暮らしに
見て見ぬ振りをしているなんてケースは
とても多いのです。
 

だからあなたが自由な結婚をして、
自由な場所で暮らし、
自由な生活をしながら生きる
ということが受け入れられない
かもしれないんです。

あなたを許してしまったら、父親の人生が
今までずっと我慢の連続だったことが
証明されてしまうからなんです。
 

我慢して従うと決めて
ストレスを溜め込んでしまったのは
父親の問題なのに、

それをあなたの問題にすり替えて
「長男なのに自分勝手だ」と言っています。

父親は自由に生きなかった後悔と、
自分ばかりが我慢している
という被害者意識で、
あなたの結婚を反対している
可能性が大きいです。
 

親の言いなりに生きると幸せになれない

人が幸せに生きているときというのは
ストレスを感じていないときです。

そしてストレスを感じていないときというのは、
好きなことをたくさんやり、
嫌いなことをなるべく減らしているときです。

幸せに生きている人は
皆これを実践しています。

嫌いなことをやって
「俺は幸せだ」と言っている人は
一人もいません。
 

よく、好きなことだけしていてはダメだとか、
嫌いなこともやって一人前の大人だって
言う人がいますが、それは後悔して
我慢している人の言葉であることが多いです。

嫌なことを無理してやっていて、
でもやめられないから
「嫌いなことも必要だ」と思いこんでいますし、

好きなことだけやって成功している人のことを
「あんなの嘘だ。いつまでも続くはずがない」
と言っては妬みます。
 

あなたが今まで親の言うとおりにしていて
幸せを感じていたこともあったかもしれません。

しかしそれはあなたのやりたいことと
親のやらせたいことが
偶然一致していただけです。
 

でも今のあなたが好きな人と
好きな場所で好きなタイミングで
結婚したいのに、
それを親から反対されていて
苦しく感じているなら、

そして今のあなたの心が
折れそうになっていて、

親のことが怖くて
従いそうになっているのであれば、
それがまさに不幸のはじまりかもしれません。

もしあなたが自分で決めた結婚をあきらめたら、
あなたも親のように我慢と後悔の
人生を送るかもしれません。
 

自分のために結婚しよう

自分のために結婚をしましょう。

結婚とはあなたと
あなたが一緒に生きたいと思った人が
幸せになるためにすることです。

親を安心させるためでも、
喜ばせるためでもありません。
 

親はあなたではありません。
あなたは親ではありません。
そもそもあなたの人生はあなたのものです。

自分の人生をより幸せに、より健やかに、
より清々しい気持ちで生きていくためには、
結局のところあなた自身が
選ばなければいけないということです。
 

親が選んだ生き方に従って、
もしその生き方が失敗だったら
どうなるでしょう。

親は責任を取ってくれるでしょうか?
残念ながらそんなことはありませんね。

あなたの人生で起きたことは、
結局あなたが責任を負うことになるんです。
 

だからこそ、いつでも
自分で考えて決めることです。

自分の好きなものを選び、
嫌いなものは選ばないことです。

それがあなたが幸せになるための生き方です。
 

あなたが心に決めた人と
一緒に幸せになってください。

誰にも振り回されず、
自分の決断で生きてもいいんです。

それが、
自分の人生を生きるっていうことですね。

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