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コラム 幸せな人生を生きるために

親に愛されなかった人が気をつけたい3つの◯◯とは

親に愛されなかった人が気をつけたい3つの気持ち

FROM:親子関係カウンセラー川島崇照(かわしまたかあき)

 

持つと苦しくなる親への「◯◯」とは

子どもは無意識に親に持ってしまう気持ちがあります。

それは人間が持って生まれた本能です。

私たちは、愛されることを前提にこの世に生まれてきました。

なのに、親が「愛情」を取り違えて考えていたり、
そもそも親が愛情を注ぐという感覚を持ち合わせていなかったりしたために、
わたしたちは今こうして苦しんだり、悩んだりしているわけです。

 

親の問題点を把握していて、
それに対する解決策を持っている人はいいですが、
そうでない人のほうがほとんどです。

だから、親の不健全さを見抜けず、親に対してずっと「◯◯」してしまいます。

 

「◯◯」とは “期待” です。

●私のことを理解して欲しい

●私のことを愛して欲しい

●愛情の通う親子関係に変えたい

 

あなたがこれらの期待を持っているとき、親が気持ちに耳を傾けてくれて、期待に応えてくれる親であればいいのでしょう。

しかし、不健全な親というのは、そもそも気持ちを察するとか、相手の身になって考えるということができない人たちです。

あなたの期待は “落胆” に変わっていきます。

そして、また心を傷つけられます。

 

期待し続けて、気づいたら人生の大半を親のために費やしていたという人は多くいます。

あなたの親はあなたの気持ちに耳を傾けてくれる人ですか?

それとも、あなたの心の痛みなどおかまいなしに傷つけてくる人ですか?

 

期待すると親から離れられない

本当はツラいのに親と離れられられないのは「期待」があるからです。

心に不健全さを持つ親に対して期待の気持ちを持ってしまうことは出口のない迷路に迷い込んでしまうようなものです。

親に人生を費やしてしまい、思い通りの人生を送ることが難しくなっていきます。

 

期待どおりにいかないと悲しい気持ちになる

親に理解してもらいたいという期待。もうこれ以上悲しい思いをしたくないから、いつも親に理解してもらいたいと事細かに説明して説得しようとしている。

 

期待どおりにいかないと苦しい気持ちになる

親に認めてもらいたいという期待。もうこれ以上苦しい思いをしたくないから、親に認めてもらおうとして自分の気持ちを我慢して親の言うとおりにしている。

 

期待どおりにいかないと怒りを感じる

親を変えたいという期待。親に否定されたら腹が立つので、いかに自分が正しいか、親が間違っているかをわからせたいと思っていつも争っている。

 

期待があるとということは、いつまでも親に自分の主導権を渡しているということです。

 

●理解してもらえるか、してもらえないか?

●認められるか、認められないか?

●わかってもらえるか、わかってもらえないか?

 

すべて、親に決断をゆだねてしまっています。

結果、親が変わらなかったときに期待を持っていた分だけ落胆していきます。

 

そして、変わらない親を見て、また理解してもらいたくなって、かなわない期待を抱き続けます。

あなたの人生の主導権は親に握られていると言っても言い過ぎではありません。

 

本当はあなたが思ったとおりにやればいいんです。

親に理解させようとしなくていいんです。

理解してもらわなくても行動していいんです。

なのに、、、

期待をしている人はいつでも親を変えようとしていているので離れられません。

なぜなら、自分の方から親に近づいているからです。

親も離れていかないあなたを見て、安心して支配することができます。

こんな関係では、悲しいまま、苦しいまま、争っているままです。

 

あなたの貴重な人生は日々残り少なくなっていきます。

そんな貴重な人生を親のために費やしてはいけません。

自分のために使ってこそあなたの人生です。

 

親を変えることをやめて自分を変えることに期待する

親への期待を手放すための心の持ち方・考え方について3つの知識をお伝えします。

 

1.理解してもらいたいという気持ちを手放す

なぜならば、あなたと親はまったく違う人間なのですから。
価値観も考え方も違う人に無理して理解してもらう必要はありません。
あなたは自分の価値観を信じていいんです。

あなたは『あなた』だから素晴らしい。
あなたのことを条件なしに理解してくれるひとはいるんです。

残念ながらその人は親ではなかったということだけです。

 

2.許可してもらいたいという気持ちを手放す

なぜならば、あなたはもう立派な大人で自分の行動の責任をすべて負える人なのですから。
自分の考えに自信を持って行動することをはじめてみましょう。

あなたが自分の考えに許可を出してあげればいいんです。

行動してみましょう。
そして、うまくいったときは自分をほめてあげましょう。
もし、うまくいかなかったときは、次にうまくいくための改善点を学んだと考えましょう。

 

3.愛してもらいたいという気持ちを手放す

なぜならば、親が愛情を感じさせてくれなかったことこそがあなたに「期待」を感じさせているのですから。

確かに乾いてしまった心には愛情が必要です。
しかし、あなたの親がこれまであなたを健全に愛してくれたことはあったでしょうか。

あなたが落ち込んでいたとき励ましてくれましたか?
あなたが迷っていたときよき相談者となってくれましたか?
あなたが疲れていたときねぎらいの言葉をかけてくれましたか?
あなたの気持ちを察してくれたことはありましたか?
親が間違っていたとき素直に謝ってくれましたか?

もし、これらのことがこれまで無かったのであれば、
この先も親の愛情を感じることは難しいかもしれません。

心が乾いていたのは、
愛情を注いれくれない人に愛情を求めていたからなんです。

愛情が通い合う関係は適切な人とつくりましょう。
そして、自分自身を愛せるあなたになることを目指しましょう。

 

親への期待を手放して自分に期待しましょう。

あなたが変えるべきは親ではありません。
あなたが変えられるのは『自分自身』です。

あなた自身が変わりたいと思ってその通りに行動すれば必ず変わっていきます。

あなたの人生はあなたのものです。
あなたの人生はあなたのために使いましょう。

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