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対処法・対策

差別してくる親への対処方法

両親へのイライラ

私を見下ろす親の視線が恐い

いつも兄弟や姉妹と比べられて辛い日々を送っていませんか?

「お兄ちゃんはちゃんとできるのに…」
「お姉ちゃんのときはこんなことなかったのに…」
「あんたはなんでそんなこともできないの?」
「あんたは何をやらせてもダメね」
「あんたは誰に似たの?」

毎日投げかけられる差別の言葉。また、言葉だけでなく態度にも現れます。勉強のできる子には親身になって世話をするのに、自分には差別をするような言葉ばかり。

顔立ちがいい子ばかりを可愛がり、自分はまるで他人の子ように扱われてしまう。

差別する親は、何かあるごとに人と比べたがります。

なぜ、親は差別するのか?

こういったタイプの親は、自分もこども時代に周囲の大人たちから他者との比較を受け続けてきたという特徴を持っています。

比較・差別・軽視などを受け続けてきたことで、自分に自信が持てません。いつも自分と誰かを比較してしまい落ち込んでいきます。

そういった過去の経験から心に持ってしまった価値観が「劣等感」です。

そして、身につけてしまった劣等感からの痛みを和らげるために、周囲をバカにしたり、さげすんだりすることで自分を保とうとします。

その劣等感が子どもに向けられ、しかもきょうだいが比較対象の場合に差別がおこなわれます。

頭のいい子や顔立ちのいい子、自分と相性のいい子を可愛がり、もう一方をさげすむことで、あたかも自分の価値があがったような感覚をおぼえ、優越感に浸れるからです。

多くは母親からの差別・軽視を受けている傾向が強いと言えます。

差別する親から受ける影響

差別する親から育てられた子どもたちは、自分に自信が持てません。

あるがままで良いという感覚を知らないために、「自分なんて・・・」といつも内部対話をいつもくりかえしてしまいます。

<持っている他者>と<持っていない自分>を比べて、「やっぱり自分はダメだ」と親から植え付けられた劣等感をさらに強化してしまいます。

自分は何も持っていないと感じる
自分は何をやってもダメな人間だと感じる
周囲がみんなすごく見える(劣等感の視点)
周囲がみんなバカに見える(優越感の視点)

このように、他者との比較を習慣づけられ、あるがままの自分を受け入れることなく成長した大人たちは、劣等感の鎖に体中をしばられながら身動きの取れない生活を送っています。

差別してくる親への対処法

差別してくる親への対処法を紹介します。

1.悲しみの感情を表現する

差別された時は、あなたが感じる気持ちをストレートに表現するようにしましょう。これ以上傷つきたいくないと考え、無言でいたり、本心でないのに認めてしまうことは全くの逆効果です。なぜならば、あなたが傷付いたことを伝えないということは、親が自分が行為は正しいと思ってしまうからです。

「そんなこと言ってひどい!」「そんな風に言われると思わなかった。悲しい…」と、はっきり親に伝えましょう。

差別は無意識のうちに行われる場合が多く、本人でも気づかないことが多いでしょう。悪いことをしているという感覚はほとんどありません。

2.差別する親に問題があると考える

差別する親は、自分の劣等感を子どもにぶつけることで心の状態を保とうとします。

自己肯定感が著しく低い場合が多いですし、いつも自分と誰かを比べては落ち込んでいることもあります。また、周囲をいつも馬鹿にしていることもあるでしょう。不平不満、愚痴、嫌味、悪口などをいつも言っているのもこのタイプです。もしかしたら親も子ども時代に差別を受けてきたのかもしれません。

親の差別を真正面から受けてはいけません。精神力も行動力も思考力もどんどん削り取られていきます。

差別する人は心に問題を抱えている人です。そう考えるだけでも親から受ける心の傷を少なくすることができます。

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