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対処法・対策 親がヒステリックで困る

暴力を振るってくる親への対処方法

力への恐怖

暴力とは?

親であっても人間です。
カッとなって怒りをぶつけてしまうことぐらい誰にでもあることでしょう。

しかし、そのとき暴力行為が伴う親がいます。

頭やお尻を叩いたり、殴ったりと体に直接的に暴力を振るう親
勢いよく扉を閉めて大きな音を立てたり、廊下をドンドンと音を立てて歩いて恐怖心を煽る親
子どもの大切にしているものを故意に壊す親
子どもが言うことを聞かないと飼っているペットを虐待する親
などなど

ここにあげた行為は直接的、間接的にかかわらず暴力です。

殴るなどの直接的暴力も物を壊して恐怖心を植え付ける間接的暴力も子どもの心を傷つけることには変わりはありません。

暴力が繰り返されている家庭では、子どもが安全を感じられる場所などはなかったことでしょう。

子どもの心はいつも戦場にいるのと同じです。

気づくと暴力を振るっている

こういったことをする親にお話を伺うと、「実は自分も虐待された経験がある」と言う方がとても多いのです。

自分の親はいつもイライラしていた
すぐにカッとなる性格だった
いつも誰かを殴っていた

こういった家庭で育つと、怒り=暴力という感覚が身につきやすくなります。

それはまさに<不健全な怒り方>を親から学び取ってしまったということです。

不健全な怒り方を学んでしまった子どもが大人になると不具合がそこかしこに出始めます。

自分をコントロールすることを学んでこなかったので、対人関係に問題を抱えてしまう方も少なくありません。

自分が子育てをするとき、「怒るときは頭を叩け」とインプットされているので、いけないとはわかっていても手を上げてしまうことがあります。

暴力を振るってしまったことを悔いても、ある時また我を忘れては暴力を振るってしまいます。子どもを傷つけ、自分をも傷つけるの繰り返しです。

叩く手が止まらない

不健全な怒り方を学んでしまった子どもが大人になると不具合がそこかしこに出始めます。

自分をコントロールすることを学んでこなかったので、親子関係、対人関係に問題を抱える可能性は非常に高いものとなるでしょう。

自分が子育てをするとき、「怒るときは頭を叩け」と学んでいるので、手をあげることにあまり躊躇がないこともあります。

また、一度怒りに火がつくと冷静さを取り戻せなくなります。

自分がどんなに子どもの心を傷つけているのかもわかりません。
怒りの感情に支配され、子どもを叩き続けてしまうという悲惨な結果になります。

暴力は犯罪

暴力は犯罪です。
絶対に許してはいけないことです。

しかし、暴力を振るう親に抵抗することはとてもとても怖いことでしょう。
怒りがさらに爆発し、もっと酷いことをされるかもしれません。

「嫌だけど暴力に抵抗することができない」

そうおっしゃる相談者の方はとても多いのです。

暴力を振るう親への対処法

身の安全を確保する

暴力を振るわれているときは、まず自分の身の安全を確保することから始めましょう。
暴力は犯罪ですので、警察に駆け込むこともできます。
また、地域によってはシェルターが用意されていることもあるでしょう。

もし、親と同居をしているのであれば、家を出て一人暮らしをすることもいいでしょう。毎日親の顔を見ない生活ができることは、それだけでもだいぶ良い環境になるということです。

住所も電話番号も教える必要はありません。
自分の身を守るために必要なことですから罪悪感を感じることはありません。

適切な機関・援助者に相談する

暴力を受けていることを適切な機関・援助者に相談しましょう。
行政や警察などが窓口になっている場合が多いのですのでまずは話してみることが大切です。
また、暴力被害の事件に取り組んでいる弁護士さんもいらっしゃます。

まずは暴力被害を受けた時にどういったところで相談できるのかをインターネットなどで調べてみてください。

暴力を振るっているときは別人だと考える

もし、親が弱々しく振舞ってきたとしても用心しておいたほうがいいでしょう。平常時の親と怒っているときの親は別人ですから、また暴力を振るわれる可能性もあるということです。

暴力を振るう、怒りの爆発、我を忘れて怒り狂うなどの行動が自然となくなることはなかなかありません。親も自分と向き合わなければ解消しない問題だということです。

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