COLUMN
ご相談事例
[相談事例]母親が責めてきてつらいです
コラムテーマのリクエストをいただきました
はじめまして
ぷいぷいと言います。
いつもブログとメルマガ拝見しています。
私は母に責め倒されるので、
いつもどうしていいかわからなくなり、
頭がパニックになります。
・明日はどうすんの!
・5年後はどうすんの!
・何で食べていくの!
・結婚はどうすんの!
・このゴミは誰が拾うん!
・茶碗はいつ洗うん!
・いつトイレ掃除すんねん!
・この部屋いつ片付けんねん!
・頼んだコピーいつするねん!
・誰とメールしてんねん!
・私が留守の間、一体何しててん!
・あれどこやってん!お前やろ!(全部母が物失くす)
・お茶わかしとけ!
・できたらポット入れとけ!
・いつ運動すんねん!
、、、などなど、
朝から晩まで常に先回りして、
一挙種一投足監視監視で私を責めるだけで、
母の命令形以外に会話がないのです。
常に怒られて、責められてるので、
いつもどうしよう、どうしよう、
ハラハラドキドキが止まらず
母の顔色見てドキドキしたり、
今日は機嫌よさそうだからホっとしたり、
でも安堵した瞬間に、
「今日はいつ運動してん!!」 と突然風向きかわって、
また責め出したり・・・
1度責めはじめると止まらず、
延々と、何年前のことも持ち出してきて、
関係ないことを散々責め倒し、
「だからお前は悪いんや!それをどうすんねん!」
と結局この先どうするか、先のことを怒ってきます
先のことはわからないのに・・・
5年後どうするんや!!!と言われて、
わからないというと怒られるので、
結局、いつでも頭パニックでどうしていいかわからず
怖いだけで、夢も希望もなく、
ただ黙ってうつむくことしかできません。
自分ではどうしようどうしよう、
どうしていいかわからない・・・
と震えてガタガタしてるのですが、
母から見ると、
「何いっても言うことを聞かないワガママな奴」
と思ってるようです。
本当はそうじゃなく、
母の顔色を見る以外に何もできず、
考えられず、ずっと焦りまくって
ガチガチになってるだけなんですが・・・
母親が顔色をうかがい、
恐怖に震えて、
足すくんで心臓破れそうに痛くなります。
なんとか、母に機嫌よくなってもらうように
必死で邪魔しないよう、大人しくしてるんですが
1日に何度も、何かのキッカケで、
ふと機嫌悪くなると何から何まで責め倒します。
それが怖くて、他に何も、自分でかんがえられなくなってる感じです。
こういう場合は、どうしたらいい、というのはありますか??
母を直さなくても、私が何かすれば、母も直るのでしょうか。
『母が機嫌よくなる=私がいうことをきく』のように、
私が母の思い通りになるのが、良いのかどうかもわかりません。
恐怖心でいっぱいで、どうしたらいいか本当にわからず
常に頭が止まってしまう状況なので、
もしこんな相談内容でもコラムのテーマにでもなりましたら、
取り上げてもらえたらと思いました
どこへ誰に頼っていいのかもわかりません
でも攻撃されるばかりで、
辛いので何とか責められないようにしたいと思っています
宜しくお願いいたします
親子関係カウンセラーの川島崇照です
はじめまして
親子関係カウンセラーの
川島崇照です
ぷいぷいさん、
ご相談ありがとうございます
母親から責められ続け、
毎日怖い気持ちを感じているのですね
そして、
そんな母親の顔色をうかがいながら
怯えるような気持ちで日々を過ごされているのですね
わかりました
まずは、あなたと母親の関係性が
どのようなものなのかを解説していきますね
母親が抱える心の問題
まず、あなたが教えてくれたことをもとに、
母親の性格を分析してみました
- 自分の価値観が正しいはずだという強い思い込みがある
- 自分の価値観で理解できないことは間違っているという強い思い込みがある
- 感情的に怒る
- ふとしたことでカッとなって怒るし、とことんまで言わないとやめられない
- うまくいかないことがあると他人のせいにする
、、、ぱっと見てわかる特徴的なところはこんなところでしょうか
さて、ここに書いた5つの特徴は、
『自分の思い通りにならないと気が済まない支配的な親』が
いつもしている行動そのものでした
順を追って解説していきますよ
自分の価値観が正しいはずだという強く思い込む母
まずは、自分の価値観が正しいはずだという強い思い込みがあることについてです
自分の価値観が正しいと思いこんでいるということは、
他人の価値観を受け入れられないということでもあります
簡単に言うと、相手の気持ちがわからないとか、
相手の心の痛みを理解できないということになります
そういう親は、
とにかく自分の思ったとおりにならないと
不満に感じます
相手には相手の価値観があって、
それぞれ自分の正しさに従って生きているというのに、
それがわからない母親は、自分の思い通りにならないと
「相手が間違っている」って考えてしまうんですね
だから、母はあなたのことを
「何いっても言うことを聞かないワガママな奴」
と思いこんでいるのでしょうね
ふとしたことで感情的に怒る母
次は、ふとしたことで感情的に怒っていることについてです
こういう親は、
劣等感が強くて「バカにされた、許せない」という
意識を持ちやすい人の特徴です
あなたが言った一言が
母親のコンプレックスに接触すると、
カッとなって怒るんですよ
だから、あなたがどんなに気をつけても、
慎重に言葉を選んでいたとしても、
母が怒るのは、母の心の問題で起こっていたことだったんです
うまくいかないことがあると他人のせいにする母
最後に、うまくいかないことがあると他人のせいにすることについてです
こういうことをする人は被害者意識の強い人です
自分がうまくいかないと、
「あいつのせいだ」って思って腹が立ちます
だから責めたくなります
もうね、こういう人って
いつも腹を立てているんですよ
だって、何から何まで他人のせいだからです
私たち人間は、
なんでも最初から上手にできるわけではありませんよね
最初は必ず下手でうまくいかないんですよ
でも、下手な状態が永遠に続くなんてことはなくて、
練習を重ねれば必ず上達していきます
でも、被害者意識の強い人はそもそも練習しないんです
なぜなら、自分が下手で練習が必要だとは考えず、「うまくいかなかったのはアイツのせいだ!」って思うから
そういう意識で、いつも他人に対して怒りを感じているんです
だから、あなたも過去のことを引っ張り出されて、何度も何度も責められていたのかもしれません
母を変えようとするとうまくいかない
母親が抱える心の問題をわかってもらったら、
今度は、そんな母とどう関わっていけばいいかをお伝えしますね
まず、結論からお伝えすると、
そんな厄介な母親を変える方法はありません
残念ながらこれが真実です
母親が自分の問題に気づき、
「このままではいけない、娘を傷つけたくない」
と思うことができれば、
カウンセリングなどに通うなどして
変わっていくことはできるかもしれません
しかし、そもそも今までずっと
自分が正しいと思いこんで生きてきた人でしょ
「私は傷つけてなんかいない!」
「私は問題なんか抱えていない!」
って思うはずだから、
可能性としてはほぼゼロだと考えます
したがって、母を変えるという発想だとうまくいきません
母はこの先も、
自分が正しいと信じる道を突き進むでしょう
そして、あなたのことを
「私に従わないワガママな娘」と決めつけ続けるので、
あなたもつらいままです
従い続けるとドンドン支配的になっていく
この先、あなたにとって重要なことは、
あなたが支配されない自分に変わっていくことです
支配的な母に従い続けると、
母はますます自信を深めていきます
「娘は従った、やっぱり私は正しい!」
って、また思い込んで自信満々になっていきます
だから、もっと支配的になっていくということですね
さらに、支配的な人に従い続けると、
あなたの心も壊れてしまうかもしれません
どういうことかと言うと、
いつも恐怖で支配されていると、
自分の気持ちを感じるとか、自分で考えるという、
人間が人間として当然のようにしていることが
できなくなってしまうからなんです
自分で考えて行動しようとしても、
それを知った母が許しそうにないなら、
「また怒られるのではないか」と感じて
怖くってあきらめてしまいます
次はなんとか怒られない方法はないか、
母が許しそうなことは何かと
考えるようになります
いつしか、
考えてはあきらめ、考えてはあきらめ、と
期待と落胆を繰り返すようになり、
心がすり減っていくような状態になります
そして最後には、
「どうせ考えても無駄」のように、
考えることそのものをあきらめるようになり、
母に完全服従してしまうんです
そうやって、
心が壊れて人生まるごと全部従っている
なんて人は少なくありません
だから、いつかどこかのタイミングで
あなたは支配を受け入れない自分に変わる必要があります
あなたが母親の顔色をうかがって従っていると
母親の支配性は強化されていきます
もうこれ以上、支配されないためには、
あなたも覚悟して変化する必要があるという
ことなんです
自分の人生を生きて
あなたがこの先、母親の支配から脱出して、
自由な人生を生きていくための方法をちょっとだけ紹介しますね
できるかできないかは問題ではありません
だって、最初から上手な人はいないでしょ
大切なことは、なにをしたら
自由になれるかを知っていることです
誰だって、はじめてのことは怖いです
そして、あなたも怖いなら助けを求めてもいいんです
1.きっぱりと断って、思ったとおりに行動しよう
母親はあなたのことを支配できると思いこんでいるから支配します
ちょっとややこしい言い方だから
混乱するかもしれないけど、
そういうことなんです
簡単な話、母は感情的に怒った姿を見せれば、
あなたをコントロールできると思っているんですよ
そして、本当にあなたが従ってくれるから、
そのたびに自信を深めてどんどん支配性を強化してきました
そうやって、長い時間をかけて
今の母親ができあがってきたわけなんです
ということは、、、
あなたが今までの反対の行動を取れば
母親の支配性は減少していくという
方程式も成立します
あなたが従うことをやめて、
受け入れられないことはきっぱりと断り、
自分の思ったとおりに行動する姿を見せれば、
母はあなたをコントロールできないことを知り、
いつかはあきらめていくということになります
私はこれまで多くの人をカウンセリングしてきましたが、
実際にこの方法がいちばん高い効果を示します
親に毅然とした態度を見せ、
常にきっぱりと断ります
そもそもうまくいかないことを
他人のせいにするような怠惰な親ですから、
うまくいかないことをコツコツとやり続ける力は持っていません
だから、いつかどこかであなたへの支配は終わります
ただし、ここで気をつけてもらいたいことがあります
あなたが毅然とした態度を見せると、
母親も相当に反発してくると思うんです
それまでのような、
母親が上で娘が下という関係性を
取り戻そうと、
またいつものように
大きな声で怒鳴って、
過去のことを引っ張り出して責め続け、
あなたに恐怖心を感じさせようとしてくると思うんですよ
そんなとき、
あなたが今まで母に感じていた恐怖心が強いなら
一人でこの方法を実行するのはおすすめしません
恐怖心の強い人は、親から感じる恐怖に屈してしまうと
もう元に戻れなくなるからです
いちど母親の恐怖心を受け入れてしまうと
「やっぱり私は母に逆らえない」という意識が出てきて、
もうそれ以降、毅然とした態度を見せられなくなる事が多いからです
それに、親ももっと手綱を強く持っていたくなるから
さらに怒りっぽくなるし、責める言葉も強くなりがちです
とすれば、あなたの恐怖心はさらに強くなり
脱出しづらい状況ができてしまうからです
理想は、親子関係や子どもを傷つける親の心理に
詳しい専門家にガイドしてもらいながらすることです
母親の心の問題を分析して、
効果的な対策を立て、
どういう意識で母に向き合い、
どういう方法で母の支配性を減少させていくのかを
ぜんぶ納得づくめで進めていく必要があります
2.自分の生活基盤を確立して、親から物理的な距離を取ろう
この方法は、親に恐怖心があっても
比較的、支配から脱出しやすい方法です
直球でお伝えすると、
親と離れましょうということなんです
やり方はいろいろですが、
まずは自由を手に入れるためには
母親から干渉されない自分の生活基盤を確立することが大切です
まず、いちばん最初に用意しなければならないのは住居です
実家から離れて
アパートやマンションを借りるのもいいでしょう
なかには、寮付きの仕事に転職する方もいます
部屋を借りるにはお金も必要ですね
初期費用は家賃の約4.5倍だと言われています。
もし、7万円の部屋を借りるなら、
315,000円が必要になります
このお金は最初に一気に出ていくので、
今あなたがそれだけのお金を用意できるかどうかを
考えなければなりません
次は毎月の家賃を払えるかどうかを考えます
最初にあなたがいまどのくらいの収入があるかを紙に書き出しましょう
そこから、食費、水道光熱費、携帯代、交通費、遊興費など、生きていくのに必要な費用を差し引きます
さらに、残りから家賃を引きます
そして、最後にプラスの金額になれば、
そこから遊興費を出してもいいし、
貯金にまわしてもいいということになります
もし、差し引いてマイナスになるのであれば
家賃が高すぎるということになります
そうしたら、
相場の低い地域で探してみるか、
グレードを落としてみるということも
しなければならないかもしれません
敷金礼金不要で家具家電付き
なんて物件があればいいですね
初期費用を抑えられます
自由に生きていい権利
あなたはつらい状況から離れてもいい権利があります
母との関係がつらいなら、
そんな母とも距離をとっていい権利があります
もし過去にたくさんの恐怖を感じていて、
今でも「逆らってはならない」とか、
「怒らせてはならない」と思ってしまっているなら、
それこそが、母の思い込みを強くしていることになるし、
あなたも母の支配を受け入れているということになります
もう、その悪循環を続けていては、
あなたの心がすり減っていくばかりです
つらいのに、無理をして親のそばにいる必要はありません
あなたが「母がつらい」と思うなら、
今度は自分の気持ちに従ってください。
自分の気持ちに正直に行動してもいいんです
あなたの人生はあなたのものだから
自由に生きてもいいんですよ
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