COLUMN
コラム
親が嫌いっておかしいですか?
こんにちは、川島です。
きょうのコラムは、
『親が嫌い』っていう気持ちを
悪いことだと感じてしまっている方へのメッセージです。
あなたがもし、親が嫌いで離れたいのに
うしろめたくて離れられないなら、
今日のお話はとても重要です。
心が自立している親の考え方
まず、あなたに知っておいてもらいたいことがあるんです。
それは、心が自立している親とそうでない親の違いについて。
まず、心が自立している親というのはこう考えるんです。
『親は親、子どもは子ども』
どういうことかと言うと、、、
親の価値観と子どもの価値観は違うということ。
親子だからって、そもそも価値観が同じなんてことはないんです。
- 何が好きで、何が嫌いか
- どんなやり方が向いているのか、向いていないか
- 誰と一緒にいたいか、いたくないか
- 何に生き甲斐、やり甲斐を感じるのか
ぜんぶ違うのが当たり前。
だから、あなたに価値観を押し付けません。
あなたの価値観を尊重します。
否定もしませんし、批判もしません。
だって、結局あなたが決めるしかないと知っているから。
心が自立している親は、
最初からこの考えで生きています。
心が自立していない親の考え方
逆に心が自立していない親の考え方はこうです。
- 子どもが親に従うのは当たり前
- 子どもが親を敬うのは当たり前
- 親が正しいのが当たり前
- 子どもが間違っているのが当たり前
- その間違いを親が正すのが当たり前
- 親がうまくいかないのは子供のせい
- 子どもがうまくいかないのは努力不足や怠けてるからだ、、、
- 自分は子どものことを考えている、子どものためになっている
こうやってね、心が自立していない親は
あなたに価値観を押し付けるんですよ。
そうすることがぜんぶ正しくて、
うまくいくと思い込んでね。
それが、心が自立していない親の考え方なんです。
あなたが悪かったわけじゃないんだよ
もし、あなたの親が心の自立していない人なら、
これまでかなりつらい思いをしてきたと思うんですよ。
いつでも考えを押し付けられ、
少しでも反発すれば否定や批判の嵐。
また親に何を言われるのかと
ビクビクしながら生きてきたかもしれません。
やりたいことがあっても
親の目が気になってできなかったかもしれません。
どうせまた何か言われるんだったら
最初からしないでおこうと思って
あきらめていたかもしれません。
そしていつしか、
自分の考えに自信が持てなくなったかもしれません。
あなたが悪かったんじゃないんですよ。
傷つける人のことなんて
嫌いになるが普通の心理です。
親子だって一緒。
どこまでいっても『人と人』なんだから、
いくら親だからって傷つけられたら
嫌いになっちゃいますよ。
大切なことなんで、もう一度言います。
あなたが悪かったんじゃないんです。
『親が嫌い』
あなたがその気持ちを感じるのは、
自分と他者の違いを受け入れず、
自分の価値観押し付けていた親が原因だったんです。
気持ちは正直!考えは嘘をつく?
『気持ち』と『考え』って、
実は似ているようでまったく違うものなんです。
気持ちっていうのは
- 好き、嫌いとか
- 嬉しい、楽しいとか
- 悲しい、さみしいとか
- 怖いとか
この、『気持ち』ってやつはいつでも
あなたにとって正しい答えを
教えてくれます。
あなたにベストな道を
示してくれる存在です。
次に、『考え』はウソをつくことがあります。
あなたにウソをついて
迷わすことがあるんです。
例えば
- 正しい、正しくないとか
- 間違っている、間違っていないとか
- 効率が良い、悪いとか
あなたは親と一緒にいて楽しいですか?
嬉しい気持ちになりますか?
もし、一緒にいて
嫌いと感じたり、
悲しかったり、
怖かったりしているのなら
それがあなたにとっての
正しい答えなんですよ。
あなたが親を嫌いと思うには
必ず理由があって、
気持ちはもうすでに
それを知っていたということです。
「親が嫌い!」
でも、あなたが親から離れていないなら、
それってとっても心と体に悪いことなんですよ。
だって、気持ちは
「離れたほうがいいよ」って
教えてくれているのに、
逆に毎日ストレスを
溜め込んでいるのだから。
さらに、こういうパターンに
なっている人も多いので
お伝えしますね。
「親から離れることは正しいのか」
「親から離れていけないのではないか」
という考えで迷っていませんか?
それをしていると、
どんどん自分の気持ちが
信じられなくなっていくんです。
そのうち、
自分が正しいのか、親が正しいのか
区別がつかなくなっていくんです。
私のところに相談に来てくれる方の大半が
この考えで迷っている状態ですね。
気持ちと考えがごちゃごちゃになって
心も問題も整理できなくなっているんです。
正直に生きる
大切なことをお伝えしますね。
あなたがこの先の人生を
後悔しないように生きるためには
『気持ちで決める』ということを
大切にしてほしいんです。
考えてばかりいると、
世間体とか常識というノイズが邪魔をして
自分を幸せにするための決断ができなくなります。
これからは、幸せに生きるために、
『気持ちで決めたことを考えてかなえる』
という順番してみてください。
1番目は『気持ち』
『考え』は2番目です。
一緒にいたい人と一緒にいる。
一緒にいたくない人とは離れる。
これがいちばん大切なことです。
次回は、、、
次回は、それでも親に対して罪悪感を感じてしまう方へのメッセージをお送りします。
・産んでくれたこと
・育ててくれたこと
・遊びに連れて行ってくれたこと
・学校に通わせてくれたこと
・家族のために働いてくれたこと
いろんな場面で罪悪感を感じてしまいますよね。
− 罪悪感を感じたときにどうすればいいのか?
考え方や気持ちの立て直し方をお伝えしますね。
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