COLUMN
コラム 過干渉で困る
過干渉な母親に迷われず生きる方法
こんにちは
親子関係カウンセラーの川島崇照です。
あなたの母親は過干渉ですか?
たとえば、あなたの行動を逐一知りたがったりしますか?
いつ?、どこに?、だれと?、何しに?、何時に帰ってくるの?…根掘り葉掘りと聞いてきて、質問攻めにされるかもしれません。
それは、まさに過干渉な母親がすることなんです。
今日はね、いつでも不安を抱えながらあなたのことを信じることができず、常に関わっていずにはいられない過干渉な母親との関係について書いていきたいと思っています。
あなたがどのように考えると楽になれるかをガイドしていきますね。
過干渉な母親は不安症
過干渉な母親って、とっても不安症です。
不安だから、その不安を払拭したくてなんでも知りたがります。あなたも母親から質問攻めにされて嫌だなと思ったことも一度や二度ではないでしょう。
でも答えないでいると怒ったり泣いたりを繰り返します。少しでも気にいらない事があると怒鳴ってみたりするかもしれません。
「あなたのことが心配で言っているの」とか「なんで親の気持ちがわかってくれないの」なんて言うかもしれません。
しかしじつはあなたのためを思ってそうしているわけではなくて、子どもを信じる力が著しく不足しているんですよ。
それにネガティブな発想が多くて、いつでも失敗しそうで怖かったり、取り返しのつかない事態になるのではないかと不安になっています。
だから、あなたの行動に少しでもわからないところがあるとすぐに不安になって信じられなくなるんです。
そして、その不安な状態を払拭しようとしてあなたの行動を変えさせようとして否定や批判を繰り返すしますね。
こういった構造を知っていないと、母から責められた時に「母を怒らせてしまった私が悪いんだ」とか「泣かせてしまって申し訳ない」なんて気持ちを感じて、あなたも自己批判をしてしまうかもしれません。
じつはその気持も母親があなたをコントロールするためにあなたに感じさせたことかもしれないんです。
あなたがワガママなの?
とにかく不安になりやすい母親は、なんとか安心したいのであなたの行動を変えさせようとして否定や批判を繰り返すします。
でもあなただって、やりたいことはやりたいし、やりたくないことはやりたくありません。だから、反発すると思うんですよ。
しかし過干渉な母はそれを「ワガママ」だと感じます。
「こんなにも私があなたのことを考えていっているのに、なんであなたはそんなにワガママなの?」みたいに言いますよね。
それ全部、「親は親、子どもは子ども」というふうに一線を引けない依存的な親がすることなんです。
こういった構造を知っていないと、母から責められた時に「私がワガママだから母を怒らせてしまった私が悪いんだ」とか「泣かせてしまって申し訳ない」なんて気持ちを感じて、あなたも自己批判をしてしまうかもしれません。
じつはその気持ちも母親があなたをコントロールするためにあなたに感じさせたことかもしれないんです。
あなたは自分のことをワガママだなんて思う必要ありません。あなたが自分の生き方を自分で決めるのはとても自然なことなんです。
逆にあなたが母に従って、考え方も生き方も決めさせてしまっているなら、それはとても不自然なことです。
母の過干渉はあなたが作っている
ちょっとビックリするかもしれませんが、お伝えしますね。じつは母の過干渉はあなたが作っていたんですよ。
あなたはいつでも不安で否定的な母親を怒らせたくなくていつでも許可を取ろうとしていたかもしれません。母に泣かれたくなくて少しでも批判されたらあきらめていたかもしれません。
あなたがそんなふうに母親の顔色をうかがい、母がダメと言えばやりたくてもやらず、母がやれと言えば嫌でも無理してやっていたのであれば、、、
自分の考えが正しくて、あなたの考えが間違っていると思い込んでいる母親は、あなたが作ってしまったということなんです。
過干渉な親は干渉できるあなたがいるから、また干渉したくなります。
あなたがちゃんと自分の気持を伝えて断らなければ、母だって自分が子どもに考えを押し付けていたなんて思えないでしょう。
あなたが干渉を受け入れてくれるから親は期待を持ちます。そして期待があるからまた干渉したくなるんです。
もうこの悪循環のループがぐるぐるとまわっています。
例えば、あなたが母親にわかってもらいたくて説明や説得を繰り返していたとしますよね。
それは母に「私は親に理解してもらわなければ行動しませんよ」と言っていることになります。
他にも、無視して気持ちを伝えてなかったり、きっぱりと断っていなかったとしますよね。
そんなあなたを見て母は、あなたの気持ちや考えがわからないので「何度も何度も気持ちを伝えればいつかきっとわかってくれるはずだ!」と思うかもしれません。
そうなれば、いつまでたってもあなたへの執着心は少なくならず、またさらに過干渉に関わり続けようとします。
またこれも悪循環のループに陥っているということになりますね。
健康的な親は過干渉なんてしない
過干渉をする必要がない、心が健全な母親は子どもを信じようと努力しますよ。
不安なことがあったとしても、「それはあの子が決めたことだから」って思おうとするし、「あの子だったらちゃんと自分で決められるから」って信じようとします。
そして、実際にあなたが自分で考えて決めて、あなたにとって良い人生を目指している姿を見れるから、どんどん信頼が増していくんです。
だから、もしあなたが「あなたは失敗するから」とか「うまくいくはずがない」って言われていたら、親はあなたに力がないと決めている可能性が高いですからね。
自分の気持ちに正直でいる
大切なことは、あなたが感じる気持ちにいつも正直でいることです。
常に心は正しい答えを知っています。あなたが親と一緒にいることが苦しいなら、それが答えです。
親の言葉に惑わされて自分の幸せを壊すような行動を取らないためには、自分の気持ちをしっかりと感じられていることが重要です。
過干渉な親に人生を奪われないためには、あなたのほうから一線を引かなければなりません。
過干渉な親と自分の間に境界線を引いてはっきりと分けていかないと、何が正しくて何が間違っているのかがわからなくなります。わからないから迷います。
まずは、親と関わっていて自分の心が苦しいかどうかを感じましょう。
苦しく感じた時は、親があなたのことを信じてくれているのか、それとも疑っているのかを確かめましょう。
親はあなたの考えや気持ちを聞いて否定や批判を繰り返していませんか?客観的に考えて、親の言っていることは正しいでしょうか?
「客観的な正しさ」とは、誰が聞いてもそうだとわかる正しさのことを指します。すべての人が親が正しくてあなたが間違っているとわかるなら親が正しいということですし、そうじゃなかったらあなたが間違っていることにはなりません。
すべての人に共通して正しくなかったりするなら、親はあなたに自分たちの都合が良くなるような考えを押し付けているだけかもしれません。あなたが決めた生き方が気にいらないから否定しているだけかもしれません。
親の言っていることが客観的に正しくないならあなたが間違っていることにはなりませんから、そのときはあなたは自分の気持ちや考えに従って行動しましょう。
このように、あなたが自分にとって正しい答えを見つけられるようになれば、親の言葉や態度を見ても迷うことは少なくなるでしょう。
自信を持って自分の人生に集中することだってできるはずです。
あなたがずっと手に入れたかった、誰からも束縛されず、否定も批判もない自由に生きる人生を生きることだってできるんです。
次回のコラムでは、過干渉な母親に支配されずに生きていくために、この先どう行動していけばいいのか、具体的な方法をお伝えしますね。
それではまたお会いしましょう。
川島崇照
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