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コラム 親がヒステリックで困る

ヒステリックな母親、なんでキレるの?

ヒステリックな母親、なんでキレるの?

こんにちは
親子関係カウンセラーの川島崇照です。

今日もこのコラムをお読みいただき感謝いたします。
 

さて、このコラムを書くときに読者の方たちはいつもどんな親子関係の悩みを抱えているのかなと考えみるのですが、そのときにどういう検索キーワードでこのサイトに訪問してくれたのかな?というのも確認してみたりするんです。

検索キーワードというのは、たとえば「母 過干渉」とか「父 怖い」などの言葉の組み合わせです。あなたもこんな感じに検索してしてこのサイトを見つけてくれたのではないでしょうか。
 

私はこのコラムを書き始めてはや9年目になります。そして今までずーっと不動の1位の検索キーワードがあります。

それが「母 ヒステリック」です。

2位は「母 ストレス」という検索キーワードですが、1位と2位はだいたい倍ぐらいの差ですね。それほどに「母 ヒステリック」というお悩みを多くの方が抱えているということがよくわかります。
 

今日はね、ヒステリックな母親の特徴とその母親がどういう心理状態で感情の浮き沈みが激しくなり「キレる」という状態になってしまうのかを解説したいと思います。

あなたにヒステリックな親から支配されず、自由に生きてもらうためのヒントを得てもらえたら嬉しいです。
 

そもそもヒステリックとは?

ヒステリーとは異様に興奮している様子や心理状態のことを言います。

たとえば感情的になって怒鳴り散らしたり泣き叫んでみたり、もしくは暴力的になったりすることもあります。

ヒステリックな人というのは興奮している心理状態ですから、冷静に物事を考えるということができません。それよりも、自分が傷つけられたと思い込み気が晴れるまで相手を攻撃します。

他人の人格や価値観を否定するようなことをよく言いますよね。自分は傷つけられていて被害者だと訴えますよ。さらに自分は不憫でかわいそうだとアピールばかりします。
 

なんで母はどんなきっかけでヒステリックになるのか?

1.母は否定されたと思ってヒステリックになる

ヒステリックな母親の1つ目の特徴は否定されることに強い嫌悪感を示すところです。

否定されることを嫌う母親は、他人と自分を比べて「なんであの人ばっかりうまくいくんだろう、ずるい」と自分がうまくいっていないのを他人のせいにしているような他者批判を繰り返すタイプです。

他者批判タイプの母親は、とにかくいつもイライラしていることが多いです。他人の愚痴が多くて怒りっぽいです。

普通に会話をしていてもちょっと気になることを言われるとすぐにカッとなって怒り出しますね。そんなこと言っていないのに、自分がバカにされたと思いこんで相手を責めるんです。

さらに責任転嫁もよくします。「あなたがあのときこうしていればこんなにはならなかったのに」なんて言いますよ。また、苦労して育てたとかたくさん学費をかけてやったなんてことも言ったりします。

考えや意見を否定されると「バカにされた見下された」と感じやすくヒステリックになります。
 

2.母はバカにされた思ってヒステリックになる

2つ目の特徴は承認欲求と被害者意識が強いところです。

自立心が乏しく、他人に期待します。自分の責任なのに自分の力でなんとかしようと思えません。それよりもうまくいかなかったことは誰かのせいだと思いがちです。

他人に向ける期待を受け入れてもらえないと、裏切られた!傷つけられた!と思って腹が立ちます。「なんで私はこんなにも苦労しているのに、あなたは何もしてくれないの?」なんて言いますね。

さらに周囲の人に対して悲劇のヒロインを演じて、いかに自分が傷ついているのかをアピールします。なかには母親のことを擁護しようとする人もいるでしょう。

もしかしたら母親にヒステリックになってもらいたくないからなだめているだけかもしれませんが、でもそれをしてしまうと母親はますます「私は悪くなかった」と自信をつけてしまいます。

大事にされていない敬ってもらえていないと感じると「誰のためにこんなにも苦労していると思っているんだ、裏切られた!」と感じてヒステリックになります。
 

3.母は裏切られたと思ってヒステリックになる

3つ目の特徴は依存心が強いところです。

見捨てられことを恐れてヒステリックになる母親は「なんであの人はできるのに私にはできないのだろう、私はダメな人間だ」と自分の劣っているところ気にして自己批判を繰り返すタイプ。

自己批判を繰り返す人は自信が持てず落ち込みやすいです。いつも不安を抱えていて悪い結果ばかりを予測するからなかなか思ったように行動できません。

だからいつでも誰かに頼りたくなります。不安なことを誰かに話して楽になりたいし、結果がわからないことは代わりに誰かにやってもらいたいし、うまくいくかどうかわからないのときは誰かに決めてもらいたくなります。

そしてその誰かとは『あなた』かもしれません。もしあなたの母親が自己批判を繰り返す人なら、とにかく心配性な人なのかもしれません。あなたのやることなすこと全部不安に感じて否定的なことばかりを言っているかもしれません。

母親が娘に依存するというケースはとても多く、娘が離れていくことを恐れて過干渉を繰り返します。そして依存先のあなたが離れていきそうで不安になってヒステリックになります。

母はそれでもあなたが傷つかないように心配しているつもりだし、あなたを守っているとすら思っています。でもそんな関わりはあなたも重く感じてしまうことでしょう。

重く感じて距離を取ろうとすると母親はまた不安になってあなたに過干渉を強めます。「私はあなたのために言っているのに、なんで気持ちをわかってくれないの?」と言ってヒステリックになります。
 

母はどんな理由でヒステリックになったのか?

A.母は否定された育った

否定されることを嫌うヒステリックな母は、子どもの頃に親から多くの否定を受けてきた可能性があります。

  • 人格否定をされていた
  • 能力を否定されていた
  • 考えや価値観を否定されていた
  • 行動を否定されていた

否定ばかりされていると子どもは自信が持てません。影響力の強い親の言葉ですから、自分はバカなんだなんて思い込んでしまう子も多いです。

それでもなんとか親から認められたくて努力をたくさんするでしょう。でも親の心の問題で否定されている事がほとんどなのでやっぱり褒めてもらえないし、努力を認めてもらえることも少なかったと思います。

こうやって親から認められず否定ばかり受けていると、自信が持てなくなってしまいます。
 

そんな人が成長し大人になり、親になったときにトラブルが起こりやすくなりますよ。過去に蓄積した自己肯定感の低さを打ち消そうとして家の中では支配者的な振る舞いをしてしまいます。

あなたに価値観を押しつけて従うことを強制したりしますね。自分が絶対に正しくて、従わないあなたが悪いと考えて否定批判を繰り返したりします。
 

しかしあなたが少しでも従わないとカッとなって怒り出しますよ。「私が子どものころは我慢ばっかりだったのに、この子は親に逆らってワガママな子だ!」なんてね。

でも母がそう思ってしまうのは、「とにかく否定されたくない、私は間違っていない、私は正しいはずだ!」っていう意識が作り出されているコンプレックスをもとにした行動なんです。
 

本当は母自身が行動し怖くてできなかったことにチャレンジしてみて、少しずつでもいいから達成感を感じながら自信を積み上げていかないと、そのコンプレックスを打ち消すことはできないことです。

しかし、そもそも自分の問題を感じていない母も多いので、改善できないまま家の中で君臨し続けてしまいます。その結果、子どもであるあなたも支配され続けるということが繰り返されていきます。
 

B.母は比較や差別を受けて育った

承認欲求と被害者意識が強くてヒステリックになる母は、親から比較や差別を受けて育ってきた可能性があります。

  • きょうだいや友人と比較されていた
  • きょうだい間で扱いが違うなどの差別を受けていた
  • 親が他のきょうだいばかりをかわいがっていた

比較や差別ばかり受けていると、子どもは強い劣等感を抱えてしまいます。自分は劣っている、他の人にできても自分にできるはずがないなんて思い込んで、自分を批判し卑屈になってしまう子も多いです。

優遇されているきょうだいと冷遇されている自分を比べては何度も傷ついていたと思います。でもそんな母もなんとかして親から愛されようと努力はしたことでしょう。お手伝いを頑張ったり、たくさん勉強していい成績を目指してみたりしたかもしれません。

しかし親に認められようとして努力している自分は本当にやりたいことをやれていなかったりします。それよりも親が喜びそうなことばかりを無理してやっていたかもしれません。親に認められる自分を演じてストレスを溜め続けていたなんて子も少なくありません。
 

そんな人が成長し大人になり、親になったときにまたトラブルが起こります。承認欲求と被害者意識が強い親はなんとかして自分の価値を高めようとしてあなたの価値をあげようとするからです。

母はそもそも劣等感が強い人ですから、潜在的に自分の価値は低いという思い込んでいる人です。そういう人は自分で努力せず、自分の代わりに子どもに努力させます。

母親があなたの成績や進路、つきあう友人、結婚相手の職業や家柄をよく気にするのはこういう理由からです。

そして少しでも娘の価値が下がりそうだと感じると否定や考えの押しつけを繰り返し、あなたが思う通りにならないとヒステリックになりますね。
 

そんな母を見てあなたも恐怖を感じていたかもしれません。怖い思いをしたくないから我慢して従ってきたかもしれません。

しかしあなたがそういう態度を母に見せてしまうと「私は子どものためになっている。子どもは親の言うとおりにするのが幸せだ。」という思い込みをどんどん強めてしまうことになっていました。
 

C.母は愛情を感じられずに育った

裏切られたと思ってヒステリックになる親は、子どもの頃に親から適切な愛情を受けてこなかった可能性があります。

  • 無視されていた
  • 放置されてコミュニケーションが不足していた
  • 親が忙しくスキンシップやコミュニケーションが希薄だった

適切な愛情を受け取れなかった子どもは自分に価値を感じられません。自分は必要とされていないんだなんて思い込んでしまう子も多いです。

親に頼れない分、自分自身で努力しながら成長していく子もいますが、親との情緒的な関わりを経験していないので自分の殻に閉じこもりやすくなり、ストレスを内々に抱え込むようになってしまいます。
 

もしそんな人があなたの親だったりすると、事さらに必要とされたくて自己犠牲的に関わったりしますね。とにかく過保護にあれやこれやと手や口を出そうとするでしょう。

しかしあなたもいつかどこかで母親との関わりを受け入れられなくなります。プライベートなことまで介入されていれば重たくも感じます。

そんなときに母と距離を取りたくなるのですが、少しでも離れていこうものなら母は「あんなにしてやったのに」「あなたのためを思って言ったのに」と言いながら感情的になって責めてくるでしょう。
 

母は自分の存在価値を感じたくてあなたに自己犠牲をしていたのに、どこかで娘のため息子のためと思い込んで自分のやっていたことを正当化していました。

でもあなただって成長すれば親から離れていきます。キャリアも積んでいきたいし好きな人と結婚もしたいですよね。母から解放されて自由に生きたいじゃないですか。

しかし母はそんなあなたを見て「裏切られた!」と言いながらヒステリックになります。あなたも「今までこんなにもしてくれたのに裏切るように申し訳ない」と思って躊躇してしまいます。

こうやって、恐怖心と罪悪感によって母の支配を受け入れてしまうようになります。
 

同じことを繰り返す親は問題に目を背けてきた人

母も子ども時代につらい思いをしてきたことでしょう。でもそんな母は『かわいそうな人』ではないのです。

たしかに、やりたいことをあきらめ親に従っていたかもしれません。兄や姉、弟や妹ばかりをかわいがられ、自分は興味関心を持たれずさみしい思いをしていたかもしれません。いつも両親が不仲で適切な愛情なんて見たこともなかったのかもしれません。
 

しかしだからといって自分が経験してきて嫌だったことを今あなたにしていい理由にはならないのです。自分がされて嫌だったことを他人にもしてしまう母は問題を直視せず、目を背けてきた人だからです。

母だって親との関係が苦しいのは認識していたはずです。そのとき母は自分が自由に生きるためにはどうすればいいかと考えられたはずです。どうすれば親子関係が変えられると調べられたはずです。でもそれをしなかったから今のヒステリックな母になってしまいました。

ヒステリックになってしまったのも母の選択だったということです。
 

ヒステリックな母親から自由になる考え方

そして今あなたも自分の生き方を選択し自由になる方法を調べ、どう生きていこうかと考え、自分にとって幸せな人生を選んでいくことができます。

ヒステリックになってしまった母のように我慢し無理して生きていると、ストレスは溜まり続けていつかどこかで爆発するようになります。

もし今でもヒステリックな母を見て恐怖に支配されて生きているなら、あなただってそうなってしまう可能性があるということです。それはとても悲しいことです。
 

今ここで一生懸命にお伝えしたいことは、あなたがヒステリックな母親に従っていると、母のヒステリックはどんどん強化されてしまうということです。

あなたが従っていれば母は自分の考えに自信を深めます。どんどん支配性が高まり、執着心も依存心もとめどなく増えていくでしょう。

それではあなたの人生もまるごと奪われてしまうかもしれません。

ですから少しずつでもいいから母に自己主張をして、嫌なことは断り、従わないという態度を見せてほしいのです。
 

もしあなたが「とんでもない、そんなこと怖くてできない!」と思うほど恐怖心が強いなら、できれば一人で頑張らないで腹を割って話せる友人とか過去に同じように親子関係に悩んでいたけど今は解決できているような人に相談してほしいのです。

もしあなたのそばにそういう人がいないのであれば教えて下さい。その時は私もあなた支えることができますから。
 

大切なことは今の母とあなたの関係性を変えていくことです。母の「子どもが親に従うことが当たり前」という思い込みを壊すことが、あなたの自由な人生の扉を開いていくことになります。

勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
あなたが自由を生きるときめたときが新しい人生のスタートになります。

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