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コラム 親が否定する

親子喧嘩をせずに思い通りに生きる方法

親子喧嘩をせずに思い通りに生きる方法

こんにちは
 
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
 

突然ですが、
親子喧嘩ってしますか?
 

あなたがやりたいことがあっても、
親がわかってくれず、
 
なんとかわかってもらいたくて
何度も説明してみたり、説得してみたり、
 
でも否定されたり、バカにされたり、
 
そのうち腹が立ってきて、
ひとこと言ってやりたくなって、
 
そしたら親も被害者アピールしてきて。
 
お互いに、引くに引けなくなりますよね。
 

親子喧嘩って、
得られるメリットはほとんどないのに、
引くに引けなくてやってしまうんですよ。
 
親子関係のお悩みをお聞きするとき、
多くの皆さんも親子喧嘩の罠に苦しめられていました。
 

今日はね、親子喧嘩をすることの弊害について
解説しようと思っています。
 
じつは、親子喧嘩っていうのは、
あなたの人生を無駄遣いしていることになるんです。
 

もうそうならないように、
あなたがどうすれば親子喧嘩をせずに、
最短距離で幸せになれるのかをお伝えしますね。
 
最後まで読んでもらえたら嬉しいです♪
 

喧嘩をすると親の対抗意識は強くなる

親と喧嘩をしても
問題は解決していきません。
 
それよりも、喧嘩してしまうと
親はどんどん厄介になっていきます。
 

なぜなら、あなたを尊重できない親は、
「絶対に自分が正しいはず」って
考えているからなんです。
 
だから、
子どもの気持ちや考えを尊重できない親は、
思い通りにならないあなたを見て、
 
「なんとしてでも娘の考えを変えさせたい」とか、
「なにがなんでも息子の行動を阻止したい」って
考えるようになるんです。
 

たぶんあなたも思い当たるところが
あると思うんです。
 
実際にこんなことがありませんでしたか?

  • 「そんなことは言っていない」と言って、事実を歪曲する
  • 「あのときだってそうだった」と言って、過去の話題を引き合いに出して批判してくる
  • 「どこの親だってそう思うはず」と言って、自分たちが間違っていないことを主張しつづける
  • 「自分勝手だ、非常識だ」と言って、子どもが悪いと批判してくる
  • 「がっかりだ、傷つけられた」と言って、被害を訴えて批判してくる

上のリストのようなことをする
親の心理状態というのは、
対抗意識が非常に強くなっていき、
 
なんとかあなたに勝ちたくて、
親の都合の良い話に持ち込もうとします。
 
そして、
事実を歪曲したり、
論点をずらしたり、
過去に話にすり替えたり、
被害者を装ってみたりするんです。
 

そんな親にどんなにあなたが正しいことを言っても
受け取ってくれるはずもなく、
 
そのうち、あなたの対抗意識も強くなってきて、
引くに引けなくなってしまうんですよ。
 

わかろうとしない人にわからせようとしない

わかってくれない親というのは、
最初から結論を持っているものです。
 
例えば、

  1. 親を大切にしないなら一人暮らしなんてさせない!
  2. 親が苦労しているのに自由に遊びになんて行かせない!
  3. 実家から遠く離れたところに就職なんてさせない!
  4. 親と同居しないなら結婚してはならない!
  5. 自分の娘をあんな男とは結婚させない!
  6. 苦労して育てた息子をあんな女に取られてなるものか!

こんなかんじに、
そのほとんどが自己中心的な考え方の親なんです。
 

娘や息子の人生を
親の所有物であるかのように考えています。
 
そして、思い通りになることが当たり前で、
そうならないときには被害者意識を感じて、
あなたを責めますね。
 

あなたのことをわかってくれる親というのは、
あなたの生き方を尊重していて、
娘や息子の人生は親のものではないと考えていて、
ちゃんとわかろうとしてくれる人だけです。
 
わかろうとしない人にわからせようとすると、
 
あなたの貴重な時間も精神力も
どんどん吸い取られていくばかりで
得られるものはなにもありません。
 

そのうち、親が被害を訴える姿を見て、
「私のせいで悲しませてしまった」
と罪悪感を感じてしまう人も少なくありません。
 
そして、
「こんなにもつらいなら、
もう親の言うとおりにしたほうが楽なんじゃないか」
って心がポキっと折れてしまい、
また親に従い始めてしまうなんてことも
あったかもしれません。
 

残念ながら、そんなあなたの姿を見た親は、
「やっぱり親が正しくて、子どもが間違っていたんだ」
と思い込んで、さらに自信満々になっていくんです。
 
もし、そんな関係を長年繰り返してきたのなら、
親が上であなたが下という上下関係が
もうすでに覆りようのない強さにまで
なっているかもしれません。
 

わかろうとしてくれない人に
わからせようとしてはいけません。
 
もうすでに結果が出ているのに、
いつまでも、わかろうとしてくれない親に
説得を試みるのは、
 
あなたが人生を
無駄遣いしている
可能性が高いんです。
 

親の挑発に乗って負けるパターン

親子喧嘩というのは、
だいたいが子どもが負けるようにできています。
 
親を論破しても
「言い過ぎたかな…」って罪悪感が出てきます。
 
親から被害を訴えられたら、
「申し訳ないな」って罪悪感が出てきます。
 

そしてね、
親は知ってか知らずか、
それを勝ちパターンのようにして使うんですよ。
 
特に心に問題を抱える親というのは
その傾向が顕著です。
 

親はあなたを挑発して喧嘩に発展させ、
親の勝ちパターンに引きずり込もうとしている
ということなんです。
 
それって、あなたが
いつもの負けパターンを
繰り返しているということでもあります。
 

よく見られるパターンは下のようなものです。
 
1.怒って批判する
2.落胆して被害を訴える
3.他者を巻き込む
4.無視する
 

最初は、怒って批判してきます。
 
でもあなただって反論しますね。
親だって簡単に勝てません。
 

そうすると親は、
なんとか勝ちたくて
関係のない話にすり替えてきます。
 
過去の話とか、他人の話とかですね。
 

その次は被害を訴えてきます。
お金のことでも責めてきますよ。
 
「裏切られた、がっかりだ!」
「誰のおかげで生活できているんだ!」
 

それでも勝てないと、
第三者を巻き込もうとします。
 
相手が母親だったら、
「お父さんからもこの子になんとか言ってよ!」
って言ってみたり、
 
相手が父親だったら、
「お母さんがこんなにも弱っているのはおまえのせいだ!」
って言ってみたり、
 
話がどんどんそれていきますね。
 

そして最後には、
「もうおまえなんて娘じゃない!」とか、
「勝手にしろ!好きにしろ!」って言って、
無視を始めます。
 

最初は怒って
恐怖を感じさせて
コントロールしようとします。
 
次は被害を訴えて、
罪悪感を感じさせて
コントロールしようとします。
 
さらに次は、
他人を利用してあなたを孤立させて
罪悪感を煽ってきます。
 
最後は、
冷たく無視して
やっぱり罪悪感を感じさせて
コントロールしようとしてきます。
 

あなたはこんな経験をしていますか?
 
たぶん、多くの方が「うんうん、あったあった」と
うなづいていると思うんです。
 
こうやって、あなたは
親の勝ちパターンに乗せられて、
 
自分の負けパターンを
何度も繰り返していたかもしれません。
 

あなたが幸せになるための行動に集中する

あなたの生き方を尊重してくれない親に
貴重な人生を吸い取られないためには、
あなたが幸せになるための行動に集中することです。
 
どういうことかというと、
やりたいことは親の許可がなくても実行するし、
やりたくないことも自分の意思で
やらないと決めるということなんです。
 

あなたが親に許可してもらいたくて説明をして、
いつものように否定されて、
対抗意識が強くなって喧嘩に発展してしまうなら、
 
それはあなたが、
「私は親に許可されない限り実行しませんよ」
と親にアピールしているようなものなんです。
 
だから親も
「娘は親の許可がなければ実行しないよね」
って思って安心してしまうんです。
 

それって、わざわざあなたが
自分の人生の主導権を
親に明け渡してしまっているような状態です。
 
もったいない!
 

親だって一度握った主導権は
離したがりません。
 
いつまでも実行しないあなたを見ていたら
「どうせまたあきらめるでしょ」って考えて、
また否定や批判を繰り返すんです。
 

それよりも、
説明や説得を繰り返すことをやめ、
「やる!」ときっぱりと宣言して実行してもいいんです。
 
さらに、
「やりたくない!」ときっぱり断って、
やらなくてもいいんです。
 

その途端に親が握っていた主導権は
あなたのもとに帰ってきます。
 
わざわざ奪い返すために戦わなくてもいいんです。
 

大切なことは、
あなたが自分のやりたいようにやって、
思ったとおりに行動して、
自分の気持ちに従って生きること。
 
我慢して生きる必要はありません。
 
あなたが幸せになるための行動に
集中することが重要です。
 

親に人生の主導権を握らせない

親にわからせる必要はありません。
 
許可を取る必要もありません。
 
わかってくれるのは、わかろうとしてくれる人だけだからです。
 

あなたの説明が悪いんじゃないんです。
 
親はわかりたくないんです。
 
親は自分が正しい親だって思いたいから、
あなたが間違ってるって決めているんです。
 

あなたが我慢していると、
親はそれが「あなた」だと思います。
 
でも、逆に自由にしていると、
それを「あなた」だと思います。
 
親に間違ったあなたを見せてるのは、
「あなた」かもしれませんね。
 
あなたは自由に生きる人生を選んでもいいんです。
 

親にあなたの人生の主導権を握らせないでください。
 
いつまでも自分の人生の主導権を握り続けましょう。
 
それが自分を生きている証拠ですから♪

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