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コラム 幸せな人生を生きるために

「もう限界…」家族の板挟みに疲れたあなたへ|罪悪感から自由になった人の5つの習慣

「もう限界…」家族の板挟みに疲れたあなたへ|罪悪感から自由になった人の5つの習慣

こんにちは
親子関係カウンセラーの川島崇照です。
 

「もう、どうしたらいいのわからない…」
「父と母の間に入って、毎日が消耗戦…」
「いつも板挟みで、自分の時間が全くない…」

こんな思いを抱えながら
毎日を過ごしていませんか?

家族の問題の中で、あなたが
ひとりで頑張りすぎて
いませんか?

多くの方が「家族のため」と
言いながら、自分を犠牲にして
しまっています。
 

でも、それは本当に「家族の
ため」なのでしょうか?

実は、あなたが疲れ果てても
問題は解決せず、むしろ
悪化していくことが多いのです。

今日は、家族の板挟みから
解放されて、罪悪感なく
自分の人生を生きる方法を
お伝えします。
 

なぜ私ばかりが我慢するの? 罪悪感があなたを縛っているから

「母が父の悪口を言うたび、どうしていいかわからない」

「兄弟姉妹の間で連絡役になって、もう疲れた」

「親の介護と子育ての両立で、自分の時間がない」

こんな状況にいると、誰もが
心の奥で思うことがあります。

「なぜ、いつも私ばかりが…」

そう思いながらも、家族を
放っておけない気持ちが
あなたを縛っています。

それは「罪悪感」という名の
鎖かもしれません。
 

罪悪感は、あなたに
「課題の混同」を引き起こします。

本来、他人の問題は他人が
解決すべきもの。

あなたの問題は
あなたが解決すべきもの。

しかし、罪悪感が強いと、
「誰の問題か」という境界線が
曖昧になってしまいます。

これが板挟みという状態をつくる
原因となっています。

そして、
板挟みになっているあなたは
家族の問題を自分の問題のように感じ、
解決しようと必死になってしまいます。
 

でも、このように考えてみてください。

「この問題を作り出しているのは誰か?」

「この状況を変えられるのは誰か?」

多くの場合、
答えは「あなた」ではありません。
 

「私のせいじゃない」と思えるようになる5つの習慣

罪悪感から解放されるには、
新しい習慣を身につける必要があります。

そして、多くの人たちが
これまで以下の5つの習慣を実践しながら、
家族の板挟みから少しずつ自由になっていきました。

1.誰の問題かを見極める習慣

まず大切なのは、「誰の問題か」
を冷静に見極めること。

例えば、両親が仲良くしないのは
両親の問題であり、あなたの
問題ではありません。
 

兄弟姉妹の不仲も、彼らの問題
であり、あなたが解決すべき
ことではありません。

問題は、それを作り出している人
にしか解決できません。
 

本人に変わる意志がなければ、
どんなに外部から働きかけても
状況は変わりません。

今日から、何か問題が起きたとき
「これは誰の問題なのか?」と
自問する習慣をつけましょう。

 

2.「空気を読む」より「自分を大切にする」

日本人は「空気を読む」ことを
美徳としますが、時にそれが
自分を犠牲にすることに
つながります。

「言いたいことが言えない」
「断れない」
「自分の時間が持てない」

こんな状態から抜け出すには、
自分を大切にする決断が必要です。

・言いたいことは言う
・できないことは断る
・自分の課題ではないことには関わらない

最初は罪悪感との戦いになりますが、
少しずつ実践していきましょう。

あなたが自分を大切にすることで、
周りの人も変わっていきます。

3.助けないことで、相手の力を信じる

あなたは
「助けないなんて冷たい」と
思うかもしれません。

しかし、本当の優しさとは何か
考えてみてください。

問題を解決しようとしない人を
いつも助けていると、その人は
いつまでも成長できません。

責任転嫁、押し付け、依存…
そんな関係が続くだけです。

中立を貫き、相手の力を信じて
見守ることが、実は最高の
サポートになります。

「あなたなら解決できる」
「あなたには力がある」

そう信じて、
一歩引いてみましょう。

4.「困っている顔」を利用されないために

「でも、困っている顔を見ると放っておけない…」

そんな気持ち、よくわかります。

しかし、相手が本気で変わろうと
思わない限り、問題は解決しません。

人は不安や恐れを感じるから
問題解決に動き出します。

あなたがいつも助けてしまうと、
相手は「このままでも大丈夫」と
思ってしまいます。

困ることで初めて、人は本気で
変わろうとするのです。

相手の「困る権利」を奪わない
ようにしましょう。

5.解決する力は、誰の中にもある

信じてください。

誰にでも、問題を解決する力が
備わっています。

あなたの家族も例外ではありません。

最初は不器用かもしれません。
失敗することもあるでしょう。

でも、少しずつ行動していれば、
必ず成長していきます。

うまくいかなかった経験が、
次の解決につながります。

大切なのは、問題の持ち主が
「自分で幸せになる覚悟」を
持つこと。

あなたがいつもカバーしていては、
その覚悟は生まれません。

「突き放す」のではなく「信じて見守る」という選択

「家族を見捨てるようで罪悪感がある…」

そう感じるあなたへ。

これは「突き放す」のではなく、
「信じて見守る」という選択です。

愛情がないから距離を置くのでは
ありません。

愛情があるからこそ、相手の
成長を信じて待つのです。

罪悪感なく距離を取るコツは、
次のことを意識することです。

  • 「相手の問題」と「自分の問題」を分けて考える
  • 「見守る」というサポートの形があることを認識する
  • 自分の限界を正直に伝える
  • 小さな変化を称賛する

家族を愛することと、自分を
大切にすることは矛盾しません。

むしろ、自分を大切にできて
初めて、本当の意味で家族を
愛せるようになります。
 

あなたが自由になれば、家族も変われる

最後に、大切なことをお伝えします。

あなたが罪悪感から解放されて
自由になることは、家族全体の
幸せにつながります。

もたれ合いの関係では、
誰も本当の意味で成長できません。

自立した個人同士の関係こそが、
健全な家族の姿です。
 

今日から少しずつ、自分の課題と
他人の課題を分けて考える
習慣をつけてみてください。

罪悪感との戦いは簡単ではない
かもしれません。

でも、一歩踏み出す勇気が
あれば、必ず変わることができます。

あなたの自立は、家族全員の
自立を促すきっかけになります。
 

「家族のため」ではなく、
「自分のため」に変わる決断を
してみませんか?

それが結果的に、家族全体の
幸せにつながっていきます。

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