こんにちは
 
親子関係カウンセラーの
川島崇照です
 

もし、あなたが
これまで何度も恋愛や結婚で
親からわかってもらえなくて
つらい思いをしているなら、
 
今日のコラムはあなたのために
なると思うんです
 

思い出してください
 
あなたは、これまで、
親に気持ちをわかってもらいたくて
何度も説明をしてきたと思うんです
 
でもそのたびに
結婚を否定され、
結婚相手を批判されて、
傷ついてきたと思うんです
 

あなたはそうやって、
貴重な時間も精神力も
かなうはずだった幸せな結婚生活だって、
ぜんぶ親に吸い取られてきたのかもしれません
 
本当はもっと、早くに、簡単に、
幸せを手に入れられていたのかも
しれないんですよ
 

そのうち、
どうしたらいいかがわからずに、
ワラにもすがる思いで
この相談所に来られる方もいます
 
相談者様にお話を聞いていると、
「あーそれはつらいよね」と感じたことは
一度や二度じゃありません
 
それに、
「もっと早くに助けを求めてくれれば、
そんなにも時間をかけずに済んだかもしれないのに」
と思うこともたくさんありました
 

今回のコラムは、そんなふうに、
結婚や恋愛の話が持ち上がるたびに、
 
親から理解を示してもらえず、
うまくいかなくて何度もつらい思いを
している人に向けて書いています
 

『やめる覚悟』を持つ

まず大切なことは、
自分がどんなパターンでうまくいかないのかを
ちゃんと知ることです
 
何度もうまくいかないのなら、
同じ方法でやっても
やっぱりうまくいかないからです
 

そして、もっとも重要なのが
うまくいかないことを『やめる覚悟』を持つこと
 
相談者様の多くが
何度もうまくいかない経験を
してきたのに、
 
それでも、また、
うまくいかない方法を
繰り返しているんです
 

例えば、毎回どんなに説明しても
わかろうとしてくれない親に、
それでも説得しようとしているとか、
 
それでも、許可を得ようとして
一生懸命に努力をしたのに、
結局「やっぱりダメ」と言われているとか、
 
何度も同じパターンで
傷つけられているんです
 
どこかで区切りをつけておかないと、
貴重な時間も精神力も
吸い取られるばかりで
終りがありません
 

じつは、何をしても
わかってくれない親っていうのは
すでに結論が出ていたりします
 
「子どもの結婚は認めない」
っていう結論がもうすでにあって、
 
そのうえではっきりと
否定しなかったりするんです
 

「説明が足りない」や
「まだ納得できない」と
いつまでもはっきりしたことを言わないとか、
 
「○○をすれば考える」や
「○○をしているかぎり認められない」
と期待させるようなことを言っているとか、
 
そうやって、
明確な答えを出さずに
引き延ばしたりするんです
 

しかし、はっきりと否定されないぶん、
あなたも期待してチャレンジして
しまうかもしれません
 
でもやっぱり否定されてしまうんですよ
 

そんなふうに、
何度も同じパターンで
期待と落胆を繰り返していると
ヘトヘトに疲れてしまうんです
 
結局、あなたの心がすり減っていき、
あきらめるまで親は否定を
続けるんです
 

そのうち、あなたも
「どうせ言ってもわかってくれない」
と考えるようになり、
 
あきらめて我慢して
何も言わなくなったり、
 
逆に、腹が立って親子喧嘩を
繰り返しているなんてことも多いはず
 

これでは、いつまでたっても
幸せな結婚をすることができません
 
あなたはこの先もずっと
親の顔色を気にしながら
生きていかなくてはならなくなるんです
 

あなたはうまくいかないパターンを
何度も繰り返していませんでしたか？
 
あなたの結婚や恋愛で
何度も同じことが起こっているなら、
今のあなたに必要なのは
『やめる覚悟』です
 

７つの『やめる覚悟』

これまで、
何度も同じパターンを繰り返して
苦しんできた人たちが
 
ここに書いてある７つをやめて、
親の顔色をうかがわず
幸せな結婚を果たしました
 

あなたが今、
７つのうちでやめられていないことがあるなら
それが自分の結婚を阻んでいる
本当の原因かもしれません
 

１．「親にわかってもらいたい」をやめる覚悟

何度も説明しているのに、
親がわかってくれないのであれば、
親はすでに「結婚は認めない」という結論を
持っている可能性があります
 
わかってくれない人というのは、
わかろうとしてくれない人であり、
あなたがどんなに努力しても
認めてくれることはありません
 
あなたの説明が不足しているわけではありません
 
あなた自身が
「私は十分に説明した」と感じることができたら
次の段階に進むタイミングです
 

２．「どうせ言っても無駄」をやめる覚悟

あなたが親の言葉や行動で
傷つけられていることを伝えないでいると、
親はどんどん自信満々になっていきます
 
何も言わないということは、
「結婚を反対するのは娘のためだ」とか、
「あの相手は息子にふさわしくない」
のように言う親に対して、
 
「そのとおりです、
どうぞもっとやってください」
と言っているのと同じです
 
そうなれば、
親はどんどん自信を深めていき、
あなたに対しての依存心も執着心も
どんどん増えてきます
 

３．「親を負かしたい」をやめる覚悟

誰だって傷つきたくありません
それはあなただって、親だって、同じです
 
そんなときに、親と喧嘩をしてしまうと
親もなんとか勝とうと対抗意識を燃やして、
さらに強行な態度を取るでしょう
 
あなたも負けたくなくて、
一所懸命に親を批判するでしょう
 
しかし、それをしてしまうと
あなたの幸せな結婚は遠のきます
 
本当は幸せになるために時間と精神力を
使わなければならないのに、
それを親と戦うことに費やしてしまうからです
 
気づいた頃には
心も傷だらけになっていて、
前に進む気力も湧かなくなっているかもしれません
 

４．「親に否定されたくない」をやめる覚悟

親が否定するのは、
自分たちの考えが正しくて、
あなたの考えが間違っていると決めているからです
 
しかし、
そもそも人によって考えが違うのは
当たり前のこと
 
親から否定されたとしても、
あなたの考えが間違っている証拠にはなりません
 
自分が間違っているかのように言われると
迷ってしまうかもしれませんし、
腹が立つかもしれません
 
しかし、それに巻き込まれてしまうと
また、親の顔色をうかがうことになりますし、
喧嘩に発展してしまうかもしれません
 
そうなれば、また無駄に費やされます
 

５．「親に許してもらいたい」をやめる覚悟

親に許可をもらおうとすると、
主導権は親に移ります
 
あなたが幸せになれるかどうかは
親次第になってしまうんです
 
幸せの形は人それぞれ
 
自分の幸せを親に決めさせていると
あなたは親の人生を生きているのと
同じになってしまいます
 
そもそも、結婚はあなたの権利です
 
その結婚を反対していることが
異常な状態なんです
 
自分の権利である結婚を
反対している親に問題があることを
気づきましょう
 

６．「親が怖い」をやめる覚悟

親があなたに
恐怖を感じさせるようなことを
言っているのは、
 
それをすれば、あなたが考えを
変えるとわかっているからです
 
しかし、それはほとんどの場合、
実行されない脅しです
 
「親は脅すくらいしかできることがない」と考えて、
あなたはあなたの幸せのために行動しましょう
 

７．「親に変わってもらいたい」をやめる覚悟

親に変わってもらいたくて、
いろいろと説得しようとしても、
 
親自身に問題意識がないのなら、
変わることはありません
 
やっぱりどこまでいっても、
自分たちの考えが正しいと思い込み、
その証拠を探すからです
 
変わってくれるのは、
「自分はこのままではいけない」
と考える人だけです
 
あなたは自分のタイミングで
幸せになるための行動をしていいのです
 
親が変わってくれなくても
あなたは幸せになることができます
 
親が変わるか変わらないかは
親が決めることです
 

あなたが覚悟を持つと親も変わる

もし、あなたが
『やめる覚悟』を持つことができると
親にも変化があらわれるはずです
 
今までのように、
自分の価値観をあなたに押し付けて
コントロールすることも
簡単にはできなくなるでしょう
 
怒っても泣いても、
あなたが思う通りにならないと知り、
いつかその行動が変わっていきます
 

あなたの結婚を反対する親は、
これまでずっと自分の考えが
正しいと信じ込んでいました
 
だから、いろんな理由をつけては
反対してきました
 
反対して、これまでずっと
あなたが結婚することを
先延ばしにしてきたんです
 

しかし、あなたが覚悟を持ったことで
それもできなくなります
 
今まで『親』というだけで
渡してしまっていた人生の主導権が
あなたの手元に戻ってくる瞬間です
 

あなたが覚悟を持ったその時から
あなた中心に話がすすんでいくでしょう
 
親はあなたの考えを変えようと
一生懸命に否定や批判をしますが
あなたもそれを受け入れません
 

親はなんとかして考えを変えさせたいから
思いつく限りのことをやるはずです
 
でもやっぱり、
あなたは受け入れないんです
 

親は何をしてもうまくいかないので迷うでしょう
 
今まで、うまくいっていた方法が
通用しないからです
 

そのうち、
あなたをコントロールできた
過去にうまくいっていた方法は底をつき、
何もできなくなります
 
そして、最後には
どうしたらいいかもわからなくなって
あきらめていきます
 

親が否定する範囲が狭まくなる

あなたが『やめる覚悟』を持ったあと、
親はこんな感じに変化していく可能性があります
 
親がいつものように否定していたことが
あなたの新しい言葉を聞き、
新しい行動を見ることで、
どんどん狭くなっていくんです
 
そして、最終的に
親は主導権を握れなくなります
 

第1段階

結婚のことで反対している親は、
結婚相手の否定からはじめます
 
感情的になり、怒って恐怖心を感じさせて、
あなたをあきらめさせようとしてきます

• あの人は学歴が低くて出世できない
• 家柄が悪くて価値観が合わない
• 収入が低くてあなたが苦労するに決まっている
• きっとあなたの収入を狙っているに違いない
• そんな会社、聞いたこともない
• そんな会社、何の仕事かわからない

 

第2段階

しかし、そんな親に対して
あなたが毅然とした態度を取ると、
次はあなたへの批判がはじまります

• 結婚はまだ早い
• どうせうまくいくはずがない
• 結婚しても苦労するに決まっている
• あなたは騙されている、洗脳されている

 

第3段階

それでも、あなたがきっぱりと断ると
親が否定できる範囲が狭くなっていきます
 
そして次は、
あなたに罪悪感を感じさせるように
言ってきます

• 自分勝手でわがままだ
• 家族のことを考えていない
• 親が認めていないのに結婚すれば不幸になる
• 生まれてきた子どもがかわいそう
• 子育てを間違った
• そんな子に育てた覚えはない

 

第4段階

ここまできても、
あなたが覚悟のある態度を取っていると
親もだいぶあきらめるかもしれません
 
否定や批判が少なくなることも多いのですが、
それでも執着心の強い親はこう言います
 
あなたの身を案じるように言っていますが、
じつは否定していることには変わりはありません
 
なかには、できそうもない条件をつけて、
暗に否定している親もいます

• 結婚はいつでもできるからもう少し考えなさい
• そんなに焦って結婚することはない
• 説明が足らないから認められない
• 同居をしないなら認められない
• 親の世話をしないなら認められない

 

第5段階

次の段階では、
親は被害者を装うようになります
 
「傷つけられた、裏切られた」
と言って泣く場合もあれば、
 
寝込んだふりをして、
病人を装うこともあります

• 大切に育ててきた子どもからこんな仕打ちを受けるなんてヒドい！
• それでも結婚するなら縁を切るということね！
• それでも結婚するなら私は死ねと言っているのね！
• もう生きていけない、悲しい
• 無視する／寝込んで苦しそうにする

 

第6段階

ここまでくると、
親が否定できる範囲も
残りわずかになってきます

• 結婚式には出ないからね
• 最初からあなたという子どもはいなかったと思うことにした

 

どの段階まで親があなたを責めてくるかは、
依存心や執着心の量にもよって変わります
 
しかしこの先、永遠に
ずっと責められるということはありません
 
いつかは、執着心もあきらめに変わり、
どうにもできないと認識した親は、
 
あなたへの否定も批判もやめていきます
 

親を変えるのではなく、あなたが変わる

大切なのは、
親を変えるのではなく、
あなたが変わることです
 
親が怒ることを恐れて
顔色をうかがっていると、
親はもっと怒りっぽくなります
 
親から否定されるのを恐れていると、
親ももっと否定するようになります
 

なぜなら、あなたが親に
主導権を握らせているからなんです

「私は親が怒れば怖くて従いますよ」とか、
「親が否定しても、私は断りませんよ」って
親に伝えているのと同じなんです
 

でも、そんな自分をやめて、
あなたが主導権を握り返すことができれば、
 
今度は親があなたの顔色を
伺うようになります
 
「これをしてもきっと断られるだろうな」とか、
「何を言ってもあの子は考えを変えないだろうな」
と考えるようになるでしょう
 

しかし、親だって本心を言いません
 
たぶん、「私は裏切られた」って
周囲に言いふらして同情を買うことぐらいは
するかもしれません
 
でも、そういう親を見たら、
「だいぶあきらめてくれたな」って
思ってもいいんです
 

だから、
わかってもらおうとか
変わってもらおうって
親に期待しないで、
 
今度は、
「私はもう親に迷わされないぞ！
これからは自分の幸せを優先するぞ！」って
自分に期待してみてください
 

このコラムを読んで、
「あー私も何度も同じパターンで苦しんできたな」
って感じたら、
 
今、あなたにいちばん必要なのは、
やめる覚悟を持つことであり、
できるだけ早く主導権を握り返すことです
 

これまでのような、
うまくいかないパターンを改めて、
 
「私の人生は私のものであり、
結婚は私の権利ですることだ」と考えて、
 
今度は、
自分が幸せになることを優先して
生きてほしいのです
 

そのために、毅然とした態度で
自分の正直な気持ちと考えを伝えて
きっぱりと断りましょう
 
親が否定できる範囲を狭くして、
握られていた人生の主導権を
取り戻してください
 

あなたはいつからでも
幸せな人生を歩むことができます
 
あなたが覚悟を持ったときから
人生は変わっていきます
 

自分がどう生きるかは、
全部あなたが決めていいんです
 
どうか幸せになってください
 
大切な人との幸せな結婚生活は、
あなたの覚悟で決まります