COLUMN
親がヒステリックで困る 親がヒステリックで困る
親が怖くて離れられない、どうやって乗り越える?
こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
あなたは親のことが怖いですか?
親から離れようとしたとき、何をされるかわからなくて恐怖で緊張してしまうでしょうか?
親と一緒にいることをつらく感じていて、だからすぐにでも離れたいのに離れることを躊躇してしまう人たちがたくさんいます。そしてその人たちに見られる共通点は親に対して強い恐怖心を感じているということなんです。
あなたがもし親に強い恐怖心を感じていて、怖くなってこの先どうしていいのかわからないでいるようであれば今日のコラムをじっくりと読んでみてください。
今日はね、親に対して恐怖心を感じたときにどうしたらいいのか、恐怖を感じる親とどのように関わっていけばいいのかを解説していきますね。
怖いと逃げたくなるのは自然な心の動き
まずあなたにわかっておいてもらいたいことがあります。それは、誰もが心を傷つけようとしてくる親のことを怖く感じるし、誰もが怖いから逃げたくなるということなんです。
私たち人間が恐怖心を感じるのは、危険を察知して身を守るためです。その恐怖心はまさに生きるための本能だし、その本能があったから人間はこれまで長らく反映することができました。
なんなら、怖いから逃げるとか、あきらめて離れるとか、そういうことができたから私たちは生き延びれるということなんです。
でも、なかには「逃げてはダメだ」って言う人いますよね。苦手を克服しろ!とか、怖くても立ち向かえ!って言う人いますよね。
そういう人たちは声高らかに「親を大切にしなさい」とか「親不孝なことをしてはいけない」って言うんですよ。
でもそれ、はっきりといって間違いなんです。特に親子関係では間違いだらけなんです。
どういうことかというと、、、
いくら親だったとしても否定するとか考えを押し付けるとか、感情的になって怒るとか、それは心を傷つけるような危険な行為であって、そういう行為をする人のそばにいたらやっぱり傷だらけになっていくから、一刻も早く間違った関係を変えていかなくてはなりません。
それなのに、そんな危険な親と離れられなかったり、いつまでも親を良い人に変えようとして説明や説得を繰り返していたりすれば、自ずと接触時間が増えていってやっぱり心を傷つけられてしまうんです。
あなたもね、何度もチャレンジしたと思うんですよ。親に理解してもらおうと何度も説得しましたよね。親が反対しているようなことは起こらないと繰り返し説明しましたよね。
もしかしたら、親はあなたの話など聞く耳を持たずに、頭ごなしに否定をしていましたよね。
でも、あなたの考えを尊重しれくれなかった親じゃないですか。あなたを信じて見守るってしてくれない親だったじゃないですか。だから、あなたはつらくてつらくてしょうがなくてこのコラム記事に行き着いたと思うんですよ。
もうね、答えは出ていたりするんです。あなたの心が悲鳴を上げているんです。
そしてそんなときに恐怖心が出てくるんですよ。
「親から離れたい、でも離れたらまた傷つけられるかもしれない」ってね。
恐怖を減らすためにできること
まずは安心してほしいのです。
恐怖心を減らしていく方法はあります。そしてその恐怖心が減っていけばあなたは今までよりも格段に行動しやすくなるはずです。
自信を持って行動できるようになれば、脱出への道のりは近づいてきますから。
この先重要なことは、親に感じる恐怖心に翻弄されないようにやるべきことを先に決めておきましょうということなんです。
そして恐怖心というのは「わからない」という心の状態から生み出されます。
こんなふうに感じてしまうからどんどん恐怖心が出てくるんです。
- 親が何を言ってくるかわからない
- 親から何をされるかわからない
- 親が怒ったらどうしていいかわからない
- 親が追っかけてきたらどう対応していいかわからない
大切なことは、あなたが恐怖心を強くしないためにやっていくことは「わからない」をどのくらい「わかった」に変えられるかということなんです。
親と距離を取ろうとするときには、親がどのような態度で何を言い何をしてくるのかなど、あらゆることを想定しておくことが重要です。そして想定されたことに対して出来るだけの対策はつくっておくことも重要です。
そうすることで、あなたが感じる恐怖心のやく50%は少なくすることができるでしょう。
そのときに得体の知れない不安は少なくなります。
「きっとこうなるだろうな、でもそうなったらこうすればいいな」と考えられているだけで恐怖心の半分は減らせるということなんです。
しかし、恐怖心がゼロになることはありません。残り半分の恐怖心を手放せるのは、あなたが勇気を出して行動した『後』です。
その時、親がどんな反応をするのかを事前に想定しておいたあなたは、実際に親がどんな反応を示したのかを確認します。
そして、事前に予測したとおりに親が行動し、事前につくっておいた対策を実行して、事前に想定したとおりに事態が変化していったときに、「わからない」が完全に「わかった」という状態に変化していきます。
ほら、小さい頃に暗い廊下の向こうにオバケがいそうで怖かったことありませんか。
でも勇気を出して先に進んだら、結局なんにもいなくてホッとして安心しましたよね。
あれとおんなじです。
あなたが怖くても行動したときに残りの恐怖心が解放されていきます。
「でも予測していたとおりにならなかったらどうするの・・・?」と思った人もいるでしょう。
怖いのは、楽観的な予測をして、その予測が外れるときです。
こうなると事態は悪い方向へ進んでしまいます。
そうならないためには、最悪の状態を予測して対策を作っておくことが重要です。
最悪の事態を予測してそれに合わせた強い対策を持っておくことで、予測どおりにならなかった時も心に余裕を持って行動できるんです。
多くの人たちが『怖いから行動できない』と思い込んでいます。
しかし真実は『行動しないから怖いまま』なんです。
恐怖心を放置していると、どんどん行動できなくなっていきますよ。
本当はこれが一番怖いことです。
恐怖心に縛られて、何十年も親に人生を奪われた人をいっぱい見てきましたから。
それは本当に避けてもらいたい。
今の年齢にしかできないこと、たくさんありますからね。
恐怖心は「はやく逃げて!」という心のシグナル
恐怖心というのは、もうすでにたくさん心を傷つけられているときのシグナルです。あなたの心が傷だらけになっていて、もう耐えられなくなっているときの状態です。
こんな危険な状態から逃げるのなんて当たり前のこと。もう立ち向かっている場合ではないかもしれません。
あなたが決めた生き方を尊重してくれず、いつでも否定や批判ばかりの親と一緒にいると心がすり減っていくばかりです。そのうち、心がへとへとに疲れ切っていざとなったときに行動に移せなくなるかもしれません。
それではあなたは親に従い続ける人生を選んでしまったのも同じです。
大切なことは、親に恐怖心を感じているあなたは、その親から心を傷つけられている可能性が非常に高いことを認識することです。
そして、そんな親からいかに早く適切な距離を取るかということです。
これを知っていると知らないとでは、親への接し方関わり方が180度変わるはずです。
自分の正直な気持ちを知っているのは『あなた』だけ。
あなたが疲れて心が折れてしまったら「助けて」も言えなくなるかもしれません。
もう危険な人に近づこうとしなくていいんです。
もっと自分を大切にしていいんです。
一緒にいたくない人から離れてもいいんです。
親がこの先何をしてくるのか、そしてどのような対策を作る必要があるのか、もしあなたが一人ではできないと思うなら、勇気を出して一歩前に進んでみてください。
あなたが必要としてくれるなら私がサポートすることもできますから。
その時には「これをするとこうなるよ」と具体的に伝えます。
だから、あなたは「こうするにはこうすればいいんだ」と信じて実行してください。
私はどんな人でも自由を得ることを絶対にあきらめません。
なぜなら、あなたが適切な方法を適切な順番で実行できれば自由を得られると知っていますから。
親子関係カウンセラー
川島崇照
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