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コラム 親が結婚や恋愛を反対する

結婚に親が否定的な態度をとる5つの理由~親子関係カウンセラーが親への向き合い方を解説~

結婚に親が否定的な態度をとる5つの理由~親子関係カウンセラーが親への向き合い方を解説~

こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
 

あなたは真剣に付き合っている相手との結婚を親から反対されていませんか?

「なぜ私の幸せを応援してくれないのだろう」
と悩み、傷ついている方も多いでしょう。

私はカウンセラーとして、
長年このような悩みを抱える方々の
サポートを行ってきました。
 

今回は、
親が子どもの結婚に反対する
本当の理由について、
心理的な側面から詳しく解説します。

表面上の理由の奥に隠れた
「親の不安」を理解することで、
あなたが取るべき道が見えてくるはずです。
 

結婚を反対する親の多くが不安を抱えていた

長年のカウンセリング経験から
見えてきたのは、
子どもの結婚に反対する親には
共通の心理があるということです。

それは、
「依存先を失ってしまう不安」
を抱えているところです。

健全な親子関係では、
親は子どもの成長とともに
少しずつ「手放す」ことを学びます。

子どもを締め付けてはいけない、
子どもの自立を邪魔してはいけないと考えて、
執着心を手放します。

だから、
自立した健康的な心理状態にある親は、
子どもの決断を尊重し、
新しい人生を応援しようとします。
 

一方で、
子どもに精神的に依存している親は、
結婚によって子どもが「奪われる」
という不安を強く感じます。

この不安が、さまざまな形の
「反対」として表れます。

さまざまな不安を抱えて結婚を反対する親たち

1.生きがいを失う不安

子どもを世話することが
人生の中心となっている親は、
子どもの結婚により「生きがい」を失うことを恐れます。

子どもに「結婚なんてしないでここにずっと居ればいい」と言って反対する親

「ここにいれば何も心配することはないよ」
「結婚して苦労するより、このままの方が幸せだよ」

という言葉には、実は
「あなたがいなくなると親の私が困る」
という本音が隠れています。

このタイプの親は、
子どもを手放すことで
自分の存在価値が低下することを恐れています。
 

子どもに「結婚はまだ早い」と言って反対する親

「もう少し経験を積んでから」
「もっと良い人が見つかるかも」

と言って時期を先延ばしにしようとします。

しかし、何年待っても
「まだ早い」という言葉は
変わらないかもしれません。

これは子どもの独立を
遅らせることで、
親の役割を維持したいという
心理が働いています。
 

子どもに「あなたが結婚なんてできるわけがない」と言って反対する親

「自分のことも満足にできないのに結婚なんて無理」
「そんな相手と上手くやっていけるわけない」

といった否定的な言葉で自信を失わせようとします。

これは、
子どもの能力を信じていなくて、
親の保護が必要だと思い込んでいる
ときの言葉です。

実際には子どもの自立を恐れ、
生きがいを失いそうになっているときの
親自身の不安の投影です。
 

2.心の支え役を奪われる不安

子どもを精神的な支えとしている親は、
その支えがなくなることを強く恐れます。

婚約者が転勤のある仕事をしていることを理由に反対する親

「そんな遠くに行ったら会えなくなる」
「何かあったときに助けられない」

と心配する姿勢は
一見合理的に見えますが、
実は子どもを常に自分の近くに
置いておきたいという願望の表れです。

親自身が子どもを
心の支えにしている場合、
物理的に距離があいてしまうことで
強い不安を感じます。
 

結婚後に親の近くで生活しないことを理由に反対する親

「近くに住めないなら結婚しないで」
「親と同居できないなら結婚を認めない」

と条件をつける親は、
子どもとの日常的な交流を失うことに
不安を感じています。

特に高齢の親や一人暮らしの親は、
孤独感から子どもに依存していることが少なくありません。
 

婚約者が外国人であることを理由に反対する親

「言葉や文化の違いで苦労する」
「私たちを見捨てて遠くに行くのか」

といった理由は、
子どもが自分の手の届かない場所に
行ってしまうことへの不安から
生まれています。

未知のものへの恐れと、
関係性の変化への抵抗が
混ざり合った心理状態といえます。
 

3.社会的な価値が下がる不安

世間体を非常に気にする親は、
子どもの結婚相手について
「周囲からどう見られるか」を重視します。

婚約者の学歴が低いことを理由に反対する親

「そんな大学しか出ていない人と結婚されたら恥ずかしい」
「大学も出ていない人とあなたを結婚させられない」

という考え方は、
学歴を社会的ステータスと結びつける
価値観の表れです。

親自身が
学歴コンプレックスを持っていたり、
学歴による社会評価を
過度に気にする場合に多く見られます。

親は自身の評価が下がることを
恐れて結婚を反対します。
 

婚約者の容姿が悪いことを理由に反対する親

「あんな見た目の人は嫌だ」
「見た目も大事でしょ」

と外見を嫌悪したり重視する親は、

自分の子どもの結婚相手を
ある種の「展示品」と見なしていることが多いです。

親族や知人に誇れる
相手でなければ認められない
という姿勢があります。

他者からの評価を
過剰に気にする心理が表れています。
 

年齢差があることを理由に反対する親

「あんなに年の差があると将来大変よ」
「あなたに自分の介護させる気よ」

などのように、
年齢差を理由に反対する親は、
社会的な「普通」から
外れることへの恐れを抱えています。

標準から離れた選択が、
周囲からのマイナス評価に
つながることを恐れています。

子どもの心配をしているのではなく、
親自身の評価を気にして結婚を反対します。
 

婚約者やその家族の病気を理由に反対する親

「遺伝する病気があるなんてダメ」
「将来あなたが看病させられるよ」

という心配は、
表面上は子どものためを思った
発言に見えますが、

実際には社会的評価の低下や
自分に迷惑をかけられるのではないか、
という親自身の不安の心理が隠れています。
 

婚約者やその家族の犯罪歴や素行を理由に反対する親

「あんな問題のある家庭と関わりたくない」
「世間体が悪い」

という理由は、
社会から排除される不安や
評価の低下への恐れから生まれています。

子どもの幸せよりも
自分自身の「名誉」を守ることを
最優先する親の態度です。
 

4.下に見られてバカにされる不安

劣等感が強く、
自信を持てない親は、
子どもの結婚を通じて
自分が軽視されることを恐れます。

婚約者の家柄が高すぎることを理由に反対する親

「あんな家庭にあなたは合わない」
「どうせこちらが見下されるだけ」

という反対は、
自分より上の階層の人々に対する
劣等感の表れです。

相手家族との比較で
自分の価値が下がったように感じる恐れから、
子どもの幸せよりも
自分のプライドを優先しています。
 

婚約者やその家族の職業が嫌いであることを理由に反対する親

「あんな職業の人とは結婚しないで」
という主張の背景には、

過去にその職業の人から
嫌な思いをさせられたとか、
傷つけられたという
経験があるケースが多いです。

また、思い込みや決めつけだけで
その職業に就いている人との
結婚を反対するケースもあります。

過去のトラウマ的な記憶や
先入観などで、
特定の職業に対する強い偏見や
拒否反応を生み出しています。
 

婚約者から親を敬う態度が見られないことを理由に反対する親

「あの人は親に対する敬意が足りない」
「もっと私を立ててくれる人がいい」

と主張する親は、

尊重されたいという
欲求が非常に強く、
婚約者にも過度な敬意を求めます。

自分の価値を
外部からの承認に依存しているため、
敬われないことで強い不安を
感じてしまいます。
 

5.楽な生活をできなくなる不安

自立心が乏しく、
精神的に未熟な親は、
子どもがいなくなることで
生活の質が下がることを恐れます。

家計を支えてくれる子どもがいなくなることを不安に感じ反対する親

「結婚したらもう仕送りしてくれないのか」
「親の面倒を見るのは子どもの務めでしょ」

という親は、
子どもを
経済的な支えとして
利用しています。

子どもの稼ぎに依存している親は、
その収入源を失うことに
強い不安を抱えて
結婚を反対します。
 

生活の世話役がいなくなることを不安に感じ反対する親

「あなたがいないと家事ができない」
「誰が私の面倒を見るの」

と言う親は、
日常生活のケアを
子どもに依存しています。

特に母親と娘の関係で
このパターンが多く見られ、
家事や精神的なサポートを
子どもに求めている状態です。
 

介護や病気の世話役がいなくなることを不安に感じ反対する親

「私たちの介護はあなたにやってもらいたかったのに」
「私たちが病気になったらどうするの?」

という不安は、
子どもを将来の「保険」と
見ている可能性が高いです。

自分たちの老後は
子どもに頼ることが当然と考え、
その計画が崩れることを恐れています。
 

結婚を認められたくて親の不安を安心に変えようとすると依存心は強くなっていく

多くの方たちは、
親の反対に直面すると
「どうすれば親を安心させられるか」
を考えます。

不安がっている親を安心させれば
結婚を許してもらえるのではないかと
考えてしまうからです。

だから、
婚約者との同居を提案したり、
頻繁な帰省を約束したり、
経済的な援助を続けるなどと
約束したりするかもしれません。
 

しかし、このような「妥協」は
一時的に親を安心させるように見えても、
実際には親の依存心を強める結果になりがちです。

あなたが親の不安に応えれば応えるほど、
親はあなたへの依存を深めてしまいます。

「親を安心させれば結婚を認めてもらえる」
という発想は、残念ながら
根本的な解決にはなりません。

なぜなら、
親の不安の根源は「依存」であり、
依存に応えることで
その不安を本当の意味で
解消することはできないからです。
 

多くの場合、
1つ親の依存を受け入れると、
次の依存が追加されます。

依存はエスカレートして
最終的には
いつまでも結婚が認めてもらえない状態となり、

最後には子どもの心が折れるか
婚約者の心が折れて、
結婚そのものが無くなり、

そんなときの親は、
「きっと、もっと良い人があらわれるよ!」
と言いながらとても優しい態度を見せてくることがあります。

これが、
子どもに依存をして
結婚を反対する親の
典型的なパターンです。
 

大切なことは親を依存させずに自立させること

親の結婚反対に対処する
最も健全な方法は、
親自身の自立を促すことです。

親の自立を促すためには、
あなたが親の依存を受け入れずに
親のやるべきことは親にやらせることが大切です。

それは決して親を見捨てることではなく、
親自身の人生を自立して歩めるよう
背中を押すことを意味します。
 

親が子どもに依存せず、
自分の人生に責任を持ち、
自分の力で生きていける状態になれば、

そもそも、
あなたの結婚を反対する理由が
なくなっていきますし、

親によっては
子どもの結婚を
純粋に祝福できるように
なるかもしれません。

そのために必要なのは、
親の感情に共感しつつも、
明確な境界線を設定することが大切です。

「お母さんの不安な気持ちはわかるけれど、これは私の人生の選択だよ」
のように伝えて、
自分の人生の決断を
一貫して示すことが大切です。

そして、
自分で決めたことを
許可を得られなくても
実行していくことです。

それに加えて、
親に依存させないように
少しずつ心理的な距離を置く
練習をすることも必要でしょう。

毎日の連絡を減らしたり、
すべての決断を
親に相談することをやめたりすることで、
少しずつ独立した関係を築いていくことも大事ですね。

ときには、
必要に応じて専門家の支援を求める
ことも必要な時があるでしょう。

親子関係の問題が深刻な場合は、
家族でカウンセリングを受けるなど
専門的な支援を検討することも有効です。
 

親の不安を全て解消することは
難しいかもしれませんが、

あなたが自分の人生の主導権を握り、
健全な親子関係を築くための
第一歩を踏み出すことは可能です。

親自身の力で生きていけることを信じ、
時に何もせずに見守ることも大切な姿勢です。

あなたの結婚が、
健全な親子関係に変化していく
きっかけになることを願っています。

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