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コラム 幸せな人生を生きるために

さまざまな毒親の影響まとめ[その2]

さまざまな毒親の影響まとめ

こんにちは
 
親子関係カウンセラーの
川島崇照です
 

きょうは、
親から心を傷つけられた人が
その傷が癒えぬままに大人になってしまい
 
いまでも悩まされている
影響について解説していきます
 

今までコラムテーマのリクエストをいただいていて
多くの方たちが悩まれている影響を
まとめてみました
 
このなかに
もしあなたも感じている悩みが含まれていたら
それは親からの影響です
 

毒親から受けるさまざまな影響

Q.人の目が気になり、自分のやりたいように行動できません

A.批判否定する親や見下す親からの影響です
 
小さい頃から
「あなたにできるはずがない」や
「どうせうまくいかない」のように
繰り返し否定や批判をされたきた方が
持ちやすい影響です
 
あとは
「そんなことをしたら恥ずかしい」とか
「そんなこと言っていると笑われるよ」のように
 
他人から批判されるというメッセージを
植え付けられた方もいるでしょう

特に生まれてから7歳までの
幼児期にそれをされていた可能性が高く、
 
自己肯定感が低くて
自己否定的、自己批判的に
なっている状態だと思われます
 

Q.悪いほうに物事を考えやすいです
ときには最悪の状況を思い浮かべて怖くなってしまいます

A.これも否定や批判する親から受けやすい影響ですね
 
親からいつも気分次第で
否定批判されていたので
親の顔色を伺いながら生きてこられたのですね
 
常に緊張しているので
心が休まらなかったと思います
 
今でも悪い予測をしておくことで
事前に危険を察知して
傷つくことを回避したいという
気持ちになっているでしょう
 

Q.人の目を見ることができません

A.これについては3つのことが考えられます
 
1.自分と目があうことで相手に不快な思いをさせてしまうのではないかという恐怖心を持っている
 
自分に自信が感じられず、
過度に相手からの批判を
恐れている心理状態です
 

2.相手から見られることで自分のダメな部分を見透かされてしまうのではないかという恐怖心を持っている
 
自分に無価値感があり、
そんな自分を他人から隠したい
という心理状態です
 

3.『見られている』という状態が過去に親から否定や批判をされたときの恐怖心が蘇っている
(例えば、目を見られると母親の顔を思い出して怖くなる/父親から言われた言葉が頭の中に鳴り響いて怖くなる、など)

 
過去に傷つけられたことを思い出し
フラッシュバックが起こっている心理状態です
 
親から傷つけられたのは
数十年前の出来事なのに、
今目の前で起きているかのような
恐怖心を感じてしまいます
 

上記の3つについても
長いあいだ親から否定や批判を
繰り返し受けてきたことによる
特徴的な感覚です
 

Q.考え方が極端で、心に余裕が持てません

A.完璧主義な親に育てられた影響です
 
完璧主義な親は、
子どもに自分たちの価値観を押し付けて
良し悪しを植え付けます
 
「これができないとダメ」
「こんな人間にならないとダメ」
こんなふうに親の価値観の奴隷として
育てられてのかもしれません
 
そんなふうに育てられた子どもは
非常にこだわりが強くなります
 
「○○しなければならない」
「○○してはならない」
と、親の価値観に従って考えてしまいます
 
しかしそれは親の価値観であって
子どもの価値観ではないので
やりたいこともやれず
やりたくないことを我慢してやってしまいます
 
どんなにやっても
自信が持てません
 
「まだ足りない」と思って
自分を責めてしまいがちです
 

Q.失敗が気になって焦ってしまいます

A.うまくいかないことを強く責められてきた影響です
 
焦りは
「失敗したらどうしよう」という
恐怖心から出てくる感覚ですね
 
もしかしたら小さい頃から
うまくいっていることや努力を
ほめてもらった経験が少ないのかもしれません
 
それよりも少しのミスも
許されなかったのかもしれませんね
 
最初から
うまくいくなんてことは
少ないのに
 
それを許せない完璧主義な
親から育てられたことで
 
あなたにも
「失敗してはならない」
という制限を植え付けられてしまった
可能性があります
 

Q.必要以上に我慢してしまい腹が立っているのに怒れません
その反面、家族に対してだけは怒りを止められないことがあります

A.支配的な親からずっと我慢させられてきた影響です
 
家庭とは子どもにとって
安全と安心を感じさせてくれる
場所であるはずです
 
しかし何かの理由で
子どもがいつも緊張していて
ビクビクと親の顔色を伺いながら
生きてきたとしたら
 
上手にストレスを
発散できていなかった
可能性があります
 
子どもだってストレスを感じます
 
そして子どもが
ストレスを吐き出せるのは
信頼できる人がいる場所になります
 
それが親であり
自分の家になんです
 
でもそんな親ではなく
家庭の雰囲気も悪かったのなら
 
子どもはストレスを発散できずに
溜め込むばかりになるでしょう
 
そして幼少期のストレスは
大人になってから怒りとなって
自分の大切な人たちに向かいやすくなります。
 
それが自分の夫や妻、子どもたちに
なってしまうというわけです
 
自分が親にされて嫌だったことを
今度は自分が子どもにしていた何てこと多いはず
 
子どもの頃から
溜め込んできたストレスを抜いて
身軽にならないと
 
自分も自分の大切な人も
傷つくばかりです
 

Q.自分のことが好きになれないし自信が持てません
いつも自己嫌悪ばかりです

A.愛情不足な親に育てられた影響です
 
自分のことを無価値だと思っている方に
多く見られる影響です
 
親から受けるはずだった愛情が
不足していたかそもそも無かったのもしれません
 
子どもは親の態度を見て
「私は価値ある人間だ」と認識します
 
例えば
「生まれてきてくれてありがとう」とか
「あなたのおかげで家の中が明るくなるよ」
のように言われると子どもは嬉しいですね
 
自分のことを好きになれない方たちは
こんなふうに自分は価値ある存在だということを
感じさせてもらえなかったということになります
 
親が子どもに興味関心を示してくれなかったとか、
両親のケンカが頻繁にあったとか、
親が仕事ばかりで家庭を顧みなかったとか、
理由はさまざまあるでしょう
 
自己嫌悪を感じてしまうのは
自分の価値は低いと思い込んでいる部分を
自己批判をしているからです
 
「自分はこんなにもダメだ」って
自分を必要以上に責めてしまい
自分自身を追い詰めてしまいます。
 

生まれたあとの影響は解放できる

あなたに知っておいてほしいのは、
影響は解放できるということなんです
 
それって生まれた後に
身についてしまった悪癖ですから
 
生まれた後の癖は
生まれた後に改善することが
できるんです
 

きょうのコラムに
あなたが自分に感じていたような
お悩みはありましたか?
 
もし、
「当てはまることがあった!」
「自分の親からされていたことが書いてあった!」
なんて感じたら、
 
あなたは『毒親の影響』という
不要な荷物を持たされているかもしれません。
 

あなたは、
自分を生きにくくしている
いらない荷物を捨てて
 
楽に生きられる自分に
変わることだってできるんです

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