COLUMN
コラム 自分が毒親にならないために
子どもを傷つけたくない!毒親の連鎖を止めるための5つの方法
こんにちは
親子関係カウンセラーの
川島崇照です。
毒親に育てられてきて
今度は自分が親となって子育てをするときに
強い不安に襲われてしまったりすることはありませんか?
もしかしたら、
すでに子どもを傷つけてしまって
強い後悔に襲われているなんてことはありませんか?
今日は、『毒親の連鎖』をどのようにして
断ち切っていくのかについて解説をしていきます。
48歳母親Aさんの事例
まずは公開可能な実際のサポート事例を紹介しましょう。
ある48歳の母親Aさんは、子ども時代に親から何度も否定されて、自由も感じられず、成長してきました。
父親から厳しく育てられ、従わなければ心傷つく言葉をぶつけられてきたそうです。
母親はと言うと、「お父さんを怒らせるな」「私に迷惑をかけるな」と言うばかりで守ってくれなかったそうです。
そんなふうにつらい子ども時代を過ごしてきたことで、今では親と疎遠になっていると教えてくれました。
そして、今度は自分の子育ても無意識のうちに過剰な期待と厳しさを伴うものとなっていました。
しかし、長年付き合いのある友人に助言され、私のトレーニングサポートを受けるようになったのです。
最初は本当に大変だったと思います。
Aさんは自分の心の傷を見つめ直し、子ども時代の辛い記憶に向き合うことは並大抵のことではなかったでしょう。
トレーニングを続けるうちに過去の記憶が鮮明になってきて、涙を流しながら今まで苦しかった気持ちを打ち明けてくれることが何度かありました。
そうやって、正しい知識を身に着け、自分の問題を理解し、子どもを傷つけていたことに気づけたAさんは、子どもにたいしてしてはいけないことをしていたという認識を持ち、自身の考えや行動を注意深く確認するための視点を手に入れることができました。
そして次は、子どもの気持ちを理解する作業に入りました。
子育ての場面や、母子の会話の録音データを基に、子どもの立場に立って分析を行いました。
Aさんは初めて、自分の言動が子どもにどのような影響を与えているのかを理解することができたのです。
さらに、親の問題と子どもの問題を仕分けるためのトレーニングを行うことによって、子どもに対して過度な期待を手放すことができたり、強い不安によって過干渉になってしまうような自分の感情をコントロールして、子どもの心を傷つけないようにもなっていきました。
こうした取り組みを1年以上続けた結果、Aさんは大きく変化していきました。子どもへの理解と共感の気持ちが芽生えて、心地よい距離感をつくることができるようになりました。
「瞬間湯沸かし器」とまで言われた子どもへの怒りもおさまり、穏やかに接するようになっていったのです。
そして最後に、Aさんは自分自身の自立と、子どもの自立を同時に目指せるようになりました。
自らを過去から解放し、新しい人生を歩み始めたAさんは、子どもにも自由に羽ばたいて欲しいと願うようになったのです。
このように、毒親連鎖を断ち切るためのトレーニングをしていくことで、母子関係は大きく改善されていったのです。
最終的には、互いに尊重し合い、理解し合える健全な関係へと変化を遂げることができました。
Aさんは、「これまでの自分を変えられてよかった」と喜んでいました。
このケースが示すように、毒親連鎖を断ち切ることは可能です。
また、その過程で心の傷を癒やし、新しい自分へと生まれ変わることもできるのです。
たしかにその道のりは簡単なものではなく、時には涙を流すこともあるでしょう。
しかし、一歩一歩着実に進めば、必ず光明が見えてくるはずです。
毒親の連鎖を止めるための5つの方法
それでは毒親連鎖を断ち切るためにどんなことをしていかなければならないのかを具体的に解説していきます。
1.自分が連鎖させていることを理解する
はじめに、毒親連鎖を止めるために大切なことは、自分自身が連鎖という状態を作っていることを理解することです。
毒親に育てられたという経験は深い心の傷を残します。
しかし、その傷の存在に気づき、自分なりに向き合うことが、変化への第一歩となります。
例えば、ある50代の女性Bさんは、幼い頃から母親に虐待されていました。
子ども時代の辛い経験が心の奥底に蓄積され、大人になっても完全には消えていなかったのです。
それが原因で、自分の娘に対して過剰に期待を持ち、厳しく当たってしまうことがありました。
しかし、ある日、娘から「ママは私を愛していないの?」と問われ、衝撃を受けます。
娘が親の言葉や態度で傷ついていること。
家の中にいても安心を感じられないこと。
親の顔色を伺ってしまい正直な気持ちを言えなくなっていたことなどを教えてもらい、そこで初めて自分の行動が娘を傷つけていることに気づいたのです。
Bさんは親子関係に関する本を何冊もむさぼるように読みました。
それでもうまく理解できないところがあったようで、私のカウンセリングを受けてくれるようになりました。
そして、自分が親からされたことを、今度は自分が親となって大切な娘にしてしまっていることにはっきりと気づいたのです。
そして、もう二度と同じようなことをくり返したくないと思ったし、自分自身が変わらなければいけないという強い覚悟をもつことができました。
このように、自分の心の問題に気づくことは、親子関係を改善する第一歩となります。
過去の辛い経験が今の自分に与える影響を見つめ直し、連鎖させている事実に向き合い、そこから自分自身を解放しようと決断することが大切です。
2.子どもの立場で感じる、考える、判断する
次に、子どもとの関係性を見直す必要があります。
子どもの立場に立って、彼らの気持ちや考え方を理解しようと努めることが不可欠です。
そうすることで、子どもを思いやる気持ちが芽生え、親子の絆が深まっていくでしょう。
例えば、ある40代の女性Cさんは、娘が言うことを聞かないと怒りを露にしてしまうことがありました。
しかし、ある時、娘の立場になって考えてみると、もし自分が同じことを親から言われたらとても傷つくと感じたのです。
実際にCさんも自分の母親との関係に悩んできた一人でした。
毎日のように否定され、怒った表情に恐怖を感じ、母親の命令に従いながら、我慢していたそうです。
Cさんははっと気づきます。「自分も母親と同じことをしてしまっている」と。
少しでもうまくいきそうにないことがあれば否定し、世間体が良い方を選ばせようとして、それが娘のためになると思っていたけれど、それって自分自身が子どものこれにされてとてもつらく苦しかったことだったということを思い出したのです。
自分は娘にとっては大きな不安要因になっていることに気づきました。
そのあとに、娘は教えてくれました。
娘は親から怒鳴られると、悪いことをした自分が悪いんだと思い込み、怒られないようにしなければならないと考えて、いつでも親の言葉に異を唱えずに我慢して従ってきたそうです。
この気づきから、Cさんは常に子どもの立場で考えるように努力をするようになりました。
そして、怒鳴らずに穏やかに接することができるようになり、娘との関係も良好になっていきました。
このように、子どもの立場に立つことで、子どもの本当の気持ちが見えてくるのです。
子どもを思いやり、理解する努力が親子の絆を深める鍵となります。
3.親の問題と子どもの問題を分けておく
さらに重要なのが、親の問題と子どもの問題を分けておくことです。
私たち親が抱える問題は、子どもとは無関係なのです。
子どもの行動に怒りを感じても、それは子ども自身の問題ではなく、あくまで私たち親側の問題なのです。
この認識を持つことで、子どもを過剰に責めることなく、冷静に対応できるようになります。
母親であるDさんは、あるとき息子から結婚をしたい人がいると言われとても嬉しく感じて喜びました。
そして、息子が選んだ人に会ってみたいと感じ、ぜひ家に連れてくるようにと伝えました。実際に会ってみると息子が連れてきた女性は性格も良さそうで、とても明るく、話も合うし、この人なら息子を支えてくれるだろうと感じました。
息子との出会い、いつもどこにデートに行くのかや、普段はどんな生活をしているのかなど、徐々にプライベートな話になっていたのですが、彼女の学歴を聞いた途端、むかむかと怒りが湧いてきて「こんな人と結婚させたら絶対に息子が不幸になる」と感じ、それ以降は一切しゃべらくなったそうです。
そんな様子を息子も感じ取ったのか、その日はすぐに切り上げて帰っていきました。
Dさんはすぐに息子に連絡をしたそうです。
そのときに息子に言ったのは「大学も卒業していない人はあなたにふさわしくない」「そんな人をうちの家系に入れたくない」「そんな人と結婚をするならあなたとは絶縁する」という言葉でした。でも息子は何も答えずにすぐさま電話は切られてしまいました。
その後に息子には何度も連絡をしたそうですが、いっこうに応答はなく、Dさんもそういう態度ならいつまでも結婚は許さないと思っていたのですが、ある日息子から手紙が届きます。
その手紙には、今まで親子の関係が苦しかったこと、親の前では自由がなかったこと、この人とだったら幸せな家庭を築けると思って結婚を決めた人を学歴だけで否定されてまたさらに傷ついたこと。
結婚を認めてもらえないのであれば、親とは絶縁をすることも考えているということが書かれてありました。
Dさんは強いショックを受けました。
自分の息子がそんな思いをしていたとはまったく気づいていなかったのです。
昔から自分の子どもに高い学歴をつけさせたいと考えていました。
良い大学に入れば就職も有利になるし、安定した企業に勤めれることができればお金に苦労しない生活を送らせることができると考えていたからです。
だから、息子が小さい頃から学習塾に通わせ、中学受験をさせて、たくさんの時間と費用をかけていました。
それが息子の幸せにつながると信じて疑いませんでした。
当然、息子の結婚相手にも高い学歴を持っていてもらいたいと考えていました。
そうすれば、どこに出しても恥ずかしくないと思っていたからです。
でも、それらの考え方がすべて間違っていたとわかったのは、Dさんがカウンセリングを受けたときでした。
なんとか息子との関係を修復しなければならないと考えたDさんはどのようにしたら親の気持ちを息子にわかってもらえるのかを知りたくてカウンセリングを受けました。
しかしそのカウンセリングで焦点となったのは、Dさんの幼少期の出来事についてでした。
Dさんは父親から女性差別を受けていました。
兄や弟ばかりをかわいがり、大学に進学させて、家業を手伝わせていたそうです。
しかし、女性であるDさんは「大学など行かなくていい」と言われて、家事や炊事などを手伝わされていました。
まるで自分が一人の人間として認めてもらえていないようでとてもつらく、お見合いをして父親と出会い、結婚をして実家を逃げるようにして父親から離れたそうです。
そのカウンセリングでわかったことは、Dさんにとって『大学』というのは、憧れの場所であり、それを手に入れることで一人の人間として認めてもらえるという期待の象徴だったということです。
自身の心の内に気づいたDさんは、学歴にこだわってしまうのは自分の生育歴が原因で、息子が選んだ女性とは関係ないと気づきました。
そして今までに息子に過大な期待を押しつけてしまっていたことにも気づきました。
Dさんはそのとき親である自分と息子の人生を分けて考える必要があることを知りました。
そして、息子の幸せとは息子が決めることであり、親である自分が認めるとか許可するということではないということをはっきりと認識しました。
Dさんはその後に自分とカウンセラー、息子との3人で話し合いの場を持ち、息子に謝罪をしました。
今では息子と心地よい距離感で関われるようになり、息子が選んだ女性とも良好な関係を結べています。
何よりも嬉しいのは孫の成長を見ていられることだそうです。
でも、子育てには一切口出しはしないと決めていると教えてくれました。
なぜなら、息子が選んだ人生こそが息子の幸せなのだと知っているからです。
4.子どもの心の支えになれているのかを確認する
そして、子どもの心の支えになれているのかを確認することも重要です。
親がいくら子どもを愛しているとしても、その愛が子どもにとって重荷になっているのであれば、それは愛ではありません。
「愛」という名を借りた「押しつけ」です。
でははたして愛というのは一体なんなのか?という疑問を感じている人もいるでしょう。
愛とは、子どもが感じる心の支えのことを言います。
じつは親が愛の有る無しを決めることはできなくて、決められるのは子どもの側なんです。
子どもが心の支え=愛を感じられるのはこんなときです。
- 励ましてもらえたとき
- 努力をねぎらってもらえたとき
- 気持ちに共感してもらえたとき
- 信じてもらえたとき
- 応援してもらえたとき
もっと感覚的な言葉でお伝えするなら、「苦しいことつらいことがあれば親から寄り添ってもらえていて、いつでも頑張っていることをわかってくれていて、それによって子どもは常に親に安心を感じられていて、いつでも味方でいてくれると感じられていて、自分は親から信じてもらえていると感じられているとき」のようになるでしょう。
愛とは、親が子どもを幸せにしてあげようとか、不安のない人生に導こうとすることではありません。
大切なことは、親が心の支えとなることで、子どもがいつか大きな空に羽ばたこうとするときに、自分に自信を持ち、自分には力がると思えて、自分だったら大丈夫と思えるような人になれていることです。
5.子どもも自分も自立を目指す
最後に、子どもも自分も自立を目指すという視点を持つことをお勧めします。
子どもが自立した大人に成長することを願うと同時に、あなた自身も、過去からの自立を目指す必要があります。
そうすることで、お互いに尊重し合える対等な関係が生まれるでしょう。
母親のEさんは、息子が大学を卒業し就職が決まった時、自立への第一歩を踏み出したと喜びました。
しかし、同時に子どもがいない生活を送っていくことへの寂しさを抱えていることにも気づきました。
この先、自分はどのような人生を生きていけば良いのだろう、この先自分は何を生きがいにしていけば良いのだろうと考えれば考えるほど、子どもが自分のそばを離れていってほしくないという気持ちが強くなっていったのです。
そんなときに息子への思いをなんとか変えなければならないと考えたEさんは、いろいろとしらべていくうちに、自分自身も子ども時代の辛い経験から自立する必要があることに気づきました。
そこで、自分の心の問題に向き合い、過去から解放されようと努力しました。
息子への寂しさは『依存心』であり、その依存心は子ども時代に受けた心の傷が原因だということを知りました。
なんでも親に従ってきて、自分で決めさせてもらえなかった子ども時代がありました。
そして今でも自分一人ではうまくいくとは感じられず、すぐに他人に答えを求めたりして、常に誰かがそばにいてくれないと不安になっていたりしました。
夫は単身赴任が多くて、その分を息子に依存していたのだと気づき、このままでは自分と同じような思いを息子にもさせてしまうかもしれない。そんなことはもう二度とくり返してはいけないと強く感じました。
すると、徐々に息子との関係も変化し、寂しさも和らいでいきました。
何よりも大きく変化できたことは、自分と他人の違いを知り、自分自身の気持ちで行動することの重要性やそれによって得た結果が良かったとしても悪かったとしても、すべて自分の成長につながっていると思えるようになったことです。
そしてEさんは息子から自立し、息子はEさんから自立することができました。
双方が自立を目指すことで、親子は対等な関係を築くことができます。
親は子の成長を見守り、子は親を尊重する。
そうした健全な関係が、毒親連鎖を断ち切る上で重要な意味を持つのです。
適切な方法で苦しい時間を最小にすることの大切さ
毒親連鎖を断ち切るプロセスでは、様々な壁にぶつかることでしょう。
自己嫌悪や罪悪感、そして子どもへの申し訳なさなど、様々な否定的な感情に苛まれるかもしれません。
しかし、そうした感情にとらわれすぎないことが大切です。
感情は一時的なものです。
今はつらくても、これを機に前を向いて歩み続ければ、必ずいつかは立ち直れるはずです。
大切なのは、自分を受け入れ、許し、時には愛することです。
過去の出来事は変えられませんが、これからの人生は、自分次第で変えていくことができるのです。
母親のEさんは、以前は自分を許せませんでした。
つい感情的になって子どもを傷つけてしまい、そのたびに自己否定と自己嫌悪をくり返すということを何十年も続けてしまいました。
しかし、サポートを受け、自分を大切にすることの大切さに気づいていきました。
そして、自分に寄り添い、思いやる気持ちを育んでいったのです。
同時に、子どもにも思いやりの心を向けるようになり、冷静に接することができるようになっていきました。
このように、適切な方法を学び、自分自身を大切にすることが、子育ての質を高める近道です。
苦しむ時間をできるだけ最小にして、心が折れてしまわないようにして、自分を愛し大切にすることで、子どもに対してもを愛を持って大切にできるようになっていきます。
また、子育ての過程で、子どもとの間でトラブルが起こることもあるでしょう。
しかし、そうした時こそ、適切な知識をもとに冷静さを失わず、対話を通じて解決を図ることが肝心です。
Eさんは、時には娘からの反発に戸惑いを隠せませんでした。
しかし、冷静になれば、娘の気持ちを受け止め、共感することができるようになりました。
そしてお互いの気持ちを言葉にし、対話を重ねていくうちに、理解し合える関係を築くことができたのです。
適切な知識と方法がわかれば、気づかないうちに子どもの心を傷つけてしまうということは防げるようになります。
どのようにしたら子どもに安心感と信頼感を持ってもらえるのかがわかれば、お互いに対話をかさねて、理解し合える場面を増やすことができます。
このように、対話とコミュニケーションが関係改善の鍵を握っています。
お互いの気持ちを言葉にし、共有することで、相手を理解し、思いやることができるようになるのです。
ただし、自分の気持をうまく言葉にすることができず、感情がコントロールできなくなって子どもを傷つけてしまうという人もいます。
そんなときは専門家のサポートを受けることも重要です。
毒親から心を傷つけられてきた人たちのほとんどが子ども時代に自身の気持ちを言葉にするというトレーニングを受けてきませんでした。
本来であれば、親が子どもの意見を聞き、気持ちを知ろうとし、たくさん会話をしていくなかで子どもは自己理解を深めていきます。
これをしているから、子どもは自分の気持ちや考え、感情をどの言葉で表現したら良いのかがわかるようになるし、そもそも自分の気持ちを正直に伝えても良いのだと考えることもできるようになります。
しかし、心に問題を抱える親の前では自分の気持ちや考えを正直に伝えることなどできませんでしたよね。
それをすればまた怒られそうで怖かったし、冷たくされそうで不安になっていましたよね。
そんな状態を何十年も経験してきたのですから、心の余裕が持てずに子どもに感情をぶつけてしまうことは有ると思います。
だからもし、大人になって親であるあなたが今でも自分の気持ちや考え、感情をうまく言葉で表現できないと感じるなら、一人で抱え込まず、カウンセリングなどの専門的支援を受けることで、より早く前に進めるはずです。
一人で抱え込まず、専門家に助けを求めることは、勇気のいることです。
しかし、それによって、自分を守り、親子関係の改善にも大きな力となるはずです。
ぜひ、周囲のサポートを活用しながら、前に進んでいってください。
歩み続ければ必ず変化は訪れる
毒親連鎖を断ち切るプロセスには、時間も労力も必要です。しかし、その努力は必ず報われるはずです。
毒親連鎖を止めるためのプロセスは決して簡単ではありません。しかし、一歩一歩着実に歩を進めていけば、必ず光が見えてくるはずです。
人生とは、心の成長の旅路です。
その旅路の中で、時に辛く厳しい試練に見舞われることがあります。
毒親に育てられたというつらい経験も、まさにそうした試練の一つです。
確かに、毒親に育てられたことで、深い傷を負いました。
しかしその傷は、決して汚されたものではありません。
それは、あなたの強さと力強さを示す証なのです。苦しみに打ち勝った人にしか手に入らない、心の強さなのです。
子どもに対しても、同じ目線で向き合うことができるはずです。
子どもの力を信じてください。その力を讃え、見守ってあげてください。
子どもはきっと自身の選択によって幸せな人生を作り上げていくでしょう。
あなたが毒親から受けた心の傷は、決して無駄なものではありませんでした。
その痛みを通して、あなたは強さと愛を学び、成長する機会を得たのです。
辛い経験に新しい意味を見出すことで、考え方や意識とうのはいくらでも変化していきます。
だから悲観しないでください。かつてあなたが手に入れたかった幸せな人生を今からでも作っていくことはできるのです。
子どもとの関係においても、同様のことが言えるでしょう。
子育ての中で生じる軋轢や対立は、一見すると痛々しいものに見えるかもしれません。
しかし、そこにはあなたと子どもが互いに高め合う可能性が潜んでいるのです。
お互いに自立を目指し、子どもの人生を尊重し、認め合う心を育むことが大切です。
子どもの行動の根底にある真の気持ちを汲み取り、それに共感する努力をしてみてください。
すると親子の関係にも変化が訪れ、深い次元での理解が生まれていきます。
人生の旅路は厳しいものですが、その先に待つ景色は努力次第で輝かしいものになるはずです。
信じ抜き、歩み続けてください。
時にはうまくいかなくて苦しく感じるときもあるでしょう。
そんな時には助けを借りながら、心の支えを得ながらでもいいから、苦しい親子関係を解決できることを忘れないでいてください。
毒親の連鎖に終止符を打ち、世代を超えた癒しの輪が広がっていく。
その新たな流れの中心に、あなたがいてほしいと私は願っています。
ゆっくりと着実に、でも確かな歩みで、その輝かしい未来に向かって進んでいってください。
この旅路に寄り添い、あなたをサポートする存在がいることを忘れずに。
このコラムがあなたの力になれることを願っています。親子ともに幸せでありますように。
そして、毒親の連鎖に終止符を打ち、世代を超えた癒やしの輪が広がっていきますように。
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